ヤリスクロスは、2020年8月31日に発売された注目度の高いトヨタの新型コンパクトSUVです。
ヤリスがベースのSUVで、ヤリスと同様にトヨタのTNGAプラットフォームを採用しており、ヤリスの「軽快な走り」「先進の安全・安心技術」「低燃費」を受け継ぎながらも、SUVらしい居住性や荷室空間といったユーティリティ性能を有するバランスのよいプロポーションです。
そんなヤリスクロスが車中泊にも適しているのかどうかは気になるところですよね。
ヤリスクロスの走行性能
車中泊で旅する際には、クルマで日々長距離をドライブすることになりますから走行性能や燃費も重要です。
カタログ燃費
低燃費の「ヤリス」をベースにしているだけあって、燃費性能は優秀です。
ヤリスクロスはハイブリッド車もありますから、走行距離が多いのであれば、そちらを検討しましょう。
ハイブリッド(4WD): 28.1km/l
ガソリン車(2WD): 20.2km/l
ガソリン車(4WD): 18.2km/l
燃費はWLTCモードによる計測値です。
ヤリスクロスの安全性能
車中泊の旅では長時間、長距離を運転する機会が多いですから、その分事故の可能性も増えます。
最近は安全装備を標準装備したクルマが増えていますが、メーカーや車種により内容に違いがありますから、しっかり検討しましょう。
予防安全性能
最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を採用。
プリクラッシュセーフティ
低速から高速までの速度域で、ミリ波レーダーと単眼カメラが車両や歩行者などを検知、衝突の可能性がある場合には、警報で回避を促します。
さらに、交差点右折時に直進してくる対向車および右左折時に対向方向から横断してくる歩行者を検知、衝突回避または被害軽減もサポートします。
S-VSC(横風対応制御付)
トヨタ車として初採用。
高速走行中の強い横風を検知してS-VSCが作動。車線からの逸脱を抑制することで、安全な走りをサポートします。
衝突安全性能
SRSエアバッグ
前席乗員の頭や胸の上体に作用する衝撃力を分散・緩和させるSRSエアバッグを設定しています。
高強度骨格&高剛性ボディ
万が一の衝突時に備え、ボディ剛性と骨格を徹底的に鍛え上げ、衝突時のキャビンの変形を抑制。
ヤリスクロスの居住性
車中泊をする場合、居住性は最も重要な要素です。
広くてフラットな就寝スペースがないと、睡眠不足になったり体のあちこちが痛くて翌日の旅行を充分に楽しむことができません。
室内サイズとシートアレンジは充分検討しましょう。
室内サイズ
ボディサイズは、全長4180mm×全幅1765mm×全高1590mmと、ヤリスと比べると一回り大きい3ナンバーサイズとなっています。
室内サイズ 幅: 1,430mm
室内サイズ 高さ: 1,205mm
シートアレンジ
シートアレンジの特徴としては、トヨタのコンパクトSUVとして初採用の4:2:4分割可倒式リヤシートがあります。
車中泊の場合は、後部座席を全て前に倒してフラットにして使うことが多いですが、日常使いで長尺物を載せる時や4人掛けでひじ掛け・ドリンクホルダーを使いたい時には便利ですね。
ヤリスクロスの車中泊向け純正アクセサリ
車中泊で使えるメーカーオプションまたはディーラーオプションのヤリスクロス専用品をご紹介します。
純正品の場合は、市販品と比べて一般に高価になりますが、最近はディーラー以外でもネットで購入することが可能なので安いお店を探してみましょう。
その他の純正グッズ
ヤリスクロスのアクセサリーカタログは以下です。多くのオプションがあるので参考にして下さい。
ヤリスクロスの車中泊向けアフターマーケット品
車中泊で使える市販のヤリスクロス専用品をご紹介します。
市販品といっても車種毎の専用品ですのでサイズはちょうどよく、価格も純正品と比べてお手頃です。
市販クッションマット
車中泊の時に快適な睡眠を取るためのグッズとしては、ベッド以外にクッションマットがあります。クッショマットは、室内高の犠牲は小さくて済み、設置が容易で、使わないときは邪魔になりにくい点がメリットです。
ラブベッド
フルフラット化したシートの全面に敷く一枚ものの大きなクッションマットです。
くるマット
フルフラット化したシートの凹凸を上手く埋められるようシート形状に合わせて複数の座布団サイズのクッションマットを組み合わせて敷くタイプです。一人の場合は片側だけ敷く事ももちろん可能です。
市販ブラインドシェード
車外からの視線をブロックすることは、プライバシー保護対策、更には防犯対策になります。また、駐車場のクルマのライトや街灯の灯りをブロックすることは安眠する上でも重要です。
ブラインドシェードは、断熱性が高いため、夏は涼しく冬は温かいです。しかし、毎晩付け外しする必要があり、全ガラスに装着するのは面倒です。
フロントシェード
リアシェード
ShinShade(シンシェード)
クルマのサンバイザーアームに固定ロールアップ式のスクリーンなので、一度設置すれば運転の都度取り外しする手間が不要となります。停車時は、フロントガラスに沿ってサンシェードを下に引くだけ、数秒で設置完了です。運転開始時は、右端のスイッチを押すだけで、自動巻き上げでスピーディーに収納されます。
市販カーテン
車外からの視線をブロックすることは、プライバシー保護対策、更には防犯対策になります。また、駐車場のクルマのライトや街灯の灯りをブロックすることは安眠する上でも重要です。
遮光カーテンは付けっぱなしにできるため、車中泊のたびに取り付ける手間もなく簡単です。
間仕切りカーテン
市販ウィンドーバグネット
夏場の暑い季節に車中泊をする場合、風通しを良くするために窓を開けると蚊などの虫が社内に入ってきます。それを防ぐための車用の網戸がウィンドーバグネットです。日中に軽く昼寝する際にも遮光効果がありますのでお勧めです。
レーザーシェード
シェード(日除け)が主な役割ですが、網戸としての役割も持ちます。
市販ルーフネット
車中泊する際に意外と困るのが、荷物や小物の収納です。狭い社内で就寝スペースを確保するには、荷物の置き場所にもひと工夫が必要になります。ヘッドクリアランスの高いクルマの場合は天井周りのスペースを活用するためにルーフインナーバーやルーフネットを設置しましょう。
カーモック
ネットが二重で生地が丈夫、台紙フレーム付きだから型崩れしない、ポケット付きだから小物を収納できる、とメリットずくめです。
市販キャリア
車中泊する際に意外と困るのが、荷物や小物の収納です。狭い社内で就寝スペースを確保するには、荷物の置き場所にもひと工夫が必要になります。キャリアとルーフボックスやルーフラックを使って屋根の上のスペースを有効活用すれば、室内から余分な荷物は減って広い室内となります。
システムキャリア:THULE
バー品番: TH7111B
キット品番: THKIT6114
ルーフボックス:THULE Motion XT M
ルーフラック:THULE Trail M
その他の市販グッズ
シュラフ
車中泊をするうえで、最も重要なのは快適な睡眠をとることではないでしょうか。睡眠不足だと翌日のレジャーも楽しくありませんし、交通事故などの要因にもなりかねません。そのためのグッズとしては、ベッド以外にクッションマットがまず重要ですが、同じように重要なのが、シュラフです。
シュラフを選ぶ場合の最も重要な基準は保温力です。寒くて眠れなかったり、朝方に目を覚ましたりして寝不足が続くと、折角の旅行も辛い修行になってしまいます。
まず最初に一つ買うのであれば、車中泊に出る機会が多い春と秋に使える3シーズン用シュラフを買いましょう。
車中泊に慣れてきて年間を通して車中泊するようになったら冬用シュラフを買い足しましょう。真冬の深夜から明け方の気温では低体温症となる危険性がありますので、冬用のシュラフを買う際は、記載されている保温力を参考にして適切な対応温度のシュラフを購入しましょう。
夏用は3シーズン用をジッパーを開けて使うことで対応できるので買う必要性は低いですが、夏に頻繁に車中泊をするなら、夏用シュラフかインナーシュラフを購入しましょう。
ランタン
寝るまでの時間に、車内でまったりお酒をのんだり、スマホをいじったりする時には、バッテリー上がりの心配のある室内灯ではなくランタンの灯りを使いたいですね。特に室内ですと小型で場所を取らず、火を使わず安全なLEDランタンがあると便利です。
LEDランタンのおすすめメーカーは、ジェントス(GENTOS)です。キャンパーから絶大な支持を受けていて、売れ筋ランキングの上位を独占しています。
中でも「ジェントス エクスプローラー EX-AG334D」は、直径59mm、重さ約242gと小ぶりなので、ドリンクホルダーに入れたり、アシストグリップから吊り下げることもできて、狭い車内でも置き場所に困りません。
モバイルバッテリー機能を備えた2in1 LEDランタンですと寝ている間にスマホの充電も出来ますし、災害時・停電時の対策としても一つあると安心です。
「ジェントス EX-964DL」は、手回し充電機能がついた「防災仕様」モデルです。
更にBluetoothスピーカーまで付いた3in1 LEDランタンですと好きな音楽を聴きながらゆっくりできます。
キャンプでの利用をメインに想定しているようですが、車中泊でも最強だと思いませんか?
昼間のドライブ中にシガーソケットから充電しておいて、夜は明るい車内で好きな音楽き、更に寝ている間にスマホの充電も出来るんですよ。バッテリーが減れば翌日の昼間に充電出来るので、安心してガンガン使えます。
バッテリー
長期間の車中泊旅をする際は、スマホやカメラ、パソコンなどの家電品の電源を確保する必要があります。
もしモバイルバッテリーを持っていないのであれば、日常での利用とも共有できるので、是非一つ購入しましょう。バックに入れて持ち運べば、スマホやタブレットの電池切れの時にも充電できますよ。
AC出力付モバイルバッテリーがあると、車中泊やキャンプで家庭用電化製品を使うための電源を確保出来ますし、少し大きくて重いですがカバンに入れて普段持ち運んで使用することも可能です。
車中泊用にクルマに積んで使う用途がメインであればポータブルバッテリーをおすすめします。ポータブルバッテリーはバッテリー容量が大きく、本体の充電方式は、AC電源、DC電源、ソーラーに対応しています。更に地震などの万が一の備えの防災用品としても重宝します。
クルマのバッテリー上がり時にはエンジンをかけるためのジャンプスターターとしても使えるモバイルバッテリーもあります。クルマのバッテリー上がりが気になる方はこちらの製品も検討してみて下さい。
シガーソケットからの充電
日中のドライブ時に、シガーソケットからスマホやタブレット、モバイルバッテリーなどのUSB機器や、USB Type-Cを搭載したノートPC等に充電するカーチャージャーです。
シガーソケットのDC12Vを家電品で使用されているAC100Vに変換するインバーターがあれば、クルマのシガーソケットの電源で家電が使えます。
あると便利なグッズ
車内でお湯を沸かすための湯沸かしグッズがあると、コーヒーを飲んだり、インスタントラーメンを食べたり、湯たんぽに使用したりできて本当に便利です。
車載用冷蔵庫があれば、夜に車中泊地に移動してからキンキンに冷えたビールを飲めます。
クーラーボックス・クーラーバッグであれば、保冷力は下がりますが、電源不要ですし、クーラーバッグなら使用していないときは折り畳むこともできます。
ヤリスクロスの購入を検討されている方へ
高級感ある小型SUVヤリスクロスは車中泊にもおすすめの一台です。
ヤリスクロスの新車購入相場
ヤリスクロスは発表されたところですので、値引きは厳しいと思いますが、ライバルとなる
マツダCX-3、日産キックス、ホンダヴェゼルを引き合いに商談してみてはいかがでしょうか?
トヨタ店/トヨペット店/トヨタカローラ店/ネッツトヨタ店のいずれでも購入できるのでトヨタディーラー同士で比較してみる手もあります。
中古車購入相場
今お持ちのクルマの買取相場
買い替えであれば、今のクルマの買取価格を事前に調査し、高いところで買い取ってもらうか、買取相場を考慮して価格交渉しましょう。
買取価格は、無料で簡単に調査できます。煩わしい営業電話の心配も無し。
詳しくは、クルマの上手な乗り換えテクニックで説明しています。
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