【旅】「神在月の出雲大社参拝」(4日目)

【旅】「神在月の出雲大社参拝」(4日目)

一週間の休暇を利用して、2019年10月13日(日)から18日(金)の6日間、車中泊の旅に行ってきました。
テーマは、「神在月の出雲大社参拝」です。

関西の朝の情報番組『朝生ワイド す・またん!』の 「森ちゃんニッポンたたた〜♬ 」でも今週まさに出雲大社が取り上げられていますね。

旧暦10月は世間一般には「神無月(かんなづき)」と言われていますが、出雲では全国から八百万の神々が集まるので「神在月(かみありづき)」と言うそうです。
正確には10月28日からが旧暦の10月なので2週間程早いですが、仕事が休める都合でこの時期に参拝しました。

北近畿、鳥取経由で出雲・松江を旅してきました。

3日目はコチラ

【4日目】10月16日(水) 道の駅 湯の川(宿泊地) ⇒ 須我神社(すがじんじゃ) ⇒ 八重垣神社 ⇒ 松江城 ⇒ 御食事処 弓ヶ浜 ⇒ 美保神社 ⇒ 水木しげるロード ⇒ 道の駅 はわい(宿泊地)

4日目も3日目につづいて大国主命にゆかりの素戔嗚尊や事代主神をお祭りしている神社を訪問しました。

道の駅 湯の川(宿泊地)

昨夜も2日目と同じ様に道の駅裏側の駐車場に停める事が出来たので良く寝られました。ただ思った程体調がスッキリしません。

なんとなくダルいのですが、余り気にせず行動開始です。

先ずは素戔嗚尊が祭られている神社を2社参拝します。

須我神社(すがじんじゃ)

鳥居です。

素戔嗚尊がこの地にやってきた時に、
「吾此地に来まして、我が心須賀須賀し」
と言ったため、この地は須我といわれるようになったそうです。


須我神社
須我神社

素戔嗚尊が八岐大蛇退治の後に日本で始めて建てた宮殿が須我神社になったと言われており、「日本初之宮」と通称されています。


須我神社
須我神社

拝殿です。

主祭神は、素戔嗚尊と妻の稲田比売命、二人の子の清之湯山主三名狭漏彦八島野命(すがのゆやまぬしみなさろひこやしまのみこと)です。

素戔嗚尊は、宮殿が出来上がった時に美しい雲が立ち上がるのを見て

「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠めに 八重垣つくる その八重垣を」

と御歌を詠みました。

この三十一文字の和歌は、日本で一番古い歌であり、この地が「和歌発祥の社」と呼ばれています。また、この和歌の中の「出雲」は出雲の国名の起元であり、「八雲立つ」は「出雲」の枕詞であります。


須我神社
須我神社

2km程のところに「奥宮」があるのですが、そちらは今回は参拝しませんでした。

八重垣神社

八重垣神社は素戔嗚尊が稲田比売命の親の承諾を得て正式に結婚した地とされており、出雲に於ける縁結びの本宮として全国に名高いそうです。


八重垣神社
八重垣神社

鳥居です。

八重垣神社は稲田比売命が、八岐大蛇の難を避けるために避難したといわれる場所です。


八重垣神社
八重垣神社

拝殿です。

主祭神は、素戔嗚尊と妻の稲田比売命です。


八重垣神社
八重垣神社

素戔嗚尊は、八岐大蛇を退治した後に、

「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠めに 八重垣つくる その八重垣を」

という喜びの御歌を詠みました。

ん、同じ話を「須我神社」でもしましたか?

しましたね。

だって、同じ話を両方の神社で聞いたんですから。


八重垣神社
八重垣神社

八岐大蛇を退治するとき、素戔嗚尊は稲田比売命を奥の院の周りに八重垣を造って隠しました。 


八重垣神社
八重垣神社

鏡の池です。
稲田比売命は、八岐大蛇から隠れている時、この池を姿見として使ったり、飲み水を汲んだそうです。

鏡の池では縁結びの占いが人気があるそうで、紙片に硬貨を載せ、早く沈め良縁早く、遅く沈めば縁が遅いとされるそうです。


八重垣神社
八重垣神社

御朱印を頂きました。


八重垣神社
八重垣神社

松江城

4日目の観光のメイン、松江城です。

車で松江の市街地に入ってすぐ気づくのが、路肩に電柱が無いこと。街灯や信号・交通標識はあるので、何も無くてスッキリとまでは行きませんが、電柱が無いだけで、かくも街の美観が良くなるんだなと感心してしまいます。

松江城

市営松江城大手前駐車場に停めます。
休日は県や市の施設の駐車場が無料開放される「おもてなし駐車場」と呼ばれる駐車場があるらしいのですが、平日にはその恩恵がなく、しかも市営でも駐車場代が高い…

 

丁度、松江水燈路(すいとうろ)というライトアップイベントの最中でした。夜に来るとまた違う楽しみが味わえたでしょうね。


松江城
松江城

松江城は全国で現存する12天守のうち、2015年7月に国宝となりました。唯一の正統天守ともいわれており、別名「千鳥城」とも呼ばれています。


松江城
松江城

柱に板を包み帯鉄や鎹で留めた「包板」です。松江城天守だけに現存するものだそうです。


松江城
松江城

松江城の構造は、2階ごとに「通し柱」で支え、均一に荷重をかけています。姫路城は地階から6階の床までを2本の通し柱が貫通して支えていますが、全国的な築城ラッシュで木材不足のなか建てられた松江城は、長い通し柱の調達が困難だったようです。


松江城
松江城

明治時代になると、政府が発令した「廃城令」によって、売却されることとなりますが、勝部本右衛門や高木権八により買い戻され、保存されます。


松江城
松江城

天守最上階の5階からは四方の町並みが見られます。
市街地の向こうに宍道湖が見えます。


松江城
松江城

松江城周辺

大手前駐車場とは逆方向に歩き、稲荷橋で堀川を渡ってから城のの外に出ます。外堀沿いに半周歩いて駐車場まで戻るつもりです。


松江城周辺
松江城周辺

小泉八雲記念館


松江城周辺
松江城周辺

小泉八雲旧居


松江城周辺
松江城周辺

田部美術館


松江城周辺
松江城周辺

塩見縄手は「日本の道100選」にも選ばれているそうで、武家屋敷などの古い町並みだけでなく松並木も綺麗です。通り沿いにはお洒落なショップもあります。


松江城周辺
松江城周辺

武家屋敷


松江城周辺
松江城周辺

遊覧船に乗ってのんびりと、外堀から松江城を見上げられる堀川めぐりもおすすめです。


松江城周辺
松江城周辺

松江歴史館


松江城周辺
松江城周辺

レイクラインです。
松江駅を起点に観光地を巡る周遊観光バスです。


松江城周辺
松江城周辺

堀川めぐりの大手前広場乗船場です。
他にも松江堀川地ビール館の近くにふれあい広場乗船場もあります。


松江城周辺
松江城周辺

松江しんじ湖温泉(足湯)

松江しんじ湖温泉では、2つの足湯に入ってきました。

宍道湖しじみ館の入口にある足湯です。


松江しんじ湖温泉
松江しんじ湖温泉

宍道湖しじみ館は、シジミの漁獲量が全国一の宍道湖のほとりにある、全国唯一のシジミ展示館で、足湯に浸かっている間にも観光バスが3台ほどやってきていました。


松江しんじ湖温泉
松江しんじ湖温泉

宍道湖を眺めながら足湯に浸かれ、眺めは最高です。


松江しんじ湖温泉
松江しんじ湖温泉

先客は一人だけだったのですが、出る頃には8人程になっていました。


松江しんじ湖温泉
松江しんじ湖温泉

宍道湖しじみ館から少し歩いたところに、一畑電鉄松江しんじ湖温泉駅があります。


松江しんじ湖温泉
松江しんじ湖温泉

ここの駅には足湯が併設されていて、近くにはお湯かけ地蔵もあります。


松江しんじ湖温泉
松江しんじ湖温泉

他には利用者も無く終始一人でした。


松江しんじ湖温泉
松江しんじ湖温泉

御食事処 弓ヶ浜

昼ご飯は境港で海鮮丼を食べる為、松江から大根島経由で境港に行きます。

中海がとてもきれいです。


中海
中海

クルマのフロントガラス越しにもう一枚。

わざわざ大根島を通るのは、「江島大橋」を渡りたいからです。そうです、かつてダイハツ「タント」のCMで一躍有名になった“ベタ踏み坂”です。


中海
中海

「江島大橋(ベタ踏み坂)」を渡って境港に到着です。

え、写真ですか?撮ったのですがつまらない普通の橋としてしか撮れませんでした。撮影ポイントの工夫と望遠レンズ付カメラが無いと無理かな。


さかいみなと
さかいみなと

お昼は、少し贅沢してカニ料理「御食事処 弓ヶ浜」へ。


御食事処 弓ヶ浜
御食事処 弓ヶ浜

「みなと丼」は既に品切れでしたが、人気のメニュー「かにトロ丼」はあります。


御食事処 弓ヶ浜
御食事処 弓ヶ浜

「かにトロ丼」は、カニの身を独自の製法で熟成させていて、カニの深い旨みが凝縮されています。

メッチャウマい!

が、ご飯はもっと多い方がいいぞ!

全然満腹にならないから美味しいのに物足りない感半端ない。


御食事処 弓ヶ浜
御食事処 弓ヶ浜

「弓ヶ浜」の隣には、海産物専門店「大漁市場なかうら」があります。


御食事処 弓ヶ浜
御食事処 弓ヶ浜

鬼太郎の巨大オブジェがあり、皆さんココでワイワイ言いながら写真撮ってます。


御食事処 弓ヶ浜
御食事処 弓ヶ浜

美保神社

美保神社

えびす社の総本社で、主祭神は、「事代主神(ことしろぬしのかみ)」と「三穂津姫命(みほつひめのみこと)」です。

事代主神は、鯛を手にする福徳円満の神えびす様と同一神です。
三穂津姫命は、高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)の娘で大国主大神の妻です。美保という地名はこの神に縁があると伝えられています。


美保神社
美保神社

事代主神は、出雲大社の主祭神、大国主大神の御子神ですので出雲大社との両参りが良しとされています。


美保神社
美保神社

朱印を頂きました。


美保神社
美保神社

美保関灯台

美保神社から車でさらに岬の奥に行ったところに美保関灯台があります。

歴史的・文化的価値のある文化遺産として「世界の歴史的灯台百選」に選ばれています。また、「日本の灯台50選」にも選ばれている日本を代表する灯台です。


美保関灯台
美保関灯台

「国引き神話」では美保関のある「三穂(みほ)の埼」は北陸から引いてきたとされています。


美保関灯台
美保関灯台

美保の碕の鳥居です。
海に面して立つ鳥居の先には沖の御前島、地の御前島という2つの島があり、ともに美保神社の祭神である事代主命(ことしろぬしのみこと)の釣り場と伝えられています。


美保関灯台
美保関灯台

旧事務所や宿舎は、現在は「ビュッフェ」に改築されており、日本海を眺めながらのんびりカフェを楽しむこともできます。


美保関灯台
美保関灯台

水木しげるロード

4日目の最後は「水木しげるロード」です。
JR境港駅に行くと、ちょうど鬼太郎列車がホームに入ってくるところでした。

JR境港駅から続く約800mの通りに177体の妖怪ブロンズ像が立ち並んでいます。


鬼太郎ロード
鬼太郎ロード

ネズミ小僧です。


鬼太郎ロード
鬼太郎ロード

すなば珈琲があります。

47都道府県で唯一、鳥取県だけスターバックスコーヒーがなかった時に、県知事の「鳥取にはスタバはないけど、日本一のスナバがある」といった一言から誕生したといわれるコーヒー店です。

そういえば境港って鳥取なんですね。松江は島根、境港や米子は鳥取・・・
イマイチ土地勘がありません。


鬼太郎ロード
鬼太郎ロード

水木しげる記念館


鬼太郎ロード
鬼太郎ロード

目玉おやじです。


鬼太郎ロード
鬼太郎ロード

道の駅 はわい(宿泊地)

山陰道を通って米子から東郷湖まで戻ります。山陰道は無料なのに自動車専用道路で信号が無く、比較的短時間で楽に東郷湖まで戻ってこれました。

今夜の宿泊地は「道の駅 はわい」です。

今日は、朝から体調がスッキリしなかったのですが、昼過ぎの美保神社を参拝したあたりから体調が急激に悪くなってきて、道の駅に着いたころにはかなりグロッキー状態で、もう一歩も動く気力がありませんでした。

幸いにもここの道の駅はコンビニ「ポプラ」があったので、消化の良い蒸しパンにヨーグルト、栄養ドリンクを買ってとっとと寝ることにしました。

今日はお風呂もなしです。足湯入ったし。

本日のドライブルート

本日のまとめ

今日も4,000円弱です。あまりお金を使った意識が無く正直何に使ったんだろう?って感じですが、松江城観光やその駐車場代、神社の朱印の初穂料などで細々とはらっています。

種別 本日残高 出発前残高 使用額
現金 4,586 13,847 9,261
楽天Edy 12,684‬ 15,993‬ 3,309
楽天Pay 535
PayPay 1,915
ガソリン 4,133
合計 19,153

5日目はコチラ


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