ハリアーは、トヨタのSUVで、2020年6月に、通算4代目となる新型ハリアーが発表されました。
先代の3代目ハリアー(60系/65系)とはデザイン面で大きな変化はなくキープコンセプトで、SUVクーペ的ニュアンスが強い都会的でスタイリッシュなイメージのままです。ボディサイズも従来の3代目を踏襲していますが、エンジン、ハイブリッドシステム、プラットフォーム等はRAV4と共通の「GA-Kプラットフォーム」を採用し、走行性能と乗り心地が向上しています。
更にはコストパフォーマンスの高さも優れており、より2リッターFFモデルが299万円からという衝撃プライスも大きな話題となっています。
そんなハリアー(80系/85系)が車中泊にも適しているのかどうかは気になるところですよね。
\おすすめ!/
キャンピングカーではなく普段使いのクルマで快適な車中泊をする上では、何もかもクルマの中で実現しようとは考えずに、食事はレストランでの外食、風呂は日帰りの温泉施設を利用と割り切ってしまい、クルマはベッドスペースとして利用することを主体に考えることをおすすめします。ベッドスペースとして利用することを考えた際の車中泊に適したクルマと、車種毎のおすすめクッション、シェード、カーテンなどの装備をご紹介します。ミニバンミニバンは、前席はそのままで2列目以降のシートアレンジにより大人二人+小さな子供一人程度... 【クルマ】車中泊をEnjoyするための車種毎のオススメ装備 - 車中泊ステーション |
ハリアーの走行性能
車中泊で旅する際には、クルマで日々長距離をドライブすることになりますから走行性能や燃費も重要です。
カタログ燃費
ミドルサイズSUVとしてはなかなか良い燃費です。ハイオク仕様ではなくガソリン仕様なのもいいですね。
ハリアーはハイブリッド車もありますから、走行距離が多いのであれば、そちらを検討しましょう。
ハイブリッド(4WD): 21.6km/l
ガソリン車(2WD): 15.4km/l
ガソリン車(4WD): 14.7km/l
WLTCモードの燃費です。
ハリアーの安全性能
車中泊の旅では長時間、長距離を運転する機会が多いですから、その分事故の可能性も増えます。
最近は安全装備を標準装備したクルマが増えていますが、メーカーや車種により内容に違いがありますから、しっかり検討しましょう。
予防安全性能
新型ハリアーには、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」が搭載されています。
衝突被害軽減ブレーキの「プリクラッシュセーフティ」は第二世代となり、対歩行者が昼夜対応、自転車は昼間対応となっています。車線維持機能の「レーントレーシングアシスト」は、渋滞などで白線などが見えない場合や見えにくい場合でも先行車に追従します。「アダプティブクルーズコントロール」は、全車速追従機能付です。
デジタルインナーミラーにはトヨタ車で初採用となる前方カメラとデジタルインナーミラー用後方カメラが捉えた走行中の映像をSDメモリーカードに録画する前後方録画機能が新たに搭載された。
新型ハリアーに新たに搭載された「デジタルインナーミラー」には、前方カメラと後方カメラが捉えた走行中の映像をSDメモリーカードに録画する機能が新たに搭載されており、ドライブレコーダーとしても使えるのではないかと言われています。
衝突安全性能
前席乗員を守るSRSエアバッグや後席乗員を守るSRSカーテンシールドエアバッグなど、合計7つのエアバッグを設定しています。
歩行者傷害軽減ボディとして、万一の対人事故に備えて、歩行者の頭部や脚部への衝撃を緩和する構造を採用しています。
ハリアーの居住性
車中泊をする場合、居住性は最も重要な要素です。
広くてフラットな就寝スペースがないと、睡眠不足になったり体のあちこちが痛くて翌日の旅行を充分に楽しむことができません。
室内サイズとシートアレンジは充分検討しましょう。
室内サイズ
3代目ハリアーと比べるとボディサイズは全長が15mm長く、車幅は20mm広く、ホイールベースは30mm長く、全体的にひと回り大きくなっているのに対し、室内サイズは残念ながら長さと高さが少し小さくなっています。
室内サイズ 幅: 1,520mm
室内サイズ 高さ: 1,215mm
シートアレンジ
2列目の6:4分割可倒式リヤシートを前に倒すと、大人二人が寝られるだけのスペースはありそうです。リアシートからトランクルーム方向に傾斜がありますが、リアシート側を頭にすれば、問題なく寝られる程度の傾斜です。
サンルーフ
メーカーオプションのサンルーフは、「トヨタ初採用」として注目されるのが「調光パノラマルーフ」です。開閉可能なサンルーフですが、調光機能のあるガラスが用いられており、調光時には障子越しのような光を実現します。
ハリアーの車中泊向け純正アクセサリ
車中泊で使えるメーカーオプションまたはディーラーオプションのハリアー専用品をご紹介します。
純正品の場合は、市販品と比べて一般に高価になりますが、最近はディーラー以外でもネットで購入することが可能なので安いお店を探してみましょう。
その他の純正グッズ
ハリアーのアクセサリーカタログは以下です。多くのオプションがあるので参考にして下さい。
ハリアーの車中泊向けアフターマーケット品
車中泊で使える市販のハリアー専用品をご紹介します。
市販品といっても車種毎の専用品ですのでサイズはちょうどよく、価格も純正品と比べてお手頃です。
市販クッションマット
車中泊の時に快適な睡眠を取るためのグッズとしては、ベッド以外にクッションマットがあります。クッショマットは、室内高の犠牲は小さくて済み、設置が容易で、使わないときは邪魔になりにくい点がメリットです。
ラブベッド
フルフラット化したシートの全面に敷く一枚ものの大きなクッションマットです。
市販ブラインドシェード
車外からの視線をブロックすることは、プライバシー保護対策、更には防犯対策になります。また、駐車場のクルマのライトや街灯の灯りをブロックすることは安眠する上でも重要です。
ブラインドシェードは、断熱性が高いため、夏は涼しく冬は温かいです。しかし、毎晩付け外しする必要があり、全ガラスに装着するのは面倒です。
フロントシェード
リアシェード
ShinShade(シンシェード)
クルマのサンバイザーアームに固定ロールアップ式のスクリーンなので、一度設置すれば運転の都度取り外しする手間が不要となります。停車時は、フロントガラスに沿ってサンシェードを下に引くだけ、数秒で設置完了です。運転開始時は、右端のスイッチを押すだけで、自動巻き上げでスピーディーに収納されます。
市販カーテン
車外からの視線をブロックすることは、プライバシー保護対策、更には防犯対策になります。また、駐車場のクルマのライトや街灯の灯りをブロックすることは安眠する上でも重要です。
遮光カーテンは付けっぱなしにできるため、車中泊のたびに取り付ける手間もなく簡単です。
間仕切りカーテン
市販ルーフネット
車中泊する際に意外と困るのが、荷物や小物の収納です。狭い社内で就寝スペースを確保するには、荷物の置き場所にもひと工夫が必要になります。ヘッドクリアランスの高いクルマの場合は天井周りのスペースを活用するためにルーフインナーバーやルーフネットを設置しましょう。
カーモック
ネットが二重で生地が丈夫、台紙フレーム付きだから型崩れしない、ポケット付きだから小物を収納できる、とメリットずくめです。
市販キャリア
車中泊する際に意外と困るのが、荷物や小物の収納です。狭い社内で就寝スペースを確保するには、荷物の置き場所にもひと工夫が必要になります。キャリアとルーフボックスやルーフラックを使って屋根の上のスペースを有効活用すれば、室内から余分な荷物は減って広い室内となります。
システムキャリア:TERZO
バー品番: EB108A&EB100A
キット品番: EH452
ルーフボックス:TERZO シンメトリック エアロ
ルーフラック:TERZO ルーフバスケットラック
その他の市販グッズ
シュラフ
車中泊をするうえで、最も重要なのは快適な睡眠をとることではないでしょうか。睡眠不足だと翌日のレジャーも楽しくありませんし、交通事故などの要因にもなりかねません。そのためのグッズとしては、ベッド以外にクッションマットがまず重要ですが、同じように重要なのが、シュラフです。
シュラフを選ぶ場合の最も重要な基準は保温力です。寒くて眠れなかったり、朝方に目を覚ましたりして寝不足が続くと、折角の旅行も辛い修行になってしまいます。
まず最初に一つ買うのであれば、車中泊に出る機会が多い春と秋に使える3シーズン用シュラフを買いましょう。
車中泊に慣れてきて年間を通して車中泊するようになったら冬用シュラフを買い足しましょう。真冬の深夜から明け方の気温では低体温症となる危険性がありますので、冬用のシュラフを買う際は、記載されている保温力を参考にして適切な対応温度のシュラフを購入しましょう。
夏用は3シーズン用をジッパーを開けて使うことで対応できるので買う必要性は低いですが、夏に頻繁に車中泊をするなら、夏用シュラフかインナーシュラフを購入しましょう。
ランタン
寝るまでの時間に、車内でまったりお酒をのんだり、スマホをいじったりする時には、バッテリー上がりの心配のある室内灯ではなくランタンの灯りを使いたいですね。特に室内ですと小型で場所を取らず、火を使わず安全なLEDランタンがあると便利です。
LEDランタンのおすすめメーカーは、ジェントス(GENTOS)です。キャンパーから絶大な支持を受けていて、売れ筋ランキングの上位を独占しています。
中でも「ジェントス エクスプローラー EX-AG334D」は、直径59mm、重さ約242gと小ぶりなので、ドリンクホルダーに入れたり、アシストグリップから吊り下げることもできて、狭い車内でも置き場所に困りません。
モバイルバッテリー機能を備えた2in1 LEDランタンですと寝ている間にスマホの充電も出来ますし、災害時・停電時の対策としても一つあると安心です。
「ジェントス EX-964DL」は、手回し充電機能がついた「防災仕様」モデルです。
更にBluetoothスピーカーまで付いた3in1 LEDランタンですと好きな音楽を聴きながらゆっくりできます。
キャンプでの利用をメインに想定しているようですが、車中泊でも最強だと思いませんか?
昼間のドライブ中にシガーソケットから充電しておいて、夜は明るい車内で好きな音楽き、更に寝ている間にスマホの充電も出来るんですよ。バッテリーが減れば翌日の昼間に充電出来るので、安心してガンガン使えます。
バッテリー
長期間の車中泊旅をする際は、スマホやカメラ、パソコンなどの家電品の電源を確保する必要があります。
もしモバイルバッテリーを持っていないのであれば、日常での利用とも共有できるので、是非一つ購入しましょう。バックに入れて持ち運べば、スマホやタブレットの電池切れの時にも充電できますよ。
AC出力付モバイルバッテリーがあると、車中泊やキャンプで家庭用電化製品を使うための電源を確保出来ますし、少し大きくて重いですがカバンに入れて普段持ち運んで使用することも可能です。
車中泊用にクルマに積んで使う用途がメインであればポータブルバッテリーをおすすめします。ポータブルバッテリーはバッテリー容量が大きく、本体の充電方式は、AC電源、DC電源、ソーラーに対応しています。更に地震などの万が一の備えの防災用品としても重宝します。
クルマのバッテリー上がり時にはエンジンをかけるためのジャンプスターターとしても使えるモバイルバッテリーもあります。クルマのバッテリー上がりが気になる方はこちらの製品も検討してみて下さい。
シガーソケットからの充電
日中のドライブ時に、シガーソケットからスマホやタブレット、モバイルバッテリーなどのUSB機器や、USB Type-Cを搭載したノートPC等に充電するカーチャージャーです。
シガーソケットのDC12Vを家電品で使用されているAC100Vに変換するインバーターがあれば、クルマのシガーソケットの電源で家電が使えます。
あると便利なグッズ
車内でお湯を沸かすための湯沸かしグッズがあると、コーヒーを飲んだり、インスタントラーメンを食べたり、湯たんぽに使用したりできて本当に便利です。
車載用冷蔵庫があれば、夜に車中泊地に移動してからキンキンに冷えたビールを飲めます。
クーラーボックス・クーラーバッグであれば、保冷力は下がりますが、電源不要ですし、クーラーバッグなら使用していないときは折り畳むこともできます。
ハリアーの購入を検討されている方へ
ハリアーは、高級クロスオーバーSUVとして、クオリティの高いクーペスタイルのエクステリア・インテリアを持ちながら、大人二人が寝られるスペースも確保されていますし、今後アフターマーケット品が増えてくれば、ミニバンや軽バン以外の車中泊車として人気がでるのではないでしょうか。
ハリアーの新車購入相場
先代の3代目ハリアーはモデル末期の2020年1~3月でも平均販売台数は約2300台程度と堅調な売り上げを残しており安定した人気のある車種です。新型車でも値引きは厳しいと思われます。
ライバルとなるマツダCX-8や、同じトヨタで新型ハリアーとエンジンやプラットフォームを共通化するRAV4、高級車路線では、アルファード&ヴェルファイアを引き合いに出すと少しは効果があるでしょう。
また、従来はハリアーを扱うのはトヨペット店のみでしたが、今はトヨタ店/トヨタカローラ店/ネッツトヨタ店でも購入できるのでトヨタの他店と比較してみる手もあります。
中古車購入相場
今お持ちのクルマの買取相場
買い替えであれば、今のクルマの買取価格を事前に調査し、高いところで買い取ってもらうか、買取相場を考慮して価格交渉しましょう。
買取価格は、無料で簡単に調査できます。煩わしい営業電話の心配も無し。
詳しくは、クルマの上手な乗り換えテクニックで説明しています。
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