最近仕事が忙しくて中々休みが取れなかったのですが、21日の金曜日に1日休みが取れたので、2019年6月21日(金)から22日(土)の1泊2日、車中泊の旅に行ってきました。
あまり遠くまでは行けないので、比較的近場の下呂温泉「湯めぐり手形を使った外湯&足湯」めぐりです。
天気が心配でしたが、夕方にパラパラと夕立があった程度で大きく崩れることは無く、楽しい2日間でした。
【1日目】6月21日(金) 自宅⇒下呂温泉
道の駅 平成
下呂温泉に行く途中の道の駅で休憩です。
名前はなんと「平成」です。
こういうところは「平成」と「令和」の間、ゴールデンウィーク頃に行くべきですね・・・
狙うのが下手ですみません。
足湯もあったのでちょっと一服。
大きな看板の前でジムニー号と一緒に!
下呂温泉
下呂温泉までの道順は分かりやすかったのですが、下調べを全然してこなかったので、温泉街まで来て駐車場が分からず迷ってしまいました。
下呂温泉総合案内所がJR下呂駅にあるのは調べていたので、最初JR下呂駅に行ったのですが、駅前には駐車スペースが無く、先に駐車場を探したのですが、駐車場が中々見当たらず。阿多野谷沿いを少し上ると、湯のまち雨情公園というところでクルマを停められたので、ネットで市営駐車場を探し、下呂市営駐車場に停めました。ここなら最初の1時間は無料なので観光案内所で話を聞いてから他の駐車場に移動することもできます。
温泉街の中心地と思われるところに、3体のブロンズ像が立っています。
座っているのはチャップリン。
観光客らが映画について楽しく語らいながら温泉街散策できるような”映画通り”を目指す「ミラクルマイル」事業の一環だそうです。
猿たちと戯れる林羅山。
江戸時代の儒学者である林羅山が有馬と草津と下呂を三名泉としたことで、下呂温泉は古くから抜群の知名度を誇っています。
最後の一人は、 万里集九。
万里集九は室町時代の詩僧で、林羅山と同じように下呂温泉を日本三名泉として広めたとされています。私はここに来るまで全く知りませんでした。
林羅山と万里集九は下呂温泉の立役者なのでブロンズ像が設置されている理由も分かります。
一方でチャップリンは?
「ミラクルマイル」事業の経緯を知らずに言うのもなんですが、場違いな所に連れてこられて、観光客から怪訝な表情で見られるのでは可哀そうですね。
個人的には、織田信長にして欲しかった。
阿多野谷に沿って両側にホテルが立ち並んでいます。
川には温泉が流れ込んでいないのか、湯気は立っていません。温泉地によくあるように川からも湯気が立ち上っていると温泉地に来たという雰囲気も高まるんですけどね。
下呂大橋を渡って、JP下呂駅に向かいます。こちらは飛騨川です。川の西岸にもホテルが建っています。
橋の下に有名な噴泉池が見えます。以前は露天風呂だったそうですが、今では入浴する際には水着着用が義務付けされているようです。足湯として利用する人も多いとのことで、私も後で足湯してみようと思います。
はやる気持ちを抑えて、下呂市総合観光案内所に先に行きます。
下呂市総合観光案内所
まずは、下呂市総合観光案内で温泉街の観光情報を仕入れるのと湯めぐり手形を購入します。
JRの高架下をくぐった反対側がJRの下呂駅です。ちょうど電車が駅に停車している時間帯でした。
こちらが駅の正面です。
下呂温泉と書かれた巨大な看板の下が総合観光案内所です。
ここで観光案内図と湯めぐり手形をゲットしました。
湯めぐり手形があれば、1,300円で、加盟している旅館22軒の中から三軒のお風呂に入浴する事ができます。ただし、旅館によって手形で入浴できる時間帯は限られています。旅館に宿泊しているお客さんがメインですから、宿泊者が利用しない日中の時間帯や、恐らくは朝・夕の食事の時間帯と思われる時間に限定しているところが多いです。とは言っても手形なしであれば日帰り入浴1,000円前後の旅館ばかりですのでとてもお得に利用することができます。
22件の中には公共の外湯も3件含まれています。幸の湯と白鷺の湯、クアガーデン露天風呂の3か所です。クアガーデン露天風呂は案内所で割引券を貰えます。手形を利用するなら必要ないのですが、念のため貰うことにしました。
3件入浴できるので、昼過ぎに1件、夜に1件、翌朝1件を利用する予定です。
噴泉池
昼食前に温泉街をすこしぶらぶらすることにします。
まずは名所の噴泉池です。丁度誰もいない時間帯でした。
足湯替わりに暫く浸かります。今日は温泉だけでなく足湯も目当てにして来たので直ぐに出入りできるよう、クロックスを履いてきています。
ここは少し熱めで、暫く足を浸けていると赤くなってしまいました。
源泉かけ流しのお湯だそうで、それを足湯にするというのも贅沢ですね。
再度、下呂大橋を渡ってクルマを停めている方の温泉街に戻ります。
加恵瑠(かえる)神社 と かえる滝
「げろ」にちなんだネーミングと「無事帰る」などの語呂合わせだそうです。
最初、この表示から少し行けば「かえるの滝」があるという意味だと思ったんですが、どうもこれが滝だそうです。
いや小さすぎでしょ。
「甚呂」の鶏ちゃん定食
昼食は、郷土料理「甚呂」で鶏ちゃん定食を食べることにしました。
岐阜県のソウルフードとして名前は以前から聞いていたのですが、食べるのは今回が初めてです。
頼んだのは1人前ですが、カセットコンロと生の鶏肉・キャベツの乗った鍋がテーブルにセットされ、自分で焼くスタイルです。
店のおばちゃんに「鶏ちゃんは初めてか?」と聞かれたので「初めて」と答えると、親切丁寧に焼き方を教えてくれました。コツは、鍋から煙が出てきたら、鶏肉を何度もひっくり返して良く焼くこと。キャベツはシャキシャキ感が大切なのであまり焼く必要はない。鶏肉が良く焼けたら最後に鶏肉とキャベツを混ぜ混ぜすること。だそうです。
色々言われたけど、要は鶏肉は良く焼いてね、ということでしょう。
ご飯と汁物も揃ったところで、ほぼ焼き上がり。
我慢できず、お皿に取り分けて一口食べたところで、出来上がりの写真を撮っていないことに気づきました・・・
味はシンプルですが美味しいです。好みにより一味とうがらしを掛けて食べることもあるそうです。両方試しましたがどちらも美味しいです。
小川屋(入浴1件目)
お昼を食べ終えて少し休憩してから1件目の温泉、小川屋へ。温泉街のホテルの中でも大きめで目立つ老舗旅館です。
ここの利用時間は、12:00~15:00(火水木 13:00~15:00)です。
入口入ってすぐのロビーには、ガラス板に水が流れ落ちる涼し気なオブジェがありました。もしかすると水ではなくて温泉かもしれません。
今の時間帯は薬師の湯が男風呂、白鷺の湯が女風呂です。
平日ということもあってか誰も入っていません。浴室と露天風呂にも誰も居ないことを確認して、スマホで写真を撮らせてもらいました。
建物の歴史を感じさせない綺麗で清潔感のある更衣室と浴室です。
大きくて広い湯舟です。
下呂温泉の湯は、無色透明でほぼ無臭です。
硫黄の香りや湯の華がないと今一つ温泉らしくない感じがするのですが、湯上りに変なにおいがしない点はいいですね。特に車中泊をする時は翌朝シュラフが硫黄臭くなっていることもあり、それはそれで大変ですから。
男湯・女湯の説明書きのパネルには白鷺の湯が畳風呂と書いてあったので、薬師の湯は畳は無しかなと思って少し残念だったのですが、少ないながら窓際には畳が敷かれています。露天風呂から戻ってきて最後にこの畳で足だけ浸けたりしながらゴロゴロしているととても気持ちよかったです。
露天風呂は浴場の奥のドアを開けて行きます。
露天風呂は、1階分か2階分ほど会談を降りたところにあります。
露天風呂は岩風呂と檜風呂の2種類です。
少しひんやりした風が気持ちいいですね。
木々の目隠し越しに河原が見えます。さっき居た噴泉池も見えますね。
温泉寺
夜まで時間があったので暫くは温泉街を散策します。
先ずは温泉寺へ。寺へ行くまでの石段がかなり急でかつ段数も多そうです。
小川屋の畳が気持ちよくて長居したせいもあってか、体がホカホカしすぎて中々汗が引いていかない状態です。その状態でこの石段を昇るのは逆効果で更に汗をかきそうですが、とにかく上がってみることにします。
上まで上がると温泉街が一望できて見晴らしは中々良かったです。
この後、お寺に参拝したのですが境内と御堂の写真は撮り忘れました・・・
ビーナスの足湯
休憩がてら、温泉寺から下ったところになるビーナスの足湯に行くことにしました。
ビーナスの足湯は公共の湯の白鷺の湯の玄関にあります。2度程足湯の前を通った時は人が居たのですが、丁度誰も居なかったのでその隙に写真撮影しました。
白鷺の湯の傍には日本三名泉発生の碑が立っています。
名前どおり、ビーナスの像があるので分かりやすいです。
ここの足湯は、ちょっと熱い程度で慣れればずっと浸けていられるので良かったです。目の前が甘味処でお客さんが出入りするのをぼーっと見ながら足湯でくつろぎタイムです。次の温泉に行くまで随分時間があったのですが、ここでかなり長い時間、時間つぶしができました。
田の神の足湯
次も足湯です。
田の神の足湯は市役所と郵便局の間の角地の公園内にあります。
ただこの田の神の足湯は近くにコインパーキングがありません。暫く近くをグルグルしたのですが、結局元の下呂市営駐車場にもう一度停めて、そこから歩きました。駐車場からの距離はJR下呂駅までと同じか少し田の神の足湯の方が近いくらいでしょうか。
下呂市営駐車場に停めれば、大体の温泉・足湯には歩いていけそうです。
私が行った時には中国人の観光客らしき3人の女の子が出ていくところでした。温泉街でも中国語での会話をよく耳にしましたが、中国からの観光客が増えているのは高山や白川郷だけでなく下呂も同じなんですね。
ビーナスの足湯と比べるとぬるいです。
望川館(入浴2件目)
2件目の温泉、望川館へ。温泉街のぼぼ北の外れにあり、道を挟んで北側には駐車場らしき土地があったのですが使われていないようでした。温泉街の外れでも1時間50円とかの低コストにすれば利用者は増えると思うのですが・・・
ここの利用時間は、12:00~14:00と18:00~20:00です。
下呂の温泉街は思ったほど大きくないので、中々時間が潰せず、結局18時より前に入館したのですが、快く受け入れて頂けました。
館内の浴場の手前には水とお茶のサーバーが置かれてました。こういったさりげないサービスがありがたいですね。
行ったときには先客が居たので浴室・露天風呂の写真はとっていません。脱衣所だけはだれも居なかったので写真を撮らせて頂きました。
脱衣所の一角には湯上り後にゆっくりとくつろげるスペースもあります。
露天風呂に、寝転がって入れる寝湯があったので、ゴロゴロとゆっくりできました。
雨が降ったりやんだりしていたのですが、露天風呂も建物側には軒があったので雨にぬれることもなく良かったです。
ロビーから見える日本庭園も綺麗ですね。
道の駅 飛騨金山ぬく森の里温泉(道の駅 かれん)(宿泊地)
下呂温泉の温泉街の近くには車中泊場所がみつからず、20km程はなれた道の駅 飛騨金山ぬく森の里温泉まで移動します。
距離はありますが、道中は信号もほとんどなく、道も走りやすいので30分ほどで到着です。
道の駅の少し前の中華レストランのようなところで夕食に。
ここにも鶏ちゃん定食があったので、食べてみました。昼に食べたのとはまた違って中華風の味付けになっていました。
道の駅 飛騨金山ぬく森の里温泉(道の駅 かれん)に到着しました。
もうすっかり真っ暗ですが、車中泊組と思われるお仲間もかなりいて心強かったです。
おまけ 下呂温泉の駐車場
おまけで下呂温泉の温泉街の駐車場を紹介します。
駐車場名 | 収容台数 | 料金 |
---|---|---|
①下呂市営駐車場 | 59台 | 最初の1時間無料 1時間を超えて30分毎に100円 |
②中央駐車場 | 22台 | (8:00~20:00) 60分100円 (20:00~8:00) 60分50円 |
③合掌村駐車場 | 92台 | 終日無料 |
④朝市合掌村駐車場 | 30台 | 終日無料 |
⑤下呂温泉栄パーキング | 24台 | 20分 100円(1日最大 1,500円) |
⑥下呂市営阿多野駐車場 | 39台 | 最初の1時間無料 1時間を超えて30分毎に100円 |
温泉街へのアクセスが便利なのは、①下呂市営駐車場か②中央駐車場です。私はずっと、①下呂市営駐車場を使っていました。
⑥下呂市営阿多野駐車場も歩けない距離ではないですが、少し遠いです。ハイシーズンで駐車場①②が満車であれば、ここに停めることになるでしょう。
③合掌村駐車場と④朝市合掌村駐車場は終日無料なのはありがたいですが、温泉街まで距離があります。バス停もありますのでバスを使って温泉街とを行き来することになるのではないでしょうか。
噴泉池に行くのであれば⑤下呂温泉栄パーキングが便利です。飛騨川の西岸の駐車場はここだけのようです。
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