簡単ではない!車中泊での湯沸かしグッズ[2021年版]

簡単ではない!車中泊での湯沸かしグッズ[2021年版]

車中泊では、キャンピングカーでもない限り、クルマは主に睡眠用に使い、車内で料理はせずに道の駅やレストラン等で食事するという人が多いのではないでしょうか。私も旅先の名物を食べたいということもあり、もっぱらそうしています。

料理はしないとしても、お湯が必要な場面はかなりあります。お湯を沸かすことができると、コーヒーを飲んだり、インスタントラーメンを食べたり、湯たんぽに使用したりできて本当に便利です。

とはいえ、車内で安全・簡単にお湯を沸かすのは、簡単なようで意外と難しいのです。以下に3つの方法を書きますが、これというベストな解が無く難しい問題です。

電気ケトルば安全ですが時間がかかります。
アルポットとジェットボイルは、簡単ですが、火を使うので、絶対安全とは言えません。出来れば車外で使うほうが良いと思いますが、車内で使う場合は、目を離さないように、また換気にも注意しましょう。

お湯を沸かす手間を考えると、サーモスのような保冷・保温力のある水筒も用意して、余ったお湯を捨てずに残しておくほうが良いでしょう。

お湯を沸かす方法

DC電源タイプの電気ケトル

クルマのシガーソケットから電源を取って使用する電気ポットです。
メリットは、火を使わないので車内でも安全に利用できる点、デメリットは以下の2点です。

エンジンを掛けた状態で使う必要がある
シガーソケット経由なので、エンジンをかけた状態で使用します。
車中泊地で、エンジンをかけてアイドリングするのはマナー違反ですから、クルマの移動中に、目的地への到着時間から逆算して電気ケトルをセットすることになります。

沸騰に時間がかかる

メルテックのあったカーケトルは、1リットルのお湯を沸かすのに、約60分かかります。コーヒー一杯程度なら、約20分程です。
コーヒー程度ならコンビニに立ち寄るほうが便利ですが、時間に余裕のある車中泊旅なら移動中の車内で一杯飲むのもいいかもしれませんね。

沸騰までの時間を計算してみましょう
1リットルの水の熱容量は、1,000cal/K=1kcal/Kです。
この水が、最初は20℃と仮定して100℃にするには、80K(80℃)温度を上昇させる必要があります。
1K(1℃)上昇させるのに1,000cal必要なので、80K上昇させるには、80,000cal必要になります。
1calは4.2ジュールなので、80,000calに4.2をかけると、336,000ジュールになります。

この水を、例えば以下の電圧、電流を持つ電気ケトルで沸かすことを考えましょう。
電力は計算上144Wとなりますが、AC変換時のロスを考えて100Wと仮定します。
■入力電圧: DC12V
■消費電流: 12A
1Wとは1秒あたり1ジュールのエネルギーのことを言います。
100Wの電気ケトルでは、1秒間に100ジュールのエネルギーが加えられるので、336,000ジュール加えるには、この値を100Wで割った3360秒、つまり56分かかることになります。

アルポット

釣り好きの人にはお馴染みのロングセラー商品です。
大木製作所が製造・販売していますし、釣り具メーカーのDAIWAからもOEM販売されています。大木製作所は緑色、DAIWAは赤色と色に違いはありますが、同じスペックです。さらにJAF通販からも販売されており、こちらは外観が銀色のステンレス製で、サビに強いです。

燃焼部分が囲われており本体から火が上がらず、本体側面や本体底面は温かい程度なので、火傷の心配が無く、車内のテーブルに置いて利用できます。
手軽にお湯が沸かせて、車中泊での利用は便利だと思います。

800mlの水を15分程度で沸かせます。比較的短時間なので車外で使用することをおすすめします。
燃料は、アルコールで、薬局で入手可能です。

お湯を沸かす以外に、ラーメンやご飯を炊くこともできます。
ネットを検索するといろいろな活用法が紹介されているので参考にして下さい。

ジェットボイル

クッカーと熱効率の高いストーブがセットになっているのが特徴のアウトドア用調理器具です。
ガスを燃焼させた熱を効率的に取り込むためにポットの底に羽がついており、500ccの水を沸騰させる時間は約2分です。

熱効率が高いだけでなく、断熱性も高く、調理中でもクッカーを素手で扱えます。
ガスの炎がはみ出ることもなさそうで、安心感がありますし、安全性もカセットコンロよりはずっと高いと思えます。
とはいえ、火災や一酸化炭素中毒の危険はゼロではないので車内での利用は充分注意しましょう。

専用のゴトクが附属しており、他のクッカーと組み合わせて調理も可能ですが、湯沸かし用と割り切っても購入する価値は充分有ります。
クッカーの中にストーブとガスを収納できるようになっており、携帯性に優れる点もいいですね。

バロクック

専用のヒートパックを使って、火も電気もガスも使わずに調理できる「バロクック」という小型の調理器具があります。「バロクック レクタンギュラー」と言われる四角いクッカー型のものとは別にタンブラー型もあり、コーヒーなどのお湯を沸かすためならこちらをおすすめします。

ただ、ヒートパックが1個約250円ほどと高額なので、コストを考えるとコンビニでレギュラーコーヒーを買う方が安上がりです。災害時の備えとしてはある方が安心だと思います。

湯沸かしのおすすめ

DC電源タイプの電気ケトルのおすすめ

メルテック あったカーケトル CK-673

入力電圧: 12V車専用
容量: 1000ml
空焚き防止機能: あり
created by Rinker
¥4,403 (2024/12/04 02:54:39時点 楽天市場調べ-詳細)

セイワ 電気ケトル Z60
こぼれにくいロック機構が付いた安全設計のケトルです。

入力電圧: 12V車専用
容量: 480ml
空焚き防止機能: あり
created by Rinker
セイワ(SEIWA)
¥7,750 (2024/12/04 02:54:40時点 Amazon調べ-詳細)

湯温自在ポット ワクヨさん DC12V

入力電圧: 12V車専用
容量: 400ml
空焚き防止機能: 不明

アルポットのおすすめ

大木製作所 アルポット

ダイワ アルポット

ジェットボイルのおすすめ

ジェットボイル フラッシュ
2018年に発売されたシリーズ最速沸騰モデルです。
沸騰時間はジェットボイル PCS FLASHより約50秒短くなり約100秒を実現したジェットボイル フラッシュ。
これは、バーナーの出力性能が向上し最大出力が約2倍になったことと、高い火力とエネルギー効率を両立さたことにより実現されました。

ジェットボイルミニモ
通常のジェットボイルよりも高さが低く安定感があり、料理をする方におすすめのジェットボイルミニモ。細かな火力調節ができるので、強火での急速沸騰から、小さい炎が安定的に必要な“とろ火”での煮込み料理まで可能です。

ジェットボイル ミニモ

ジェットボイル ジップ
ジェットボイルの中で一番低価格でシンプル、コストパフォーマンスに優れるなジェットボイル ジップ。自動点火装置が付いていないため、マッチやライターで点火します。

ジェットボイル ジップ

ジェットボイル スモー
ジェットボイルの中で最大容量の1.8Lのクッカーを備えたジェットボイル スモー。1リットルの水が、4分45秒で沸騰。大容量の調理に効果を発揮します。

ジェットボイル マイクロモ
尖鋭かつ高次元の機能を盛り込んだハイエンドモデルのジェットボイルマイクロモ。車中泊ではさほど気になりませんが、単独での山行やファストハイクに最適な0.8Lクッカーを採用し、小型・軽量化を実現しています。

ジェットボイル マイクロモ

ジェットボイル スタッシュ
バーナー・クッカー合わせてシリーズ最軽量となる200gを実現したジェットボイル スタッシュ。超コン パクトな収納サイズで、あらゆるシーンで活躍します。

バロクックのおすすめ

バロクック カフェ タンブラー

バロクック カフェ タンブラー


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