ムーヴキャンバスは、ダイハツ工業が製造・販売するムーヴシリーズの軽トールワゴンです。
ムーヴシリーズで初のスライドドアを採用し、若年の女性ユーザーのみならず、幅広い世代で使いやすく、デザイン性と機能性を両立してします。
2022年にモデルチェンジした代目では「ストライプス」と「セオリー」の2本立て構成となりました。初代モデルには設定されていなかったターボ車が新たに設定されました。
そんなムーヴキャンバス(LA850/860S型)が車中泊にも適しているのかどうかは気になるところですよね。
ムーヴキャンバスの走行性能
車中泊で旅する際には、クルマで日々長距離をドライブすることになりますから走行性能や燃費も重要です。
カタログ燃費
エンジンやトランスミッション等のパワートレインのユニットを最新化するとともに、車体を軽量化。エンジン制御も改良し、燃料消費率を向上したことで、2WD車は「2030年度燃費基準80%達成」に、4WD車は「同70%達成」に向上しました。
ガソリン車(4WD): 24.5 – 24.7km/l
WLTCモードでの計測値です。
ムーヴキャンバスの安全性能
車中泊の旅では長時間、長距離を運転する機会が多いですから、その分事故の可能性も増えます。
最近は安全装備を標準装備したクルマが増えていますが、メーカーや車種により内容に違いがありますから、しっかり検討しましょう。
予防安全性能
「スマアシ」は次世代型となり、衝突警報機能や衝突回避支援ブレーキ機能が夜間歩行者や追従二輪車の検知に対応しました。誤発進抑制機能がブレーキ制御付に強化され、ACC(アダプティブクルーズコントロール)が新たに採用されました。
衝突警報機能・衝突回避⽀援ブレーキ機能
⾛⾏中に前⽅の⾞両(⼆輪⾞、⾃転⾞を含む)、歩⾏者(昼夜対応)を認識し、衝突の危険性があると判断した場合にドライバーへ注意喚起。さらに危険性が⾼まった場合には緊急ブレーキで減速。衝突の回避や、衝突時の被害軽減に寄与します。
ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前⽅‧後⽅)
約10km/h以下で障害物を認識後、踏み間違い(アクセルペダルを強く踏み込んだ場合)を判定してエンジン出⼒を抑制し、ブザー⾳とメーター内表⽰で警告。さらに、障害物に衝突する危険性があるとシステムが判断するとブレーキ制御が作動します。
全⾞速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)
⾛⾏中に先⾏⾞の様⼦を検知しながら、設定した⾞速の範囲内で先⾏⾞との距離のキープを⽀援します。
疲れにくく、⻑距離運転中の渋滞なども快適に運転できます。
衝突安全性能
SRSエアバッグ
6つのエアバッグにより前からの強い衝撃時に、乗員の頭部、胸部への重⼤な傷害を軽減するだけでなく、⾞両側⽅からの衝撃も緩和します。
ムーヴキャンバスの居住性
車中泊をする場合、居住性は最も重要な要素です。
広くてフラットな就寝スペースがないと、睡眠不足になったり体のあちこちが痛くて翌日の旅行を充分に楽しむことができません。
室内サイズとシートアレンジは充分検討しましょう。
室内サイズ
室内空間が拡大したことで、使い勝手もさらに向上しています。
室内サイズ 幅: 1,345mm
室内サイズ 高さ: 1,275mm
室内長は、初代の2115mmに対し、新型では2180mmへと拡大しています。
シートアレンジ
前席のヘッドレストを外し、シート位置をスライドし調整して後席とすき間なく倒すと、簡易ベッドが出来上がります。
ただし、後席のシートの背もたれを倒しても、後部のバックドアに当たってしまう為、完全に倒すことはできません。また、シートは左右に凹凸や曲面があるため完全にフラットにはなりません。
ムーヴキャンバスの車中泊向け純正アクセサリ
車中泊で使えるメーカーオプションまたはディーラーオプションのムーヴキャンバス専用品をご紹介します。
純正品の場合は、市販品と比べて一般に高価になりますが、最近はディーラー以外でもネットで購入することが可能なので安いお店を探してみましょう。
純正キャリア
車中泊する際に意外と困るのが、荷物や小物の収納です。狭い社内で就寝スペースを確保するには、荷物の置き場所にもひと工夫が必要になります。キャリアとルーフボックスやルーフラックを使って屋根の上のスペースを有効活用すれば、室内から余分な荷物は減って広い室内となります。
ルーフキャリア クラシックタイプ
システムベース
その他の純正グッズ
ムーヴキャンバスのアクセサリーカタログは以下です。多くのオプションがあるので参考にして下さい。
⇒ダイハツ公式のムーヴキャンバスのアクセサリーカタログはコチラ
ムーヴキャンバスの車中泊向けアフターマーケット品
車中泊で使える市販のムーヴキャンバス専用品をご紹介します。
市販品といっても車種毎の専用品ですのでサイズはちょうどよく、価格も純正品と比べてお手頃です。
市販クッションマット
車中泊の時に快適な睡眠を取るためのグッズとしては、ベッド以外にクッションマットがあります。クッショマットは、室内高の犠牲は小さくて済み、設置が容易で、使わないときは邪魔になりにくい点がメリットです。
車中泊ベッドキット シート上エアマット
付属のポンプで空気を入れるだけで簡単に組立てが出来るベッドキットです。コンパクトで持ち運びラクラク。専用ボストンバッグに収納してトランクスペースに常時収納しておくことも可能です。
くるマット
フルフラット化したシートの凹凸を上手く埋められるようシート形状に合わせて複数の座布団サイズのクッションマットを組み合わせて敷くタイプです。一人の場合は片側だけ敷く事ももちろん可能です。
市販ブラインドシェード
車外からの視線をブロックすることは、プライバシー保護対策、更には防犯対策になります。また、駐車場のクルマのライトや街灯の灯りをブロックすることは安眠する上でも重要です。
ブラインドシェードは、断熱性が高いため、夏は涼しく冬は温かいです。しかし、毎晩付け外しする必要があり、全ガラスに装着するのは面倒です。
フロントシェード
リアシェード
市販ウィンドーバグネット
夏場の暑い季節に車中泊をする場合、風通しを良くするために窓を開けると蚊などの虫が社内に入ってきます。それを防ぐための車用の網戸がウィンドーバグネットです。日中に軽く昼寝する際にも遮光効果がありますのでお勧めです。
リアウィンドーバグネット
2列目シート用の2枚組です。
市販キャリア
車中泊する際に意外と困るのが、荷物や小物の収納です。狭い社内で就寝スペースを確保するには、荷物の置き場所にもひと工夫が必要になります。キャリアとルーフボックスやルーフラックを使って屋根の上のスペースを有効活用すれば、室内から余分な荷物は減って広い室内となります。
システムキャリア:INNO/イノー キャリア
バー品番: XB108
キット品番: XS201
ルーフボックス:INNO ルーフボックス 320
ルーフラック:INNO エアロラックシェイパー 80
その他の市販グッズ
シュラフ
車中泊をするうえで、最も重要なのは快適な睡眠をとることではないでしょうか。睡眠不足だと翌日のレジャーも楽しくありませんし、交通事故などの要因にもなりかねません。そのためのグッズとしては、ベッド以外にクッションマットがまず重要ですが、同じように重要なのが、シュラフです。
シュラフを選ぶ場合の最も重要な基準は保温力です。寒くて眠れなかったり、朝方に目を覚ましたりして寝不足が続くと、折角の旅行も辛い修行になってしまいます。
まず最初に一つ買うのであれば、車中泊に出る機会が多い春と秋に使える3シーズン用シュラフを買いましょう。
車中泊に慣れてきて年間を通して車中泊するようになったら冬用シュラフを買い足しましょう。真冬の深夜から明け方の気温では低体温症となる危険性がありますので、冬用のシュラフを買う際は、記載されている保温力を参考にして適切な対応温度のシュラフを購入しましょう。
夏用は3シーズン用をジッパーを開けて使うことで対応できるので買う必要性は低いですが、夏に頻繁に車中泊をするなら、夏用シュラフかインナーシュラフを購入しましょう。
ランタン
寝るまでの時間に、車内でまったりお酒をのんだり、スマホをいじったりする時には、バッテリー上がりの心配のある室内灯ではなくランタンの灯りを使いたいですね。特に室内ですと小型で場所を取らず、火を使わず安全なLEDランタンがあると便利です。
LEDランタンのおすすめメーカーは、ジェントス(GENTOS)です。キャンパーから絶大な支持を受けていて、売れ筋ランキングの上位を独占しています。
中でも「ジェントス エクスプローラー EX-AG334D」は、直径59mm、重さ約242gと小ぶりなので、ドリンクホルダーに入れたり、アシストグリップから吊り下げることもできて、狭い車内でも置き場所に困りません。
モバイルバッテリー機能を備えた2in1 LEDランタンですと寝ている間にスマホの充電も出来ますし、災害時・停電時の対策としても一つあると安心です。
「ジェントス EX-964DL」は、手回し充電機能がついた「防災仕様」モデルです。
更にBluetoothスピーカーまで付いた3in1 LEDランタンですと好きな音楽を聴きながらゆっくりできます。
キャンプでの利用をメインに想定しているようですが、車中泊でも最強だと思いませんか?
昼間のドライブ中にシガーソケットから充電しておいて、夜は明るい車内で好きな音楽き、更に寝ている間にスマホの充電も出来るんですよ。バッテリーが減れば翌日の昼間に充電出来るので、安心してガンガン使えます。
バッテリー
長期間の車中泊旅をする際は、スマホやカメラ、パソコンなどの家電品の電源を確保する必要があります。
もしモバイルバッテリーを持っていないのであれば、日常での利用とも共有できるので、是非一つ購入しましょう。バックに入れて持ち運べば、スマホやタブレットの電池切れの時にも充電できますよ。
AC出力付モバイルバッテリーがあると、車中泊やキャンプで家庭用電化製品を使うための電源を確保出来ますし、少し大きくて重いですがカバンに入れて普段持ち運んで使用することも可能です。
車中泊用にクルマに積んで使う用途がメインであればポータブルバッテリーをおすすめします。ポータブルバッテリーはバッテリー容量が大きく、本体の充電方式は、AC電源、DC電源、ソーラーに対応しています。更に地震などの万が一の備えの防災用品としても重宝します。
クルマのバッテリー上がり時にはエンジンをかけるためのジャンプスターターとしても使えるモバイルバッテリーもあります。クルマのバッテリー上がりが気になる方はこちらの製品も検討してみて下さい。
シガーソケットからの充電
日中のドライブ時に、シガーソケットからスマホやタブレット、モバイルバッテリーなどのUSB機器や、USB Type-Cを搭載したノートPC等に充電するカーチャージャーです。
シガーソケットのDC12Vを家電品で使用されているAC100Vに変換するインバーターがあれば、クルマのシガーソケットの電源で家電が使えます。
あると便利なグッズ
車内でお湯を沸かすための湯沸かしグッズがあると、コーヒーを飲んだり、インスタントラーメンを食べたり、湯たんぽに使用したりできて本当に便利です。
車載用冷蔵庫があれば、夜に車中泊地に移動してからキンキンに冷えたビールを飲めます。
クーラーボックス・クーラーバッグであれば、保冷力は下がりますが、電源不要ですし、クーラーバッグなら使用していないときは折り畳むこともできます。
ダイハツ ムーヴキャンバスの購入を検討されている方へ
ダイハツ ムーヴキャンバスの新車購入相場
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中古車購入相場
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