タイヤの新しい選択枝「オールシーズンタイヤ」[2022年版]

タイヤの新しい選択枝「オールシーズンタイヤ」[2022年版]

ここ数年、注目されているタイヤにオールシーズンタイヤがあります。

オールシーズンタイヤはスタッドレスタイヤとサマータイヤの良い所取りをしたような製品ですので、オールマイティーではありますが、積雪路面はスタッドレスタイヤより劣りますし、通常路面はサマータイヤより劣ります。でも多くの方にとっては冬場の積雪は、年間2,3回、少し積もる程度でしょうから、そのためにスタッドレスタイヤに変えるよりは年中オールシーズンタイヤを使うという選択枝もありますよ。

この記事は2021年12月19日時点での情報です。紹介している商品の在庫がなかったり、販売終了となっている可能性がありますので、ご注意下さい。

オールシーズンタイヤの適正

オールシーズンタイヤは、スタッドレスタイヤとサマータイヤのそれぞれ苦手分野を補い合ったタイヤです。

路面 状態 スタッドレス オールシーズン サマー
通常 ドライ
ウェット
積雪 シャーベット ×
圧雪 ×
凍結 ×
深雪 ×

氷上・凍結路面ではスタッドレスタイヤを推奨します。

スタッドレスタイヤとの比較

オールシーズンタイヤは、シャーベット状の雪や圧雪路であれば、問題なく走れます。高速道路の冬用タイヤ規制をクリアしているオールシーズンタイヤもあります。

ただし、アイスバーンのように凍結した道や、過酷な積雪量のある道はスタッドレスタイヤを装着したほうが安心して走ることができます。ですので、北海道や東北、信越などの冬場は日常的に雪があるような地域の場合は、スタッドレスタイヤをおすすめしますし、雪が少ない少ない地域にお住まいで雪の多い地域に車で出かける場合はスタッドレスタイヤに交換するかチェーンを装着することをおすすめします。

サマータイヤとの比較

日常利用での走る、止まる、曲がるという基本的な性能はサマータイヤとさほど差はありませんが、スポーツ走行をするのであれば、スポーツタイヤのような強力なグリップ力を持つタイヤのほうが有利です。また燃費の面でも、低燃費タイヤのような燃費性能はありません。静粛性でもサマータイヤには劣ります。

オールシーズンタイヤのメリット・デメリット

オールシーズンタイヤのメリット・デメリットをまとめると以下のとおりです。良く言えばオールマイティですが、厳しい言い方をすると中途半端なタイヤです。

オールシーズンタイヤのメリット

突然の降雪でも慌ててタイヤ交換が不要
一年を通して使用できる
   春。冬ごとにタイヤを交換しなくてよいため、手間・労力や工賃が不要
   自宅、特にマンションでの夏・冬タイヤの置き場所にも困りません。
   サマータイヤとスタッドレスタイヤの両方のタイヤを買うより安く済む。

オールシーズンタイヤのデメリット
凍結路は走れない。
燃費性能やグリップ性能はサマータイヤと比べると不足。

オールシーズンタイヤの選択基準

「スノーフレークマーク」
国際基準で定められたシビアスノー条件に適合していて、厳しい寒冷地でも十分な性能を発揮するタイヤです。日本でも高速道路の冬用タイヤ規制時でも走行可能な冬用タイヤとして認められています。

「M+S」
MUD(ぬかるみ)+SNOW(積雪路)の略を刻印されているタイヤで、ぬかるみでも優れた性能を発揮します。必ずしも雪道に適している訳ではないので購入時は、「M+S」より「スノーフレークマーク」の有無を参考にする方が良いでしょう。

オールシーズンタイヤのおすすめ

グッドイヤー「Vector 4Seasons Hybrid」

オールシーズンタイヤとしてはいち早く高速道路の冬用タイヤ規制をクリアしており、国内で流通しているオールシーズンタイヤでは、軽自動車から、セダン、ワゴン、ミニバンまで幅広い車種をカバーし、最も売れている人気商品で実績も充分です。日本国内を重視し、国内生産に切り替えています。

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グッドイヤー「Assurance WeatherReady」

車両が重く車高も高いSUV専用でしたが、2020年に進化、対象範囲をミニバンにも広げました。

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ファルケン「EUROWINTER HS449」

ファルケンは欧州では2012年から、日本では2015年から販売されており、オールシーズンタイヤとしては、グッドイヤーに次いで実績・貢献度があります。
路面への密着性が高く、コンディションの違う路面でも強いグリップ力を発揮、雪道だけでなく、あらゆる路面状況で安定した走り走行が可能となっています。

ファルケン「EUROWINTER HS449」

ミシュラン「CrossClimate Series」
オールシーズンタイヤが弱いとされていたウェット路面でも高いブレーキ性能を実現、雪道でも雪踏みにも効果的なトレッドパターンがでグリップ力が向上しています。軽・コンパクトカー用の「CrossClimate」、セダン用「CrossClimate+」、SUV用「CrossClimate SUV」と、タイプ別に3種をラインアップしています。

ミシュラン「CrossClimate Series」

ミシュラン「CrossClimate 2」
セダン用「CrossClimate+」を進化させたモデル「CrossClimate 2」が新たに投入されました。

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ヨコハマタイヤ「BluEarth-4S AW21」

ヨコハマタイヤ初のオールシーズンタイヤで、ヨコハマタイヤのアイスガードのスノー技術とブルアースのサマー技術をつぎ込んだタイヤです。

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ダンロップ「ALL SEASON MAXX AS1」

かなり特殊はトレッドパターンですが、雪上でのブレーキ性能が同社の夏タイヤ・エナセーブ EC204と比較して、49%向上しているそうです。同時にこのパターンにより静粛性やロングライフ性も向上させたそうです。

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トーヨータイヤ「CELSIUS」

以前からクロスファンクショナルタイヤとしてトレッドデザインとコンパウンドを夏冬どちらにも対応したタイヤを生産していましたが、SUV用に北米や欧州などで2015年から先行投入していたCELSIUSを国内へ投入、突然の降雪時など様々な路面で走れるタイヤです。

ピレリ「Cinturato ALL SEASON PLUS」
F1にタイヤを供給する一流メーカーであるピレリが満を持して投入したのがこのタイヤです。日本では認知度は低いですが、日本に先駆けて販売されている欧米では高く評価されています。

ピレリ「Cinturato ALL SEASON PLUS」

ピレリ「CINTURATO ALL SEASON SF2」

ピレリ「CINTURATO ALL SEASON SF2」

ピレリ「SCORPION VERDE ALL SEASON SF」
トレッドパターンは従来と大きく変わりませんが最新技術のコンパウンドを使用していて、雪道だけではなく梅雨の濡れた路面でもスリップせずに安全に走行できます。BMWやVOLVOなどの海外の一流メーカーからも承認を得ているタイヤです。

ピレリ「SCORPION VERDE ALL SEASON SF」

ネクセン「N blue 4Season」
ポルシェの純正指定も受けている韓国のタイヤメーカー「ネクセン」のスノーフレーク付オールシーズンタイヤ「N blue 4Season」です。中央部は冬の積雪路を、ショルダー部は乾燥路面に向いた設計になっています。スズキや三菱もこのメーカーのタイヤを採用しています。

オールシーズンタイヤの購入・交換の手配が出来るサービス

オールシーズンタイヤをインターネットで購入、交換店舗の手配ができるサービスをご紹介しますのでご活用を検討してみてください。

TIREHOOD(タイヤフッド)

TIREHOOD(タイヤフッド)』なら、ネットで購入手続きと同時に取付作業をする店舗を予約できます。提携しているタイヤの取付店舗数が多く、比較的どの地域でも近隣にタイヤ取付店があります。
購入したタイヤは予約した店舗に直送されるので、取付作業日にクルマで店舗に行くだけ。購入したタイヤを家で保管する必要もありません。

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フジ・コーポレーション

フジ・コーポレーション』は、ホイールの選択肢が非常に多く、試着シュミレーション「ホイール・フィッティング・ルーム」というコンテンツもありますので、ドレスアップ派向けのショップと言えますし、品ぞろえの価格帯が非常に広く、低コストなタイヤ・ホイールがそろっている点もメリットです。デメリットは、購入から取付までは完全にはワンストップサービスにはなっておらず、取付予約を宇佐美サービスステーション(宇佐美SS)に別途依頼する必要があります。

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以下のページでは、3つのサービスの価格比較も行っています。是非ご覧下さい。


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