車中泊旅が好きな人は、遠乗りをする機会が多いでしょうから、ガソリン代も高価になりがちです。
私自信も車中泊で旅する時は食費はある程度工夫により切り詰められても、ガソリン代・高速代は必要経費として支出せざるを得ないと考えています。とはいえ、ガソリン代の支払いに対して値引きがあったりポイント還元があるカードを利用することで少しでも安く抑える工夫をしています。また、ETCカードも年会費無料でクレジットカードに付帯するものもありますし、ETC利用料に対してもポイント還元があるカードもあります。
ガソリンスタンド各社ごとにお得なクレジットカードをご紹介します。
ガソリンスタンドの業界勢力図
普段の生活の中では利用するガソリンスタンドを決めている方が多いのではないかと思います。一方でドライブに出ると、普段使っているガソリンスタンドをルート沿いに中々見つけられず、別のガソリンスタンドを利用せざるを得ない、ということも多いのではないでしょうか。
ガソリン給油にお得なクレジットカードを選ぶ上では、日常生活での利便性とドライブ時の利便性、言い換えると身近にあるガソリンスタンドでかつ業界シェアの高いところを選ぶ必要があります。
ガソリンスタンドは5強から4強、そして3強の時代
JXTGエネルギーは、経営統合した東燃ゼネラルの「エッソ」「モービル」「ゼネラル」の3ブランドをJXの「ENEOS」に統合する動きを2019年7月に完了し、2020年6月にENEOSホールディングス(HD)に社名変更する予定です。
また、出光興産と昭和シェル石油も経営統合し、2019年4月から出光興産は昭和シェル石油を子会社化 することとなりました。ブランドとしては、「出光」「昭和シェル」の2ブランドが共存していましたが、2021年から順次「アポロステーション」に完全統一されることになるそうです。
「ENEOS」、「出光興産」そして、「コスモ」、これが現在の石油元売りの大手3社です。
これらの大手3社の店舗数での比率は以下のとおりです。
ENEOS | 出光興産 | コスモ | その他 |
---|---|---|---|
45.1% | 22.2% | 9.6% | 23.1% |
如何でしょう? 自分に適したガソリンスタンドは決まりましたか?
ガソリンスタンド毎のおすすめクレジットカード
「ENEOS」におすすめクレジットカード
ENEOSカードS
ガソリン値引き: 2円/L
軽油値引き: 2円/L
灯油値引き: 1円/L
ロードサービス: ENEOSロードサービスを利用可能
ETCカード: 発行手数料・年会費無料
家族カード: 発行手数料・年会費永年無料
年会費: 無料(年1回利用が条件)
国際ブランド: VISA、JCB
年会費無料型のENEOSカードSは年1回のカード利用で利用金額に関係なく年会費が無料になります。万一利用しなかったら、1,375円の年会費が発生しますので、普段利用するガソリンスタンドをENEOSから他に変えた場合は、早めに解約するなどして無駄な出費が出ないようにしましょう。
国際ブランドがJCBの場合、電子マネー「QuickPay」をクレジットカードに搭載することもでき、クレジットによる後払い方式なのでチャージもサインもなく、手軽に利用できます。
ENEOSカードには、キャッシュバック型の「ENEOSカードC」、ポイント型の「ENEOSカードP」もあり、どちらも年会費1,375円(初年度無料)がかかりますが、使い方によっては、よりお得なカードです。ENEOSカードCは、1ヶ月のクレジットカード利用金額に応じて値引きされる「変動割引システム」を採用していて、1ヶ月7万円以上の利用で7円/L値引きとなります。ENEOSカードPは、ENEOSでの利用1,000円毎に30ポイント付与されます。
楽天カード
ガソリン値引き: 100円につき最大1.5ポイント
軽油値引き: 100円につき最大1.5ポイント
灯油値引き: 100円につき最大1.5ポイント
ロードサービス: なし
ETCカード: 550円
家族カード: 発行手数料・年会費無料
年会費: 無料
国際ブランド: VISA、Master、JCB、Amex
楽天ポイントカードと楽天Edyの2つの機能をこのクレジットカード1枚に搭載していて利便性が非常に高いです。
ENEOSで楽天カードを利用すると、楽天スーパーポイントが最大1.5倍(通常特典100円につき1ポイント + 追加特典200円につき1ポイント)になります。
レギュラーガソリンの価格を140円/Lとすると、1,400円で20円値引きとなるENEOSカードSに対し、楽天カードは、1,400円で21円相当のポイント還元となりますので、実はENEOS用ガソリンカードと同じぐらい優秀なんです。
楽天市場の買い物はいつでもポイント3倍ですし、通常の還元率も1.0%、ETCカードの利用での還元率も1.0%です。
電子マネー「楽天Edy」を搭載しているので、楽天Edyに残高をチャージし、チャージした額まで小額の買い物でも決済ができます。「楽天Edy」+楽天カードの組み合わせだと、還元率は1.0%になります。
最近流行りのQRコード決済「楽天Pay」+「楽天カード」の組み合わせだと、還元率は1.5%になります。
ENEOS用ガソリンカードとしても非常に優秀で、かつ楽天市場だけでなく街中でも使えるオールマイティーカードとしても優秀、超お薦めのカードです。
「出光」におすすめクレジットカード
apollostation card
ガソリン値引き: 2円/L
軽油値引き: 2円/L
灯油値引き: 1円/L
ロードサービス: 出光ロードサービスに825円/年(税込)で入会可能
ETCカード: 発行手数料・年会費無料
家族カード: 発行手数料・年会費永年無料
年会費: 無料
国際ブランド: VISA、Master、JCB、Amex
通常は、ガソリン・軽油が2円/L、灯油が1円/L値引きとなります。更に入会後1ヵ月間は、ガソリン・軽油が5円/L、灯油が3円/L値引きとなります。
ロードサービスは、825円/年(税込)で出光ロードサービスに入会できます。プラスポイントが貯まっていれば、850ポイントでサービスに入会することもできます。
出光カードまいどプラスのポイントの有効期限は3年となっていますので、無駄にならないよう交換しましょう。
楽天スーパーポイントには1,000プラスポイント=750楽天ポイントで、dポイントには1,000プラスポイント=1,000dポイントで、Pontaポイントには1,000プラスポイント=1,000Pontaポイントで交換できます。また、JALマイル、ANAマイルへも2pt=1マイルで交換できます。
「昭和シェル」におすすめクレジットカード
シェル-Pontaクレジットカード
ガソリン値引き: 2P/L
軽油値引き: 2P/L
灯油値引き: ?円/L
ロードサービス: なし
ETCカード: 発行手数料・年会費無料
家族カード: 発行手数料・年会費永年無料
年会費: 無料(年1回利用が条件)
国際ブランド: VISA、Master
シェルSSや出光SS、apollostationで年1回以上利用すれば、翌年度の年会費が無料になります。万一利用しなかったら、1,375円の年会費が発生しますので、普段利用するガソリンスタンドを昭和シェルから他に変えた場合は、早めに解約するなどして無駄な出費が出ないようにしましょう。
VISA加盟店であればクレジットポイントが100円につき1ポイント付与され、更にローソンなどのPonta提携店では100円につき1ポイント上乗せとなります。
「コスモ」におすすめクレジットカード
コスモ・ザ・カード・オーパス
ガソリン値引き: 2~7円/L
軽油値引き: ?円/L
灯油値引き: ?円/L
ロードサービス: なし
ETCカード: 発行手数料・年会費無料
家族カード: 発行手数料・年会費永年無料
年会費: 無料
国際ブランド: VISA、Master、JCB
イオンクレジットサービス株式会社が発行しているので、イオンカードの特典がそのまま利用可能で、イオンのお買い物でときめきポイント2倍で還元率1.0%になる嬉しいカードなのです。ガソリン系とショッピング系とクレジットカードを2枚持ちしなくてもコスモとイオンの組み合わせなら1枚でカバーできてしまいます。
石油元売りの他社と違いコスモ石油の場合は、ガソリンの会員価格は各ガソリンスタンドで決定されるので統一した割引価格というのがありません。一般には、2円~4円までの割引が多く、中には5円~7円までの大きな割引を行っているスタンドもあるようです。近所のコスモの割引額が高ければおすすめですが、旅先のスタンドでも同じ割引額を受けられる訳ではないので注意が必要ですね。
イオンカードの一種なので、電子マネーWAON機能が搭載されています。WAON決済200円につき1ポイントのWAONポイントが貯まります。更にコスモ・ザ・カード・オーパスなら、WAONの月間利用額500円につき1WAONポイントが上乗せされます。
車中泊旅・ドライブの好きな人におすすめのクレジットカード(ガソリンカード)まとめ
ガソリンスタンド各社ごとにお得なクレジットカードをご紹介しました。ご紹介したカードは全て年会費無料です。
普段利用するガソリンスタンドがENEOSであれば、楽天カードのみ作っておけば、旅先でも市場シェアが45.1%あるENEOSなら見つかる可能性が高く、その場合は1.5%還元になります。ENEOSが見つからず他のガソリンスタンドを利用しても1.0%還元となります。
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