車中泊時に車外からの視線・灯りをブロックする対策は非常に重要です。
オートキャンプ場や道の駅、高速道路のSAは夜でも人通りがありますから、車外からの視線をブロックすることは、プライバシー保護対策、更には防犯対策になります。
また、駐車場のクルマのライトや街灯の灯りをブロックすることは安眠する上でも重要です。
対策としては、ブラインドシェードか遮光カーテンでウィンドウを覆うことになります。
シェード?カーテン?
ブラインドシェードは、断熱性が高いため、夏は涼しく冬は温かいです。
しかし、毎晩付け外しする必要があり、全ガラスに装着するのは面倒です。
ブラックメッシュ構造になっていて、紫外線カットや目隠し、網戸としての役割を持つタイプもあります。
一方で遮光カーテンは付けっぱなしにできるため、車中泊のたびに取り付ける手間もなく簡単です。
ただし走行時は運転席・助手席のカーテンを収納しないと道路交通法違反となります。
また、車検の際には、カーテンが付いていると通りませんし、レールだけでも引っかかるケースがあるようです。
使い勝手の良し悪しだけでなく、車種のイメージに合う・合わないや、オーナーの好みの問題もあります。
汎用品?車種別専用品?それとも自作?
お金を掛けないなら、フロントウィンドウはよくある市販のサンシェードを、サイドやリアには汎用品のシェードやカーテンを利用する方法もあります。
汎用品の場合、カーテンは大き目を付ければいいですが、シェードは形・大きさが合わず、どうしても隙間が出来てしまいます。隙間が大きいと、本来の目的である目隠しの役目を果たしません。特にシェードの購入を考えているなら汎用品では無く車種別専用品を私はおすすめします。
市販品を購入するのでは無く、自作する事も可能ですが、今回は市販品を紹介します。
全面?後部座席のみ?
道の駅などで車中泊しているクルマを見ると、シェードやカーテンの覆い方に大きく2パターンがある事に気づきます。全く隠さずに爆睡しているツワモノも居ますが、それはさておき、ひとつは全面を覆い隠すパターン、もうひとつは前席と後席の間をカーテンで仕切り、後席を覆い隠すパターンです。
後部座席のみはハイエースなどの大型車に多いですが、エブリィなどの軽バンでも時々みかけます。ベッドスペースを後部座席のみで確保できるなら、前席にはシェードやカーテンを付けない方がおすすめです。前席を覆い隠さなければ万一不慮の事態が起こってもすぐに発車することができます。
シェードやカーテンは5種類に別れます。
b) リアシェード
c) フロントカーテン
d) リアカーテン
e) 間仕切りカーテン
全面の場合は、a) + b) または c) + d) の組み合わせです。フロントカーテンの場合はフロントのサイドウィンドウしか隠せませんので、フロントウィンドウを隠す手段が別に必要になります。
後部座席のみの場合は、b) + e) または d) + e) の組み合わせです。
ミニバン
ミニバンのようにベッドスペースを後部座席のみで確保できる車種は、前席と後席の間をカーテンで仕切り、後席を覆い隠すパターンをオススメします。b) + e) または d) + e) の組み合わせです。特にリアカーテンを使った d) + e) が最もオススメです。
軽自動車
軽自動車のようにベッドスペースをキャビン全体で確保する車種は、全面を覆い隠すパターンをオススメします。a) + b) または c) + d) の組み合わせです。フロントカーテンの場合は、フロントウィンドウを隠す手段が別に必要になりますのでシェードを使ったa) + b) が最もオススメです。
SUV, ステーションワゴン
SUV, ステーションワゴンもミニバンのようにベッドスペースを後部座席のみで確保できますが、前席と後席の間をカーテンで仕切ると、仕切った分狭く圧迫感を感じます。ベッドスペースをキャビン全体で確保するよう、全面を覆い隠すパターンをオススメします。
シェード・カーテンのおすすめ
a) フロントシェード
ノーマルタイプ(ハイエースの例)
ブラックメッシュタイプ(レクサス LXの例)
b) リアシェード
ノーマルタイプ(ハイエースの例)
ブラックメッシュタイプ(レクサス LXの例)
c) フロントカーテン
カーテン(ハイエースの例)
d) リアカーテン
カーテン(ハイエースの例)
e) 間仕切りカーテン
カーテン(ハイエースの例)
シェード・カーテンの車種毎のおすすめ
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