いずれは巡ってみたい 出雲の国の神さま仏さま「出雲國神仏霊場」を巡る旅

  • 2020.01.05
いずれは巡ってみたい 出雲の国の神さま仏さま「出雲國神仏霊場」を巡る旅

2019年に「神在月の出雲大社参拝」の旅をしたのですが、その結果、もう一度出雲に行きたいという気持ちが高まっています。

次行く時は、同じような旅程ではなく、「出雲國神仏霊場」を巡りたいと考えています。

授与されるもの

朱印
普通に貰える朱印とは違います。
右上に、「出雲國神仏霊場n番」という朱印が押されており、真ん中には寺社毎に教えを刻んだ文字が墨書きされています。(例えば出雲大社なら「護」)

朱印料は、金500円、通常300円程度であることを考えると高いのですが、寺社毎の護縁珠も付与されますので、適切な金額かと思います。

護縁珠にも、社寺の名前と教えに因む字が書かれていて、直接人の肌にふれてもアレルギーがない国産の桜の木を使い、島根県の奥出雲町の雲州そろばんの技術を駆使して作られています。

「護縁珠むすび」(ごえんじゅむすび)

護縁珠は、「護縁珠むすび」という組紐でひとつにつなげると、首から下げられる巡拝の証し、思い出の品となります。
授与料 金1,500円です。

「巡拝帳」(じゅんぱいちょう)
いただいた朱印を納める「巡拝帳」です。朱印帳のようなものですが、見開きになっていて、右側に社寺の説明、左側に御朱印を差し込む仕組みになっています。

授与料 金1,500円で、「となえことば」という神さまの「神拝詞」と、仏さまの「お経」を一冊にまとめたものもついてくるそうです。

20社寺

霊場を歩いて巡り、礼拝することを巡礼と言います。空海(弘法大師)ゆかりの寺院を巡る「四国八十八ヶ所霊場」や観音様を巡る「西国三十三所」は、有名なので皆さんも一度は耳にしたことがあると思います。

日本各地にたくさんの霊場がありますが、「出雲國神仏霊場」のように、神社と寺院(神さま仏さま)を一緒に巡る神仏霊場は珍しいようですね。

第1番:出雲大社(いづもおおやしろ)


出雲大社
出雲大社

御祭神は縁結びの神といわれる大国主神で縁結びの聖地として知られる日本有数のパワースポットです。
大国主神が天照大神に国を譲った代わりに作ってもらった宮殿が出雲大社の始まりといわれています。
神楽殿の注連縄は日本最大級です。

お参りは二礼四拍手一礼。一般的な二礼二拍手一礼とは異なります。

参拝料:無料(宝物殿拝観料300円、彰古館拝観料200円)
駐車場:385台

第2番:鰐淵寺(がくえんじ)

武蔵坊弁慶が若いころに修行したことで有名。

入山料:500円
駐車場:50台

※紅葉期間のみパークアンドライド方式を採用しています。その時は有料。

第3番:一畑寺(いちばたじ)

一畑薬師は「目のお薬師様」として古くから全国的に有名。

拝観料:無料
駐車場:150台

第4番:佐太神社(さたじんじゃ)

古来からの祭祀を伝える神社で、出雲で最も古式をのこす「神在祭」や出雲流神楽の源流「佐陀神能」などがあります。

参拝料:無料
駐車場:40台

第5番:月照寺(げっしょうじ)

松江藩主松平家の菩提寺。

拝観料:250円(神仏霊場巡拝者は拝観料が一般参拝者に比べ半額)
駐車場:30台

第6番:賣布神社(めふじんじゃ)

松江の産土神である水戸、祀戸の神をお祭りする神社。

参拝料:無料
駐車場:30台

第7番:華蔵寺(けぞうじ)

枕木山の頂上にあり、眺望は絶景。

拝観料:無料
駐車場:90台

第8番:美保神社(みほじんじゃ)


美保神社
美保神社

えびす様の総本宮です。出雲大社の祭神大国主神の子息である事代主神(ことしろぬしのかみ)が祭られており、仕事との良いご縁がある方に人気がある。
美保神社参道から仏谷寺へと通じる250mの青石畳通りは雨でぬれると青く光り情緒満点です。

参拝料:無料
駐車場:30台

第9番:大神山神社 奥宮(おおがみやまじんじゃ)

偉大な神のおわす山、大山を祭る神社。

参拝料:無料(奥宮昇殿参拝300円)
駐車場:大山寺と同じ

第10番:大山寺(だいせんじ)

大山のふもとにある寺。

拝観料:無料(神仏霊場巡拝の方は無料)
駐車場:400台

第11番:清水寺(きよみずでら)

三重塔、宝塔、庭園など見所多数。

拝観料:無料
駐車場:150台

第12番:雲樹寺(うんじゅじ)

四脚門や朝鮮鐘で有名。

拝観料:無料(庭園拝観料500円)
駐車場:50台

第13番:平濱八幡宮・武内神社(ひらはまはちまんぐう たけうちじんじゃ)

長寿祈願で知られる神社。

参拝料:無料
駐車場:150台

第14番:八重垣神社(やえがきじんじゃ)


八重垣神社
八重垣神社

素戔嗚尊がヤマタノオロチ退治の際にこの地に稲田姫命を匿ったとされ、夫婦神をお祭りしています。縁結び、夫婦和合のご利益があるとされています。
境内には稲田姫命が水汲みや姿見に使ったといわれる鏡の池があり、縁占いができます。

参拝料:無料
駐車場:150台

第15番:熊野大社(くまのたいしゃ)

出雲国一之宮。

参拝料:無料
駐車場:100台

第16番:須我神社(すがじんじゃ)


須我神社
須我神社

素戔嗚尊と稲田姫命が結ばれ「日本初の宮」と言われる宮づくりをした神社です。

参拝料:無料
駐車場:30台

第17番:峯寺(みねじ)

古代の神々が降臨した山々に囲まれた寺。

拝観料:無料
駐車場:15台

第18番:須佐神社(すさじんじゃ)

素戔嗚尊が自らの御霊を鎮めた霊地。

参拝料:無料
駐車場:20台

第19番:長浜神社(ながはまじんじゃ)

国引きの神を祀る神社。

参拝料:無料
駐車場:140台

第20番:日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)


日御碕神社
日御碕神社

天照大御神が祀られる日沈宮と弟の素戔嗚尊が祀られる神の宮の2つの本殿があります。 
神社からうみねこの坂道を上り海岸に出ると、日御碕灯台までつづく日御碕遊歩道があります。徒歩で片道15分程ですが海岸沿いで眺望抜群なので訪れてみては?

参拝料:無料
駐車場:30台

モデルコース

出雲大社から霊場番号順に回るのが一番理想だそうです。出雲大社から時計回りにほぼ一筆書きでぐるっと回ることができます。

ただし、関西等、東から自動車で巡礼に来る場合は、米子側から一周する方が、無理なく回ることができます。

公式ホームページを見ると複数のモデルコースが提案されていますが、最低でも3日程度はかかるようです。

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