自宅から遠く離れた旅先で万一何らかのトラブルが発生すると、不馴れな土地でレッカー車の手配や修理に右往左往することになります。
車中泊の旅や長距離ドライブに出かける際、万一のトラブルに備えてロードサービスに入っておくことはとても重要な事です。
ロードサービスとは車の運転中に事故や故障などの様々なトラブルに遭遇した際に、24時間365日電話一本で駆けつけてくれ助けてくれるサービスです。
ロードサービス専門のサービス
ロードサービス専門のサービスとしては、JAF(日本自動車連盟)、JRS(日本ロードサービス株式会社)、カーレスキュー(パーク24株式会社)の3つがあります。
中でもJAF(日本自動車連盟)は、専門知識を持ったスタッフが、クルマのトラブル時に、24時間365日体制で対応してくれます。本当に心強いサービスですし、免許取り立てで運転やクルマのメンテに慣れないうちは、是非入るべきだと思います。
これらのロードサービスに加入すると旅先でも安心ですが、年会費や入会金がかかってしまいます。過信は禁物ですが、ある程度運転に慣れてしまうといつ利用するかわからないサービスのために年会費をずっと払い続けるのは勿体無いですよね。
実はロードサービス専門業者の会員になる以外にも、ロードサービスに加入する方法があります。
自動車保険やクレジットカードの中には、ロードサービスが付帯しているものがあり、JRS(日本ロードサービス株式会社)やカーレスキュー(パーク24株式会社)などのロードサービス専門のサービスと提携しているので、余分なコストをかけずにロードサービスに加入することが可能になるのです。
自動車保険付帯のロードサービス
最近の自動車保険には、ロードサービスが付帯しているものが多くあり、付帯していないのはごく一部です。
自動車保険はそもそもクルマに対する保険なので、付帯するロードサービスもクルマに対してとなります。ですので、契約者本人が運転していたとしても、レンタカーや友人のクルマなど、保険の対象となる車以外に乗っていてはロードサービスを受けることができません。
また、保険会社のロードサービスを利用しても、保険を利用した修理をしなければ、等級は下がりませんので、安心して利用しましょう。
パンクやキー閉じこみなど、車本体の応急対応
ほとんどの保険会社でバッテリー上がりやキー閉じこみ対応など、必要なものが揃っています。
雪の降る地域の方にとってありがたいサービスとしては、SBI損保、アクサダイレクトのスタック救援サービスをもあります。
緊急時のレッカー対応
保険会社が指定した修理工場までなら、レッカーでの牽引距離は無制限としている保険会社が半数以上です。一方で、契約者が指定した修理工場までの距離は、35Kmから300km迄と保険会社によってかなりのバラツキがあります。
キャンピングカーの様な特殊な車両で、全国を旅するのであれば、契約者指定の修理工場までの利用可能距離が長いほうが良いでしょう。
とはいえ、JAFだと契約者指定の修理工場までの利用可能距離は15kmとなっているのでJAFと比べると利便性の高い保険会社が多いです。
宿泊などの臨時費用対応
長距離の車中泊旅をよくするのであれば、宿泊費用や帰宅費用の補償も重要なポイントです。
ソニー損保、チューリッヒ、アクサダイレクトは、全額補償なので、遠距離でトラブルに有っても安心ですね。
自動車保険の見積は『一括見積もりサイト』がおすすめです。
「保険の窓口 インズウェブ」なら、上に挙げたSBI損保、アクサダイレクト、ソニー損保、チューリッヒ以外にも、イーデザイン損保、おとなの自動車保険、三井ダイレクト損保、セコム損害保険にも対応しており、同じ条件で複数社からまとめて見積りが取れますので比較するのも容易です。
保険の窓口 インズウェブ
クレジットカード付帯のロードサービス
ロードサービスが付帯しているクレジットカードは少数ですが、ガソリン系クレジットカードで付帯しているものがあります。ガソリン代の値引きもありますのでドライブや車中泊が趣味であれば、持っておくと便利です。
クレジットカードのロードサービスは原則として契約者本人に適用されるため、契約者本人が運転している車であれば、レンタカーや友人のクルマなどでも同じようにサービスが利用可能となります。
ENEOSカードS
ENEOSカードSは、年1回利用すれば1,250円(税別)の年会費が無料となるクレジットカードで、さらにロードサービスが無料で付いてきます。
無料のロードサービスの内容は、30分以内の現場路上サービスと、10㎞までのレッカーサービスと少し限定されますが、JAFなどのロードサービス専門のサービスと比べると格安なので入るメリットはあります。
ENEOS SSでガソリン・軽油が2円/L引きとなります。
ENEOSカードには、スタンダードタイプのENEOSカードS以外にもキャッシュバックタイプのENEOSカードCとポイントアップタイプのENEOSカードPがあり、どのENEOSカードにもロードサービスが無料で付いてきます。
出光カードまいどプラス
出光カードまいどプラスは年会費無料のクレジットカードですが、ロードサービスは有料オプションで年会費は750円がかかります。
無料のロードサービスの内容は、30分以内の現場路上サービスと、10㎞までのレッカーサービスと少し限定されますが、JAFなどのロードサービス専門のサービスと比べると格安なので入るメリットはあります。
出光SSでガソリン・軽油が2円/L引き(入会後1ヵ月間は5円/L引き)となります。
JTB旅カード
JTB旅カードは、年会費2,000円(税別)と高いのですが、豊富なロードサービスが無料で付いてきます。
無料のロードサービスの内容は、30分以内の現場路上サービスと、30㎞までのレッカーサービス、さらに、緊急宿泊費用サポート(1泊分のみ)、帰宅費用サポート、レンタカーサービス、車両回送サービスと、非常に手厚い内容となっています。
JTB旅カードは、JTBグループの利用でポイントが貯まる点も魅力的です。
ロードサービスが付いてくる自動車保険付帯とクレジットカードまとめ
免許取り立てで運転やクルマのメンテに慣れないうちは、専門知識を持ったスタッフが、クルマのトラブル時に、24時間365日体制で対応してくれるJAF(日本自動車連盟)がおすすめです。
一方で、ある程度運転に慣れてしまうといつ利用するかわからないサービスのために年会費をずっと払い続けるよりは、ロードサービスが付帯する自動車保険やクレジットカードで(完全にカバーできる訳ではありませんが)大体のトラブルシーンはカバーできるといえます。
自動車保険のロードサービスは、保険の対象となるクルマに対して適用、クレジットカードのロードサービスはカードの契約者本人に適用となり、カバーの仕方が異なるので、どちらも持っておくことをおすすめします。
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