本記事は、2020年10月にマイナーモデルチェンジする前の初代レヴォーグ(VM型, 2014年4月~2020年10月)に関する情報を掲載しています。
レヴォーグ(LEVORG)は、SUBARUが製造・販売するステーションワゴンで、2014年に発売されました。
基本設計は4代目「インプレッサ」をベースとし、広い車内とスポーティな走行性を兼ね備えた人気の車種として誕生しました。
ミニバン全盛期の日本自動車市場において、スバルはツーリングワゴンを作り続けていますし、そのスバルの大ヒット車であるレガシーツーリングワゴンの後継に位置付けられるのがレヴォーグです。
そんなレヴォーグ(VM型)が車中泊にも適しているのかどうかは気になるところですよね。
\おすすめ!/
キャンピングカーではなく普段使いのクルマで快適な車中泊をする上では、何もかもクルマの中で実現しようとは考えずに、食事はレストランでの外食、風呂は日帰りの温泉施設を利用と割り切ってしまい、クルマはベッドスペースとして利用することを主体に考えることをおすすめします。ベッドスペースとして利用することを考えた際の車中泊に適したクルマと、車種毎のおすすめクッション、シェード、カーテンなどの装備をご紹介します。ミニバンミニバンは、前席はそのままで2列目以降のシートアレンジにより大人二人+小さな子供一人程度... 【クルマ】車中泊をEnjoyするための車種毎のオススメ装備 - 車中泊ステーション |
レヴォーグの走行性能
車中泊で旅する際には、クルマで日々長距離をドライブすることになりますから走行性能や燃費も重要です。
カタログ燃費
水平対向ターボエンジンは、燃費はいまひとつというイメージがありましたが、レヴォーグの1.6L、2.0Lの両モデルは燃費が良いといえるのではないでしょうか。
ガソリン車(2.0L): 13.2km/l
レヴォーグの安全性能
車中泊の旅では長時間、長距離を運転する機会が多いですから、その分事故の可能性も増えます。
最近は安全装備を標準装備したクルマが増えていますが、メーカーや車種により内容に違いがありますから、しっかり検討しましょう。
予防安全性能
自動ブレーキで衝突を避ける
プリクラッシュブレーキ
衝突の危険があるとシステムが判断した場合、ドライバーに注意を喚起。回避操作がない場合はブレーキ制御を行い、自動的に減速または停止します。
バックの時の衝突を避ける
後退時自動ブレーキシステム
後退時、車体後部に装着されたソナーセンサーが障害物を検知。衝突の可能性がある場合は、警報音と警告表示で、段階的に注意を喚起します。
誤操作による急な飛び出しを防ぐ
AT誤発進抑制制御 & AT誤後進抑制制御
駐車スペースから出る時などの、シフトレバーやペダルの誤操作による急な飛び出しを抑制。
前のクルマについていく
全車速追従機能付クルーズコントロール
高速道路や自動車専用道路で、0km/h〜約120km/hの幅広い車速域で先行車に追従走行。
車線からはみ出しにくくする
車線逸脱抑制
ステレオカメラで走行車線両側の区画線を認識。自動車専用道路などを約60km/h以上で走行している場合、車線からはみ出しそうになるとステアリング操作のアシストを行い、車線からの逸脱を抑制。
衝突安全性能
衝突安全ボディ
キャビンを強固なピラーやフレーム類で囲むように結合し、衝突によるキャビンの変形防止を目指した「新環状力骨構造ボディ」をベースに、レヴォーグはその衝突安全性能をさらに強化。高張力鋼板を積極的に採用することで、高強度化と軽量化を両立させています。
7つのエアバッグ
デュアルSRSエアバッグはもちろん、側面衝突時に乗員を保護するためのSRSサイドエアバッグ+SRSカーテンエアバッグを標準装備。それに加え、前面衝突時に下肢へのダメージを軽減する運転席SRSニーエアバッグも採用しました。
レヴォーグの居住性
車中泊をする場合、居住性は最も重要な要素です。
広くてフラットな就寝スペースがないと、睡眠不足になったり体のあちこちが痛くて翌日の旅行を充分に楽しむことができません。
室内サイズとシートアレンジは充分検討しましょう。
室内サイズ
室内サイズ 幅: 1490mm
室内サイズ 高さ: 1205mm
シートアレンジ
2列目シートを前に倒すと、1632mm × 1080mmのフラットスペースとなります。小柄な人であれば十分眠れますし、背の高い人の場合でも一人なら斜めに使って寝ることができます。
サンルーフ
メーカーオプションのサンルーフを付ければ、車中泊した翌朝は太陽光で気持ちよく目が覚めそうです。
レヴォーグの理想のベッドスペース
レヴォーグのようなステーションワゴンは、前席はそのままで2列目以降のシートアレンジにより広いベッドスペースを確保できます。
ベッドやクッションマット
ベッドやクッションマットを使って、充分に睡眠が取れて、前日の体の疲れが取れるようにすることは、車中泊の旅を充分に楽しむ上でとても重要です。
ステーションワゴンは、室内の高さがあまり無いのでベッドを組むのではなくクッショマットをオススメします。ベッドのように床下を収納スペース代わりに使用することはできませんが、室内高の犠牲は小さくて済み、設置が容易で、使わないときは邪魔になりにくい点がメリットです。
市販品はありませんが、ベッドを自作することもできます。
ネットで検索すると様々な車種で自作されている事例が見つかりますし、私自身も自作しています。
カーテンやブラインドシェード
カーテンやブラインドシェードを使って、車外からの視線・街灯の灯りをブロックする対策は防犯・安眠の点で非常に重要です。
レヴォーグのようにベッドスペースを後部座席のみで確保できる車種は、前席と後席の間をカーテンで仕切るのがおすすめですが、カーテンが市販されていませんので社内の窓ガラス全てを覆うパターンになります。
カーテンかブラインドシェードかは、好みの問題ですが、ブラインドシェードは、断熱性が高いため、夏は涼しく冬は温かいのでオススメです。
レヴォーグの車中泊向けアフターマーケット品
車中泊で使える市販のレヴォーグ専用品をご紹介します。
市販品といっても車種毎の専用品ですのでサイズはちょうどよく、価格も純正品と比べてお手頃です。
市販ベッド
車中泊の時に快適な睡眠を取るためのベストの解決策は、ベッドです。ベッドはグラつかず安定するので、熟睡する事ができますし、寝るまでの時間を車内で過ごすときも床面のクッション性が良すぎない方が過ごしやすいです。
ラゲッジフラットブロック
後席を前に倒すシートアレンジを行い、運転席との間のスペースをラゲッジフラットブロックで埋めれば、長さ2075mm程度のフルフラットスペースとなります。
市販クッションマット
車中泊の時に快適な睡眠を取るためのグッズとしては、ベッド以外にクッションマットがあります。クッショマットは、室内高の犠牲は小さくて済み、設置が容易で、使わないときは邪魔になりにくい点がメリットです。
ラブベッド
フルフラット化したシートの全面に敷く一枚ものの大きなクッションマットです。
後席を前に倒すシートアレンジを行えば、1670mm × 1300mm程度のフルフラットスペースとなります。
くるマット
フルフラット化したシートの凹凸を上手く埋められるようシート形状に合わせて複数の座布団サイズのクッションマットを組み合わせて敷くタイプです。一人の場合は片側だけ敷く事ももちろん可能です。
市販ブラインドシェード
車外からの視線をブロックすることは、プライバシー保護対策、更には防犯対策になります。また、駐車場のクルマのライトや街灯の灯りをブロックすることは安眠する上でも重要です。
ブラインドシェードは、断熱性が高いため、夏は涼しく冬は温かいです。しかし、毎晩付け外しする必要があり、全ガラスに装着するのは面倒です。
フロントシェード
リアシェード
市販ウィンドーバグネット
夏場の暑い季節に車中泊をする場合、風通しを良くするために窓を開けると蚊などの虫が社内に入ってきます。それを防ぐための車用の網戸がウィンドーバグネットです。日中に軽く昼寝する際にも遮光効果がありますのでお勧めです。
リアウィンドーバグネット
2列目シート用の2枚組です。
市販ルーフネット
車中泊する際に意外と困るのが、荷物や小物の収納です。狭い社内で就寝スペースを確保するには、荷物の置き場所にもひと工夫が必要になります。ヘッドクリアランスの高いクルマの場合は天井周りのスペースを活用するためにルーフインナーバーやルーフネットを設置しましょう。
カーモック
ネットが二重で生地が丈夫、台紙フレーム付きだから型崩れしない、ポケット付きだから小物を収納できる、とメリットずくめです。
市販キャリア
車中泊する際に意外と困るのが、荷物や小物の収納です。狭い社内で就寝スペースを確保するには、荷物の置き場所にもひと工夫が必要になります。キャリアとルーフボックスやルーフラックを使って屋根の上のスペースを有効活用すれば、室内から余分な荷物は減って広い室内となります。
システムキャリア:THULE
キット品番: 3131
ルーフボックス:THULE Dynamic M
ルーフラック:THULE Trail L
その他の市販グッズ
シュラフ
車中泊をするうえで、最も重要なのは快適な睡眠をとることではないでしょうか。睡眠不足だと翌日のレジャーも楽しくありませんし、交通事故などの要因にもなりかねません。そのためのグッズとしては、ベッド以外にクッションマットがまず重要ですが、同じように重要なのが、シュラフです。
シュラフを選ぶ場合の最も重要な基準は保温力です。寒くて眠れなかったり、朝方に目を覚ましたりして寝不足が続くと、折角の旅行も辛い修行になってしまいます。
まず最初に一つ買うのであれば、車中泊に出る機会が多い春と秋に使える3シーズン用シュラフを買いましょう。
車中泊に慣れてきて年間を通して車中泊するようになったら冬用シュラフを買い足しましょう。真冬の深夜から明け方の気温では低体温症となる危険性がありますので、冬用のシュラフを買う際は、記載されている保温力を参考にして適切な対応温度のシュラフを購入しましょう。
夏用は3シーズン用をジッパーを開けて使うことで対応できるので買う必要性は低いですが、夏に頻繁に車中泊をするなら、夏用シュラフかインナーシュラフを購入しましょう。
ランタン
寝るまでの時間に、車内でまったりお酒をのんだり、スマホをいじったりする時には、バッテリー上がりの心配のある室内灯ではなくランタンの灯りを使いたいですね。特に室内ですと小型で場所を取らず、火を使わず安全なLEDランタンがあると便利です。
LEDランタンのおすすめメーカーは、ジェントス(GENTOS)です。キャンパーから絶大な支持を受けていて、売れ筋ランキングの上位を独占しています。
中でも「ジェントス エクスプローラー EX-AG334D」は、直径59mm、重さ約242gと小ぶりなので、ドリンクホルダーに入れたり、アシストグリップから吊り下げることもできて、狭い車内でも置き場所に困りません。
モバイルバッテリー機能を備えた2in1 LEDランタンですと寝ている間にスマホの充電も出来ますし、災害時・停電時の対策としても一つあると安心です。
「ジェントス EX-964DL」は、手回し充電機能がついた「防災仕様」モデルです。
更にBluetoothスピーカーまで付いた3in1 LEDランタンですと好きな音楽を聴きながらゆっくりできます。
キャンプでの利用をメインに想定しているようですが、車中泊でも最強だと思いませんか?
昼間のドライブ中にシガーソケットから充電しておいて、夜は明るい車内で好きな音楽き、更に寝ている間にスマホの充電も出来るんですよ。バッテリーが減れば翌日の昼間に充電出来るので、安心してガンガン使えます。
バッテリー
長期間の車中泊旅をする際は、スマホやカメラ、パソコンなどの家電品の電源を確保する必要があります。
もしモバイルバッテリーを持っていないのであれば、日常での利用とも共有できるので、是非一つ購入しましょう。バックに入れて持ち運べば、スマホやタブレットの電池切れの時にも充電できますよ。
AC出力付モバイルバッテリーがあると、車中泊やキャンプで家庭用電化製品を使うための電源を確保出来ますし、少し大きくて重いですがカバンに入れて普段持ち運んで使用することも可能です。
車中泊用にクルマに積んで使う用途がメインであればポータブルバッテリーをおすすめします。ポータブルバッテリーはバッテリー容量が大きく、本体の充電方式は、AC電源、DC電源、ソーラーに対応しています。更に地震などの万が一の備えの防災用品としても重宝します。
クルマのバッテリー上がり時にはエンジンをかけるためのジャンプスターターとしても使えるモバイルバッテリーもあります。クルマのバッテリー上がりが気になる方はこちらの製品も検討してみて下さい。
シガーソケットからの充電
日中のドライブ時に、シガーソケットからスマホやタブレット、モバイルバッテリーなどのUSB機器や、USB Type-Cを搭載したノートPC等に充電するカーチャージャーです。
シガーソケットのDC12Vを家電品で使用されているAC100Vに変換するインバーターがあれば、クルマのシガーソケットの電源で家電が使えます。
あると便利なグッズ
車内でお湯を沸かすための湯沸かしグッズがあると、コーヒーを飲んだり、インスタントラーメンを食べたり、湯たんぽに使用したりできて本当に便利です。
車載用冷蔵庫があれば、夜に車中泊地に移動してからキンキンに冷えたビールを飲めます。
クーラーボックス・クーラーバッグであれば、保冷力は下がりますが、電源不要ですし、クーラーバッグなら使用していないときは折り畳むこともできます。
レヴォーグの購入を検討されている方へ
レヴォーグは、就寝スペースの広さを考えると、一人か二人での車中泊に限定されるかと思います。走りを楽しむクルマなので、ドライブも車中泊も楽しみたい人には良い選択肢ではないでしょうか。
レヴォーグの新車購入相場
マツダのアテンザワゴンやトヨタのカローラフィールダーがライバルになりますのでうまく競合させて値引きを引き出しましょう。
また、同じスバル車ですが、インプレッサは完成度の高さの割には割安感がありますので引き合いに出して値引き材料とする手もあります。
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中古車購入相場
今お持ちのクルマの買取相場
買い替えであれば、今のクルマの買取価格を事前に調査し、高いところで買い取ってもらうか、買取相場を考慮して価格交渉しましょう。
買取価格は、無料で簡単に調査できます。煩わしい営業電話の心配も無し。
詳しくは、クルマの上手な乗り換えテクニックで説明しています。
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