トヨタ ヴォクシー、日産 セレナ、ホンダ ステップワゴンの3車種は特に子育てファミリーに人気のあるMクラスミニバンです。Mクラスミニバンは車中泊をする際にもフラットで十分なベッドスペースを確保でき、大人二人+小さなお子さん一人程度なら十分対応可能です。
Mクラスミニバンとして車中泊にも使えるトヨタ ヴォクシー、日産 セレナ、ホンダ ステップワゴンを比べてみましょう。
シートアレンジ
3車種いずれも、前席はそのままで2、3列目を後ろに倒すシートアレンジを行えば、フルフラットになります。また3車種共に市販品のベッドが発売されているので、それを購入することで約2000mm x 1300mmのスペースを確保出来ますし、ベッド下を収納スぺスとして活用することもできます。
シート形状は7人乗りより8人乗りシートの方が2列目シートの隙間が小さいのでシートの上にクッションを敷いて寝る場合は8人乗りシートが良いでしょう。ただしベッドを敷設する場合はどちらでも変わりません。
トヨタ ヴォクシーのシートアレンジ
日産 セレナのシートアレンジ
ホンダ ステップワゴンのシートアレンジ
最適なシートアレンジでのベッドスペース
上で紹介した市販品のベッドを敷設した場合、以下のベッドスペースとなります。
ヴォクシー | セレナ | ステップワゴン | |
---|---|---|---|
長さ | 2,000mm | 1,970mm | 2,000mm |
幅 | 1,300mm | 1,320mm | 1,300mm |
高さ | 880mm | 785mm | 860mm |
荷室
3列目シートを利用しない時は片づけられるようになっています。ヴォクシーとセレナは窓側への跳ね上げ式、ステップワゴンは床下へダイブダウンすることで荷室をより広く使用できます。
2、3列目を後ろに倒してクッションを敷くか、ベッドを敷設することになるので、3列目シートの片づけ方は大きな違いにはなりませんが、ベッドを敷設した際の床下の収納スペースがより広くなるのはステップワゴンのダイブダウン方式だと思われます。
トヨタ ヴォクシーの荷室
日産 セレナの荷室
ホンダ ステップワゴンの荷室
ユーティリティ
バックドアの開閉ギミックについてなので、「ユーティリティー」というのは少し違うかもしれませんが・・・
日産 セレナのユーティリティ
セレナには、通常のバックドアオープンだけでなく、リアウインドウまわりの上半分だけをオープンするハーフバックドア機能があります。
バックドアの約半分の開閉スペースがあれば荷物を出し入れすることができ、バックドアを開けて上から荷物を、取り出すことが出来ます。
ホンダ ステップワゴンのユーティリティ
ステップワゴンには、バックドアをヨコにもタテにも開けられるわくわくゲート機能があります。
ホンダお得意の低床化技術と相まってテールゲートが入り口になることで、3列目へのアクセスが驚くほど簡単になっています。
価格比較
3車種での価格差は競合車種だけあってあまりありません。ハイブリッド・e-POWERはガソリン車と比べるとだいたい5~60万の値段UPという点も同じですね。
Mクラスミニバンは、ターゲットとしている世代は、まだまだ収入がすくない子育て世代か定年退職前後の孫育て世代が中心となるため、価格に関しては非常に敏感です。
ヴォクシー | セレナ | ステップワゴン | |
---|---|---|---|
ハイブリッド | 約300万〜330万円 | – | 約330万〜400万円 |
e-POWER | – | 約290万〜390万円 | – |
ガソリン | 約240万〜280万円 | 約240万〜360万円 | 約240万〜360万円 |
まとめ
最近でこそSUVに主役の座を奪われていますが、かってはミニバンはもっとも人気の高いセグメントで激戦区でした。その為もあってか、3車種共に完成度は非常に高く細かなこころまで行き届いています。また市販のアフターマーケット品も豊富です。
どの車種を選んでも満足のいく完成度かと思います。個人的には、デュアルバックドアを搭載したセレナが一押しです。
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