ハスラーのワイド版として注目の高いスズキ コンパクトSUV「クロスビー」が、2020年10月に安全装備の充実を中心に一部の仕様を変更したマイナーモデルチェンジを行い、販売を開始しました。
クロスビーはキャンプやアウトドアに適したリッタークラスのコンパクトSUVで、装備が充実していて、スキー・スノボやサーフィンなどを趣味とする人におすすめです。
ハスラーより室内空間も広くなったクロスビーは、車中泊にも適しているのか気になるところですね。
\おすすめ!/
キャンピングカーではなく普段使いのクルマで快適な車中泊をする上では、何もかもクルマの中で実現しようとは考えずに、食事はレストランでの外食、風呂は日帰りの温泉施設を利用と割り切ってしまい、クルマはベッドスペースとして利用することを主体に考えることをおすすめします。ベッドスペースとして利用することを考えた際の車中泊に適したクルマと、車種毎のおすすめクッション、シェード、カーテンなどの装備をご紹介します。ミニバンミニバンは、前席はそのままで2列目以降のシートアレンジにより大人二人+小さな子供一人程度... 【クルマ】車中泊をEnjoyするための車種毎のオススメ装備 - 車中泊ステーション |
クロスビーの走行性能
車中泊で旅する際には、クルマで日々長距離をドライブすることになりますから走行性能や燃費も重要です。
エンジン
バレーノと同じ1.0L直噴ターボエンジン”K10C”で、1.5L自然吸気エンジン並みの高出力・高トルクを実現しています。
カタログ燃費
クロスビーは、マイルドハイブリット搭載により、良好な燃費です。
マイルドハイブリッドは、減速時のエネルギーを利用して発電し、加速時には充電した電力を活かしてモーターでエンジンをアシストします。
4WD: 17.0km/l
WLTCモードでの燃費です。
4種類の走行モード(4WD)
パワフルでスポーティーな「スポーツモード」、雪道やアイスバーンのスムーズな発進・加速をサポートする「スノーモード」、ぬかるみや滑りやすい路面で発進をサポートする「グリップコントロール」、ブレーキ操作をしなくても急な下り坂で車速を制御する「ヒルディセントコントロール」の4つのモードをスイッチ操作で切り替え可能です。
クロスビーの安全性能
車中泊の旅では長時間、長距離を運転する機会が多いですから、その分事故の可能性も増えます。
最近は安全装備を標準装備したクルマが増えていますが、メーカーや車種により内容に違いがありますから、しっかり検討しましょう。
予防安全性能
SUZUKI Safety Supportは、事故を未然に防ぎ、万一のときの安全を確保するために、運転をサポートする様々な技術で、ヒヤリとする場面も限りなくゼロに近づけていきます。
今回のマイナーモデルチェンジでは、安全装備の充実が図られています。スズキ初となる車線維持支援機能が採用されたほか、全車速追従機能付のアダプティブクルーズコントロール、夜間の歩行者も検知するデュアルカメラブレーキサポートが採用されSUZUKI Safety Supportがさらに充実。
車線維持支援機能(HYBRID MZ、HYBRID MV)
システムが車線を認識し、自車が車線中央付近から外れそうな場合は、ステアリングに力を与え車線中央付近の走行維持をサポートします。
アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能付](HYBRID MZ、HYBRID MV)
ステアリングのACCスイッチを操作すると、ステレオカメラで先行車との距離を測定。設定した車間距離を適切に保ちながら加速・減速、さらに停止まで自動追従します。高速道路での長距離運転や渋滞走行時の発進・停止を頻繁に繰り返す状況などで、運転操作の負担を軽減します。
デュアルカメラブレーキサポート(HYBRID MZ、HYBRID MV)
前方の車両や歩行者を検知し、衝突のおそれがあれば音や表示によって警告します。衝突の可能性が高まると自動で弱いブレーキを作動。その間ブレーキペダルを踏むとブレーキ踏力をアシスト。さらに衝突の可能性が高まると、自動で強いブレーキをかけ、衝突の回避または衝突時の被害軽減を図ります。
クロスビーの居住性
車中泊をする場合、居住性は最も重要な要素です。
広くてフラットな就寝スペースがないと、睡眠不足になったり体のあちこちが痛くて翌日の旅行を充分に楽しむことができません。
室内サイズとシートアレンジは充分検討しましょう。
マイナーモデルチェンジにより、アクティブさと上質さを 兼ね備えた大人のインテリアパッケージ「ブラックインテリアパッケージ」が追加されています。
室内サイズ
ハスラーよりもサイズが大きくなってはいますが、コンパクトカーですので車中泊するには、前席含めてベッドスペースとすることになります。ソロ車中泊なら助手席と後部座席で、2人なら運転席も含めて全席をベッドスペースにすることでスペース的には車中泊は可能です。
室内サイズ 幅: 1,355mm
室内サイズ 高さ: 1,280mm
シートアレンジ
前席と後席を後ろに倒すか、前に倒すかによって3パターンのアレンジが可能ですが、後席を後ろに倒すシートアレンジと前席を前に倒すシートアレンジはどちらも180度倒れない為、実際にベッドスペースとして使えるシートアレンジは、前席を後ろ、後部席を前に倒すパターンになります。
スペースとしては広いですが、このシートアレンジでは前席と後席の間の段差があるので、ベッドを自作するか購入するかしないと車中泊は厳しいかと思います。
前席はそのままで後席だけを倒してベッドスペースとする場合は、「③ 荷室床面長(2名乗車時:最大)」が1,165mm、「⑤ 荷室幅(5名乗車時:最大)」が1,305mmとなるので、後ろだけでは一人の車中泊でも無理があります。前席を倒してベッドスペースにすることになります。
「② 荷室開口高」は800mmなので、男性だと胡坐をかくと頭が使えるような感じだと思います。
クロスビーの理想のベッドスペース
クロスビーのようなSUVは、前席はそのままで2列目以降のシートアレンジにより、一人であれば斜めに寝られる程度のベッドスペースを確保できます。
ベッドやクッションマット
ベッドやクッションマットを使って、充分に睡眠が取れて、前日の体の疲れが取れるようにすることは、車中泊の旅を充分に楽しむ上でとても重要です。
SUVは、室内の高さがあまり無いのでベッドを組むのではなくクッショマットをオススメします。ベッドのように床下を収納スペース代わりに使用することはできませんが、室内高の犠牲は小さくて済み、設置が容易で、使わないときは邪魔になりにくい点がメリットです。
市販品はありませんが、ベッドを自作することもできます。
ネットで検索すると様々な車種で自作されている事例が見つかりますし、私自身も自作しています。
カーテンやブラインドシェード
カーテンやブラインドシェードを使って、車外からの視線・街灯の灯りをブロックする対策は防犯・安眠の点で非常に重要です。
クロスビーのようにベッドスペースが狭くて前席を荷物置場に使用する車種は、前席と後席の間をカーテンで仕切るのでは無く社内の窓ガラス全てを覆うパターンをオススメします。
カーテンかブラインドシェードかは、好みの問題ですが、ブラインドシェードは、断熱性が高いため、夏は涼しく冬は温かいのでオススメです。
クロスビーの車中泊向け純正アクセサリ
車中泊で使えるメーカーオプションまたはディーラーオプションのクロスビー専用品をご紹介します。
純正品の場合は、市販品と比べて一般に高価になりますが、最近はディーラー以外でもネットで購入することが可能なので安いお店を探してみましょう。
純正クッションマット
車中泊の時に快適な睡眠を取るためのグッズとしては、ベッド以外にクッションマットがあります。クッショマットは、室内高の犠牲は小さくて済み、設置が容易で、使わないときは邪魔になりにくい点がメリットです。
※運転席、助手席両側に装着の場合は2セット必要です。
※安全のためエンジンをかけたまま車中泊を行わないでください。
※装着した状態での装着はできません。走行中は必ず取り外してください。
純正ブラインドシェード
車外からの視線をブロックすることは、プライバシー保護対策、更には防犯対策になります。また、駐車場のクルマのライトや街灯の灯りをブロックすることは安眠する上でも重要です。
ブラインドシェードは、断熱性が高いため、夏は涼しく冬は温かいです。しかし、毎晩付け外しする必要があり、全ガラスに装着するのは面倒です。
フロントシェード
フロントガラス+左右フロントセット。
※装着した状態での走行はできません。走行時は必ず取り外してください。
※フロントマスクと同時装着はできません。
リアシェード
バックドア+左右リヤ+左右リヤクォーターセット。
※装着した状態での走行はできません。走行時は必ず取り外してください。
※UV+IRカットフィルムセットと同時装着はできません。
純正バックドアタープ
バックドアタープは車中泊に必須という訳ではないですが、オートキャンプ場などではあると便利です。小さい子供がいれば喜びますし、ソロでもクルマの後ろに自分のプライベート空間を確保できます。スキー・スノボやサーフウェアに着替えるスペースとしても活用できます。
※カーテン&タープキット装着時は、エンジンを必ず停止してください。
※遮光生地ではありません。
純正キャリア
車中泊する際に意外と困るのが、荷物や小物の収納です。狭い社内で就寝スペースを確保するには、荷物の置き場所にもひと工夫が必要になります。キャリアとルーフボックスやルーフラックを使って屋根の上のスペースを有効活用すれば、室内から余分な荷物は減って広い室内となります。
ベースキャリア
カーゴラックアタッチメント
ルーフラックアタッチメント
その他の純正グッズ
クロスビーのアクセサリーカタログは以下です。他にも多くのオプションがあるので参考にして下さい。
クロスビーの車中泊向けアフターマーケット品
クロスビー用のおすすめのベッドクッション・ブラインドシェードが発売されました。
市販品といっても車種毎の専用品ですのでサイズはちょうどよく、価格も純正品と比べてお手頃です。
市販クッションマット
車中泊の時に快適な睡眠を取るためのグッズとしては、ベッド以外にクッションマットがあります。クッショマットは、室内高の犠牲は小さくて済み、設置が容易で、使わないときは邪魔になりにくい点がメリットです。
くるマット
フルフラット化したシートの凹凸を上手く埋められるようシート形状に合わせて複数の座布団サイズのクッションマットを組み合わせて敷くタイプです。一人の場合は片側だけ敷く事ももちろん可能です。
市販ブラインドシェード
車外からの視線をブロックすることは、プライバシー保護対策、更には防犯対策になります。また、駐車場のクルマのライトや街灯の灯りをブロックすることは安眠する上でも重要です。
ブラインドシェードは、断熱性が高いため、夏は涼しく冬は温かいです。しかし、毎晩付け外しする必要があり、全ガラスに装着するのは面倒です。
フロントシェード
リアシェード
市販カーテン
車外からの視線をブロックすることは、プライバシー保護対策、更には防犯対策になります。また、駐車場のクルマのライトや街灯の灯りをブロックすることは安眠する上でも重要です。
遮光カーテンは付けっぱなしにできるため、車中泊のたびに取り付ける手間もなく簡単です。
フロントカーテン
リアカーテン
間仕切りカーテン
市販ウィンドーバグネット
夏場の暑い季節に車中泊をする場合、風通しを良くするために窓を開けると蚊などの虫が社内に入ってきます。それを防ぐための車用の網戸がウィンドーバグネットです。日中に軽く昼寝する際にも遮光効果がありますのでお勧めです。
フロントウィンドーバグネット
リアウィンドーバグネット
2列目シート用の2枚組です。
市販バックドアタープ
バックドアタープは車中泊に必須という訳ではないですが、オートキャンプ場などではあると便利です。小さい子供がいれば喜びますし、ソロでもクルマの後ろに自分のプライベート空間を確保できます。スキー・スノボやサーフウェアに着替えるスペースとしても活用できます。
市販キャリア
車中泊する際に意外と困るのが、荷物や小物の収納です。狭い社内で就寝スペースを確保するには、荷物の置き場所にもひと工夫が必要になります。キャリアとルーフボックスやルーフラックを使って屋根の上のスペースを有効活用すれば、室内から余分な荷物は減って広い室内となります。
システムキャリア TERZO スズキ クロスビー 用 エアロルーフキャリア取付4点セット
バー品番:EB92A+EB92A
キット品番: EH431
ルーフボックス:TERZO エアロクロスライダー 185
ルーフラック:CURT(カート) ルーフマウントカーゴラック 18115
その他の市販グッズ
シュラフ
車中泊をするうえで、最も重要なのは快適な睡眠をとることではないでしょうか。睡眠不足だと翌日のレジャーも楽しくありませんし、交通事故などの要因にもなりかねません。そのためのグッズとしては、ベッド以外にクッションマットがまず重要ですが、同じように重要なのが、シュラフです。
シュラフを選ぶ場合の最も重要な基準は保温力です。寒くて眠れなかったり、朝方に目を覚ましたりして寝不足が続くと、折角の旅行も辛い修行になってしまいます。
まず最初に一つ買うのであれば、車中泊に出る機会が多い春と秋に使える3シーズン用シュラフを買いましょう。
車中泊に慣れてきて年間を通して車中泊するようになったら冬用シュラフを買い足しましょう。真冬の深夜から明け方の気温では低体温症となる危険性がありますので、冬用のシュラフを買う際は、記載されている保温力を参考にして適切な対応温度のシュラフを購入しましょう。
夏用は3シーズン用をジッパーを開けて使うことで対応できるので買う必要性は低いですが、夏に頻繁に車中泊をするなら、夏用シュラフかインナーシュラフを購入しましょう。
ランタン
寝るまでの時間に、車内でまったりお酒をのんだり、スマホをいじったりする時には、バッテリー上がりの心配のある室内灯ではなくランタンの灯りを使いたいですね。特に室内ですと小型で場所を取らず、火を使わず安全なLEDランタンがあると便利です。
LEDランタンのおすすめメーカーは、ジェントス(GENTOS)です。キャンパーから絶大な支持を受けていて、売れ筋ランキングの上位を独占しています。
中でも「ジェントス エクスプローラー EX-AG334D」は、直径59mm、重さ約242gと小ぶりなので、ドリンクホルダーに入れたり、アシストグリップから吊り下げることもできて、狭い車内でも置き場所に困りません。
モバイルバッテリー機能を備えた2in1 LEDランタンですと寝ている間にスマホの充電も出来ますし、災害時・停電時の対策としても一つあると安心です。
「ジェントス EX-964DL」は、手回し充電機能がついた「防災仕様」モデルです。
更にBluetoothスピーカーまで付いた3in1 LEDランタンですと好きな音楽を聴きながらゆっくりできます。
キャンプでの利用をメインに想定しているようですが、車中泊でも最強だと思いませんか?
昼間のドライブ中にシガーソケットから充電しておいて、夜は明るい車内で好きな音楽き、更に寝ている間にスマホの充電も出来るんですよ。バッテリーが減れば翌日の昼間に充電出来るので、安心してガンガン使えます。
バッテリー
長期間の車中泊旅をする際は、スマホやカメラ、パソコンなどの家電品の電源を確保する必要があります。
もしモバイルバッテリーを持っていないのであれば、日常での利用とも共有できるので、是非一つ購入しましょう。バックに入れて持ち運べば、スマホやタブレットの電池切れの時にも充電できますよ。
AC出力付モバイルバッテリーがあると、車中泊やキャンプで家庭用電化製品を使うための電源を確保出来ますし、少し大きくて重いですがカバンに入れて普段持ち運んで使用することも可能です。
車中泊用にクルマに積んで使う用途がメインであればポータブルバッテリーをおすすめします。ポータブルバッテリーはバッテリー容量が大きく、本体の充電方式は、AC電源、DC電源、ソーラーに対応しています。更に地震などの万が一の備えの防災用品としても重宝します。
クルマのバッテリー上がり時にはエンジンをかけるためのジャンプスターターとしても使えるモバイルバッテリーもあります。クルマのバッテリー上がりが気になる方はこちらの製品も検討してみて下さい。
シガーソケットからの充電
日中のドライブ時に、シガーソケットからスマホやタブレット、モバイルバッテリーなどのUSB機器や、USB Type-Cを搭載したノートPC等に充電するカーチャージャーです。
シガーソケットのDC12Vを家電品で使用されているAC100Vに変換するインバーターがあれば、クルマのシガーソケットの電源で家電が使えます。
あると便利なグッズ
車内でお湯を沸かすための湯沸かしグッズがあると、コーヒーを飲んだり、インスタントラーメンを食べたり、湯たんぽに使用したりできて本当に便利です。
車載用冷蔵庫があれば、夜に車中泊地に移動してからキンキンに冷えたビールを飲めます。
クーラーボックス・クーラーバッグであれば、保冷力は下がりますが、電源不要ですし、クーラーバッグなら使用していないときは折り畳むこともできます。
クロスビーの購入を検討されている方へ
クロスビーはアウトドアでも活躍間違いなしのクルマですし、1人から2人での車中泊旅にもベット等を自作すれば十分対応できます。
クロスビーの新車購入相場
クロスビーは発売当初は競合となるコンパクトSUVがありませんでしたが、今ではダイハツロッキー(ROCKY)とトヨタライズ(RAIZE)があります。
マイナーモデルチェンジは値引きが厳しいかもしれませんが、上記の2車種をぶつけて行けば値下げが期待できるのではないでしょうか。
中古車購入相場
今お持ちのクルマの買取相場
買い替えであれば、今のクルマの買取価格を事前に調査し、高いところで買い取ってもらうか、買取相場を考慮して価格交渉しましょう。
買取価格は、無料で簡単に調査できます。煩わしい営業電話の心配も無し。
詳しくは、クルマの上手な乗り換えテクニックで説明しています。
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