【旅】「神在月の出雲大社参拝」(3日目)

【旅】「神在月の出雲大社参拝」(3日目)

一週間の休暇を利用して、2019年10月13日(日)から18日(金)の6日間、車中泊の旅に行ってきました。
テーマは、「神在月の出雲大社参拝」です。

関西の朝の情報番組『朝生ワイド す・またん!』の 「森ちゃんニッポンたたた〜♬ 」でも今週まさに出雲大社が取り上げられていますね。

旧暦10月は世間一般には「神無月(かんなづき)」と言われていますが、出雲では全国から八百万の神々が集まるので「神在月(かみありづき)」と言うそうです。
正確には10月28日からが旧暦の10月なので2週間程早いですが、仕事が休める都合でこの時期に参拝しました。

北近畿、鳥取経由で出雲・松江を旅してきました。

2日目はコチラ

【3日目】10月15日(火) 道の駅 あらエッサ(宿泊地) ⇒ 出雲大社 ⇒ 日御碕(ひのみさき)神社 ⇒ 稲佐の浜 ⇒ 万九千神社(まくせのやしろ) ⇒ 道の駅 湯の川(宿泊地)

3日目は、この旅のメインイベント、出雲大社参拝です。出雲大社以外にも大国主命にゆかりのある神社・土地を訪問しました。

道の駅 あらエッサ(宿泊地)

昨夜は道の駅裏側の駐車場に停めて爆睡、起きたのは7時前でした。

本当は、朝7時頃の静かな時間に参拝したかったのですが、9時前に出雲に入れるよう行動開始です。
昨夜は道の駅の写真を取れなかったのでまずは写真撮影。


道の駅  あらエッサ
道の駅  あらエッサ

道の駅裏側の駐車場からトイレまでは近いです。


道の駅  あらエッサ
道の駅  あらエッサ

無料休憩施設も朝早くから開いています。


道の駅  あらエッサ
道の駅  あらエッサ

朝食は、途中のコンビニで買うことにして取り敢えず出発です。

島根県の山陰道は有料なので、国道9号を行きます。途中宍道湖沿岸を通る時は渋滞しました。

出雲大社

旧暦10月の神在月に全国の神様が出雲に集まり、様々な縁を結ぶ会議が開かれることから、出雲大社は縁結びの神様として知られています。

出雲大社

「道の駅 大社ご縁広場」に車を停めて歩きます。
出雲大社に近い位置にも駐車場はありますが、4つの鳥居を順にくぐるにはこの道の駅が便利です。石、鋼、鉄、銅とそれぞれに違う素材を使った4つの鳥居をくぐるのが出雲大社の正しい参拝の心得だそうです。

道の駅から「宇迦橋」に向けて歩くと、直ぐに「国引き神話のレリーフ」があります。
「国引き神話」は、『古事記』や『日本書紀』には書かれていない、『出雲風土記』独自の神話です。出雲国は横に細長なので、「八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと)」が周りの国から土地を引いてきて継ぎ合わせ、島根半島にしたと言われています。

八束水臣津野命は大国主命と同一神とされています。ちなみに七福神の大黒様も同一神です。


出雲大社
出雲大社

「宇迦橋」を渡ったところに「宇迦橋の大鳥居」が見えます。


出雲大社
出雲大社

一の鳥居「宇迦橋の大鳥居」は、石、つまりは鉄筋コンクリート製です。


出雲大社
出雲大社

門前町として栄えた参道、神門通りを歩いていきます。石畳と両側の松並木が、お洒落です。電柱が無いのは、電線を地下に埋めてるんでしょうか?


出雲大社
出雲大社

一畑電車の出雲大社前駅です。
一畑電車は、宍道湖の北側の松江から出雲・出雲大社までを約1時間でつないでおり、車窓越しに宍道湖の美しい景色を見ることができます。


出雲大社
出雲大社

丁度電車が来ていました。


出雲大社
出雲大社

駅の待合室かな?レトロでいい雰囲気です。


出雲大社
出雲大社

神門通り広場の駐車場です。平日だからか、まだ空きが目立ちます。ここからだと一の鳥居は車でくぐって二の鳥居から歩いて参拝ということになりますね。


出雲大社
出雲大社

日本ぜんざい学会壱号店です。

出雲はぜんざいの発祥の地です。神在祭のときに、出雲では「神在餅(じんざいもち)」を振舞っていました。この「じんざい」が「ぜんざい」と訛って京都に伝わったと言われています。


出雲大社
出雲大社

昨日10月14日に行われた出雲駅伝のポスターです。昨日だと人でごった返していたのかな?


出雲大社
出雲大社

神門通りを更に歩くと遠くに「勢溜の大鳥居」が見えてきました。


出雲大社
出雲大社

学生らしい一団が記念撮影しています。出雲駅伝に出た選手かな?


出雲大社
出雲大社

二の鳥居「勢溜の大鳥居」です。以前来たときは木製でしたが、木製の鳥居が老朽化したため、2018年10月にコールテン鋼という耐候性鋼で建て替えれました。


出雲大社
出雲大社

境内の案内図です。


出雲大社
出雲大社

下り参道を歩いて行きます。神社の参道で下るのは珍しいそうですね。


出雲大社
出雲大社

「祓橋(はらえのはし)」を渡るとすぐに三の鳥居「松の参道の鳥居」です。「松の参道の鳥居」は鉄製です。


出雲大社
出雲大社

手水舎です。


出雲大社
出雲大社

四の鳥居「銅の鳥居」は、銅製です。 名前のまんまですね。


出雲大社
出雲大社

拝殿です。
一般には拝殿と本殿はくっついていますが、出雲大社の場合は、拝殿と本殿が離れていて、拝殿の奥に八足門、さらにその奥に楼門、そのまた更に奥に本殿があります。


出雲大社
出雲大社

人だかりがあるところが八足門です。
八足門の向こうに御本殿の屋根が見えます。

大国主大神は国譲りの際、天照大御神に「私の引退後の住まいとして神々が暮らすような立派な神殿を建てて欲しい。」という条件を出し、天照大御神に宮殿を建ててもらいました。この宮殿は「天日隅宮(あまのひすみのみや)」と呼ばれ、後の出雲大社の起源と云われています。


出雲大社
出雲大社

八足門の前で参拝します。

出雲大社の参拝は二礼四拍手一礼、二度拝礼して四回手を打ち、最後にまた一回拝礼です。


出雲大社
出雲大社

西側に回ります。八足門で参拝すると後はスルーする人が結構いますが、出雲大社の神様 大国主命は鳥居の方の南向きではなく、稲佐の浜の西向きなので、こちら側からの参拝が大国主命の正面からの参拝となります。


出雲大社
出雲大社

更にグルっと回り込んで北側へ行きます。

大国主命の御本殿の後に祀られているのが、


出雲大社
出雲大社

素戔嗚尊です。

素鵞社(すがのやしろ)には、大国主命の義父、素戔嗚尊が祭られています。

島根には素戔嗚尊をお祀りする神社がいくつかありますが、ここは素戔嗚尊を参拝するなら外せないパワースポットです。


出雲大社
出雲大社

北東から御本殿を撮影。


出雲大社
出雲大社

更にぐるっと回って。


出雲大社
出雲大社

八足門の前に戻ってきました。

古代の本殿は高さ48メートルの巨大神殿で、本殿に上がる階段の長さは1町(約109m)だったという説があります。
正に天界にも通じるような本殿だったのでしょうね。


出雲大社
出雲大社

一周まわったところで、拝殿の裏手で朱印を頂きました。
いままで朱印集めはしていなかったのですが、今回の出雲大社参拝を機会に集めることにしました。


出雲大社
出雲大社

神楽殿です。
日本最大級の大注連縄(おおしめなわ)は、出雲大社のシンボル的な存在ですね。

出雲大社の注連縄は通常の注連縄とは左右逆方向にひねられています。前後が逆といった方が適切かもしれません。
これは一般の神社の注連縄が外敵から祭神を守る結界の役を果たしているのに対して、出雲大社の場合は、祭神である大国主命が本殿から出てこられないようにするために逆向きの結界の役を果たしているという説があります(他にも神々の並び順が他の神社とは逆で、その順にあわせているという説もあります。)。大国主命から国を譲りうけた天照大御神は、それだけ大国主命のパワーを恐れていたということですね。


出雲大社
出雲大社

ムスビの御神像です。

大国主命が日本海の荒波の向こうから現れた「幸魂奇魂(さきみたま くしみたま)」を授かり結びの神となられたという神話の1シーンを再現しています。

ちなみに参道を挟んで向かい側にはもう一つの有名な神話「因幡の白兎」の1シーンが再現されています。


出雲大社
出雲大社

二の鳥居「勢溜の大鳥居」まで戻ってきました。
勢溜から宇迦橋の方を向いて撮っています。


出雲大社
出雲大社

「勢溜の大鳥居」前には、スタバもあります。
神門通り沿いのお店もそうなのですが、10年程前に来た時より随分と観光地化されている印象を受けます。


出雲大社
出雲大社

そば処 かねや

お昼ご飯にはまだ随分早いですが、出雲そばを食べることにしました。
「そば処 かねや」は、出雲大社の御用達として知られるそば店で、ひきたて、打ちたて、ゆでたての“三たて”にこだわったお店です。


そば処 かねや
そば処 かねや

三色割子そばを食べることにしました。


そば処 かねや
そば処 かねや

月見、トロロ、紅葉おろしの三色です。
固めでしっかりとした歯応えがあり、食べ応え満点です。


そば処 かねや
そば処 かねや

道の駅 大社ご縁広場

「道の駅 大社ご縁広場」に戻って来ました。

出雲物産館でお土産を購入。


道の駅 大社ご縁広場
道の駅 大社ご縁広場

ココの道の駅は足湯があります。


道の駅 大社ご縁広場
道の駅 大社ご縁広場

天気もいいし暫くのんびりと足湯に浸かります。


道の駅 大社ご縁広場
道の駅 大社ご縁広場

日御碕(ひのみさき)神社

日御碕神社

天照大御神を祭神とする「日沉宮(ひしずみのみや)」と素戔嗚尊を祭神とする「神の宮」の上下両宮からなります。


日御碕神社
日御碕神社

海沿いに建つ朱色の神殿は、まるで竜宮城のようです。青い空と緑の松林が、鮮やかさをより一層際立たせています。


日御碕神社
日御碕神社

天照大御神を祭神とする「日沉宮(ひしずみのみや)」です。
古代、大和の北西にある出雲は、「日が沈む聖地」として考えられていて、太陽に象徴される天照大御神は、出雲では日の入りの夕日に象徴され、江戸時代には、日沉宮は日が沈む聖地の宮と称されるようになります。
同じ様に、出雲大社は別名を「天日隅宮(あめのひすみのみや)」と言い、共に夕日に深い縁を持つ神社です。


日御碕神社
日御碕神社

素戔嗚尊を祭神とする「神の宮」です。


日御碕神社
日御碕神社

朱印を頂きました。


日御碕神社
日御碕神社

日御碕灯台

車で少し移動したところに日御碕灯台があります。
日本一の高さで、「世界の歴史的灯台百選」に選ばれています。


日御碕灯台
日御碕灯台


日御碕灯台
日御碕灯台

「国引き神話」では日御碕のある「支豆支の御埼(きづきのみさき)」は新羅から引いてきたとされています。


日御碕灯台
日御碕灯台


日御碕灯台
日御碕灯台

稲佐の浜

神在月の旧暦10月10日に全国からお越しになった八百万の神々をお迎えするのが、稲佐の浜です。

日本の渚百選にも選ばれており、弁天島に夕日が掛かる様子はとても綺麗だそうです。


稲佐の浜
稲佐の浜

稲佐の浜は、国引きの舞台となっており、大国主命と同一神とされる八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと)が国を引いた綱が稲佐の浜(薗の長浜)になったといわれています。


稲佐の浜
稲佐の浜

稲佐の浜は、国譲りの舞台にもなっており、天照大御神の使者である建御雷神(たけみかづち)が、大国主命に国譲りを迫った時に、子の建御名方神(たけみなかた)が異を唱え、稲佐の浜で力競べをしたといわれています。


稲佐の浜
稲佐の浜

万九千神社(まくせのやしろ)

神在月に出雲に参集した八百萬神(やおよろずのかみ)は最後にここに立ち寄って、神議を締めくくってなおらい(酒宴)を催し、翌年の再開を期したそうです。

「まんくせんじんじゃ」とも読みます。


万九千神社
万九千神社

祭神は、櫛御気奴命(くしみけぬのみこと)、大穴牟遅命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひことみこと)の三柱と、八百萬神(やおよろずのかみ)です。


万九千神社
万九千神社

道の駅 湯の川(宿泊地)

翌日の観光地の事を考えて、出雲と松江との丁度中間あたり、宍道湖畔沿いまで移動して「道の駅 湯の川」に宿泊します。


道の駅 湯の川
道の駅 湯の川

夕暮れ迄足湯でマッタリします。


道の駅 湯の川
道の駅 湯の川

夕食は、近くの中華料理「満福食堂」へ。


DSC_0452

お風呂も同じく近くの「ひかわ美人の湯」へ。


ひかわ美人の湯
ひかわ美人の湯

国道9号沿いに有るので交通量が多いのですが、道の駅の裏手にも駐車場があり、そちらに停めることができました。


道の駅 湯の川
道の駅 湯の川

本日のドライブルート

本日のまとめ

本日の出費は、神社の朱印やお賽銭と、食事代が半々と言ったところです。

キャッシュレスと言っても神社がキャッシュレス化する事は当面無いでしょうね。特にお賽銭は神社巡りをする時は小銭を多めに持ち歩かないと、紙幣を崩すのも難しくなりますね。

種別 本日残高 出発前残高 使用額
現金 5,686 13,847 8,161
楽天Edy 15,393‬ 15,993‬ 600
楽天Pay 535
PayPay 1,915
ガソリン 4,133
合計 15,344

4日目はコチラ


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