車中泊で『霊場』巡りの旅はいかが?

  • 2019.08.07
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  • 2019.08.12
車中泊で『霊場』巡りの旅はいかが?

車中泊で旅をするときは、何かテーマを決めて旅をすると楽しさが増します。
そのテーマの一つとして『霊場』巡りは面白いと思います。

霊場とは?

霊場というのは、神仏のご利益があるとされる場所で、古くから信仰の対象となっている神社や寺がある場所を指します。

最も有名なものとしては、 四国八十八ヶ所霊場で知られる弘法大師霊場ですが、それ以外にも薬師如来霊場、不動明王霊場、観音菩薩霊場、地蔵菩薩霊場や、七福神めぐりや十三仏めぐりなどのさまざまな霊場があります。

巡礼とは?

霊場を歩いて巡り、礼拝することを巡礼と言います。
平安時代の貴族たちが、神仏に願いごとをするために神社やお寺にお参りに行ったことが巡礼の始まりとされ、その後、一般の人々も戦や天災などからの救いを求めるために巡礼を行うようになりました。江戸時代になると平和な世の中を反映し、巡礼に出かけることでその土地を巡る楽しさを味わうようになり、より身近なものとなっていきました。

四国八十八ヶ所霊場

四国にある空海(弘法大師)ゆかりの88か所の寺院の総称で、「八十八箇所」「お四国さん」「本四国」と呼ばれることもあります。また、四国八十八箇所を巡ることを”遍路”と言い、遍路する人のことを”お遍路さん”と言います。

どこから始めてもよいお遍路ですが、一番札所から番号順に巡る「順打ち」が一般的な巡礼方法です。すべての霊場を一気に巡る「通し打ち」や適当に区間を区切る「区切り打ち」、一つの県を国として巡る「一国参り」などがあります。

例えば、「順打ち」で「一国参り」するのであれば、徳島阿波(発心の道場1番から23番)、高知土佐(修行の道場24番から39番)、愛媛伊予(菩提の道場40番から65番)、香川讃岐(涅槃の道場66番から88番)と巡ることになります。

また、八十八番から巡礼することを「逆打ち」といい、順打ち3回分のご利益があると言われています。

八十八ヶ所全てを巡り終えると、結願の報告のために弘法大師が御入定されている高野山「奥之院」にお参りします。

四国八十八ヶ所霊場会公式サイトはコチラ

日本百観音

西国三十三所、坂東三十三所、秩父三十四所を総合して、日本百観音観と言います。日本百観音巡りは、『今昔物語』にも記載があり、平安時代にはその風習が既にあったことを示しています。

西国三十三所の熊野の青岸渡寺から始め、結願寺は秩父三十四所の三十四番、水潜寺となり、百ヶ所全てを巡り終えると、善光寺および北向観音にお礼参りをすることが慣わしとされています。

西国三十三所

日本における最古の巡礼であり、観音巡礼の元祖です。

養老2年(718年)、大和長谷寺の徳道上人が閻魔大王よりお告げを受けた際に授かった三十三の宝印を元に設けられたのが三十三ヶ所の霊場です。山岳寺院が多く、当初は修験者の修行を目的としたと思われますが、江戸時代には庶民も巡礼に参加するようになっています。

西国三十三所 巡礼の旅公式サイトはコチラ

坂東三十三所

「写し霊場」と呼ばれており、鎌倉3代将軍の源実朝の時代に西国霊場を模して開かれた東国最大の札所です。

発願地・鎌倉から結願地・館山まで一都六県にまたがる広大なもので、鎌倉や浅草など、関東の有名な観光名所が数多く含まれています。

坂東三十三観音 公式サイト公式サイトはコチラ

秩父三十四所

文暦元年(1234)に、閻魔大王・倶生神・花山法王・性空上人・春日開山医王上人・白河法王・長谷徳道上人・良忠僧都・通観法印・善光寺如来・妙見大菩薩・蔵王権現・熊野権現の十三権者が、秩父の魔を破って巡礼したのが始まりとされています。江戸時代には江戸の北西に位置することから「現世の浄土」として信仰され、多くの人が巡礼に訪れました。

埼玉県秩父ののどかな田園地帯、わずか100キロほどの間に34の札所が点在する比較的小さな霊場であることから、気軽に自然に親しみながら巡ることができます。

秩父三十四所観音霊場公式サイトはコチラ

全国の霊場

日本全国には多数の霊場が存在しており、その土地ならではの文化や歴史、景観などを楽しむことができます。

法然上人二十五霊場

浄土宗の開祖である法然上人ゆかりの寺院二十五箇所を巡る霊場巡拝です。札番付き寺院の二十五箇所に加えて、番外である「縁故本山」と「特別霊場」が一箇所ずつあり、計二十七箇所となります。成満したら、証として「成満之證」が授与されます。

法然上人二十五霊場公式サイトはコチラ

洛陽三十三所観音霊場

広域で巡礼が困難な西国三十三所に代わるものとして、平安時代末期に後白河天皇によって定められたものが起源になっています。

京都市内で現在も比較的行きやすい場所ばかりなので、歩いての巡礼でも、洛北、洛東、洛南、洛中と4日間で巡ることができます。

洛陽三十三所観音霊場巡礼公式サイトはコチラ

近江西国霊場

滋賀県の琵琶湖を一周するように回る、三十三ヵ所の観音霊場巡りで、交通の便の悪い西国三十三所の代わりに、身近な霊場で巡拝できるようにした「移し巡礼」の一つです。

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