高速道路の支払いで便利なETCが、これからは街中でも利用可能になるようです。ドライブスルーでコンタクトレス・キャッシュレス決済ができるようになるとますます便利になりますね。
高速道路でのETC利用率
高速道路でのETC利用率は93%程度あるそうです。
私はあまり長距離移動でも高速道路を利用せず、下道を通って途中の色々な観光スポットに立ち寄るほうが好きなので、利用頻度は低いのですが、ETCは便利ですよね。ゲートで財布を出してお金払って場合によってはお釣りもらって、という手間が一切省けますもんね。
そんなETCを高速道路だけでなく街中でも利用できるのが「ETCX」です。
キャッシュレス決済「ETCX」って何?
「ETCX」は、ETC技術を活用して料金の支払いができるETCソリューションズの新サービスです。ETCの多目的利用を目的に2021年4月29日にサービス開始されました。
メリットとして決済の迅速化がありますが、他にも感染症予防対策としてソーシャルディスタンスを保つためにも今後の社会では必要なサービスでしょうね。
詳しくは、「ETCX」公式サイトでご確認下さい。
「ETCX」の用途
ETCを使ったカード決済システムで、キャッシュレス・コンタクトレスでの支払いがクルマに乗ったままできるようになります。
もちろんクルマに乗った状態での利用シーンがメインでしょうが、駐車場や、ガソリン・EVスタンド、ドライブスルーなどへの利用が検討されているそうです。
駐車場などは高速と同じように何もしないで利用できると非常に便利ですよね。低速で通過するだけで停まる必要もないですから、ドライブインシアターなどのゲートに採用されれば混雑緩和にもつながりますよね。
一方でガソリン・EVスタンドやドライブスルーなどは個人的にはありがたみは微妙かな、と思います。ガソリン・EVスタンドはセルフが主になってきていますから、ガソリンの種類・量を選んだりするのに加えて決済をするか否かの違いですよね。ドライブスルーも同じで、商品を受け取るわけですから、店員さんとやり取りはある訳ですし、商品を準備して包んでもらっている間に決済も済んでしまいますよね。ひと手間が減ってよりスマートになるという意味ではもちろんそうですが、そこまで便利かと言われると個人的には微妙かな。
4月29日からサービスは開始されていて、新名神高速道路の鈴鹿パーキングエリア内の「ピットストップSUZUKA」のドライブスルーで利用が可能になっています。
今後全国に普及していくのが楽しみですね。
「ETCX」の始め方
「ETCX」を始めるのに新たに、ETCカードを作る必要はなく、今、高速道路の支払いに使用しているETCカードがそのまま使えます。登録料・年会費はもちろん無料。ゼロ円でサービスを利用できます。
ただし、使っているETCカードを会員登録する必要があります。
ETCカードのおすすめ
利用できるクレジットカード、ETCカードの種類は現時点では限られています。
株式会社イオン銀行、株式会社クレディセゾン、トヨタファイナンス株式会社、三井住友トラストクラブ株式会社、ユーシーカード株式会社のみが現時点で利用可能です。今後、JCBなども追加される予定だそうです。
おすすめのカードはこの2つです。
トヨタファイナンス株式会社のカード
「ENEOS」のガソリンスタンドを利用されているなら「ENEOSカードS」カードがオススメです。
クレジットカード、ETCカードどちらも発行手数料無料、年1回利用すれば年会費無料です。
「ENEOS」のガソリンの値引きがありガソリンカードとしても優秀ですし、ロードサービスも付帯していますので、クルマ好き・ドライブ好き必携のカードです。
家族カード: 発行手数料・年会費永年無料
年会費: 無料(年1回利用が条件)
国際ブランド: VISA、JCB
ガソリン値引き: 2円/L
ロードサービス: ENEOSロードサービスを利用可能
株式会社イオン銀行のカード
イオングループでお買い物されているなら「イオンカード」がオススメです。
クレジットカード、ETCカードどちらも発行手数料無料、年1回利用すれば年会費無料です。
イオングループの対象店舗での利用なら、いつでも還元率2倍の1%(毎月10日は5%)になります。
家族カード: 発行手数料・年会費無料
年会費: 無料
国際ブランド: VISA、Master、JCB
ポイント還元率: 0.5%
ETC車載器のおすすめ
ETC2.0対応モデル
パナソニック CY-ET2010D
ケンウッド ETC-N3000
ETC2.0非対応モデル
パナソニック CY-ET926D
三菱電機 EP-6319EXRK
デンソー DIU-9500
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