車中泊の時に快適な睡眠を取るには、シュラフとシェード・カーテンはもちろん大切です。
しかしそれ以前にまず大切なのが就寝スペースの確保です。
\おすすめ!/
キャンピングカーではなく普段使いのクルマで快適な車中泊をする上では、何もかもクルマの中で実現しようとは考えずに、食事はレストランでの外食、風呂は日帰りの温泉施設を利用と割り切ってしまい、クルマはベッドスペースとして利用することを主体に考えることをおすすめします。ベッドスペースとして利用することを考えた際の車中泊に適したクルマと、車種毎のおすすめクッション、シェード、カーテンなどの装備をご紹介します。ミニバンミニバンは、前席はそのままで2列目以降のシートアレンジにより大人二人+小さな子供一人程度... 【クルマ】車中泊をEnjoyするための車種毎のオススメ装備 - 車中泊ステーション |
車中泊を楽しむクルマの条件
広くてフラットな就寝スペースを用意しないと、睡眠不足になったり体のあちこちが痛くて翌日の旅行を充分に楽しむことができません。
広いスペース
手足を伸ばせて、できれば寝返りが打てる程度のスペースが望ましいです。
また、就寝までの時間をゆったりと過ごすにはある程度の車高も必要です。
これは乗っている車種によってどうしても限界がありますので、荷物の整理整頓などを行い少しでも広い空間を確保する努力をしましょう。
フラットなスペース
凹凸や段差の無いフラットなスペースが理想です。
市販車のカタログを見ると、「フルフラット」と書かれている車種はありますが、「フルフラット」といっても家のベッドのように完全に平らになる訳では無く床面が波打ったようにデコボコしていたり、傾斜があったりします。
車中泊を楽しむためにクッションマットを使おう
「フルフラット」に近い状態になる車種なら、シートに残る凹凸や傾斜を完全に解消することが望ましいです。
厚みのあるマットを敷くことである程度は凹凸を吸収できますが、少しでも凹凸や傾斜があると不自然な体制で寝ることになり翌朝体が痛かったり、寝返りが打ちにくかったりして目覚めてしまいます。
ベストの解決策は、ベッドを設置する事だと私は考えています。
ベッドはグラつかず安定するので、熟睡する事ができますし、寝るまでの時間を車内で過ごすときも床面のクッション性が良すぎない方が過ごしやすいです。
一方でクッションマットにも以下のようなメリットがあります。
室内高の確保
就寝までの時間をゆったりと過ごすにはある程度の車高も必要です。
ベッドだと骨組を組んで嵩上げするため、どうしても室内高が犠牲になります。勿論嵩上げした分は床下収納に使えるので一長一短はあります。
一方でクッショマットの場合は、室内高の犠牲は小さくて済みます。
設置の容易さ
前提として、夜に設置して朝には片付ける必要があるのか否かでも変わってくるので、メリットとは言えないかもしれませんが…
ベットも設置や片付けが容易なように、使わないときは邪魔にならないように考慮はされていますが、クッショマットの方が遥かに設置は容易ですし邪魔にもなりにくいです。
クッションマットの種類
クッションマットは大きく2種類に別れます。
1つは一枚ものの大きなクッションマット、もう1つは複数の座布団サイズのクッションマットの組み合わせです。
一枚ものの大きなクッションマット
ポンプで空気を入れるだけで簡単に組立てが出来るベッドキットです。コンパクトで持ち運びラクラク。専用ボストンバッグに収納してトランクスペースに常時収納しておくことも可能です。
例えば、ジムニーなら以下のベッドです。
フルフラット化したシートの全面にクッションマットを敷くタイプです。
例えば、ステップワゴンならば、以下のクッションマットです。
複数の座布団サイズのクッションマットの組み合わせ
フルフラット化したシートの凹凸を上手く埋められるようシート形状に合わせたクッションマットを敷くタイプです。一人の場合は片側だけ敷く事ももちろん可能です。
例えば、CX-8ならば、以下のクッションマットです。
クッションマットの車種毎のおすすめ
以下のページから調べたい車種を選択して下さい。
クッションマットの設置に適さないクルマ
クッションマットは、全ての車種に設置出来るわけではなく、シートのリクライニングの状態によってはクッションマットが設置しづらい車種もあります。
そういった車種での車中泊は難しいでしょう。
必要に迫られて1日だけ車中泊する場合はともかく、これから長期で車中泊を楽しむことを検討されているのであれば、エコノミークラス症候群になるリスクを抱えて車中泊の旅をするよりは、思い切ってクルマの買い替えを検討することをおすすめします。
クルマの乗り換えを検討するなら、車種選びだけではなく、買い替えにかかる費用も前もって検討しましょう。
⇒クルマの上手な乗り換えテクニックで詳しく説明しています。
少なくとも、今のクルマの買取価格を把握したうえで、買い換えるか否か考えましょう。
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