2020年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』が始まりますね。
明智光秀の前半生についてはほとんど明らかになっておらず、その出自については諸説ありますが、土岐氏の流れをくむ「土岐明智氏」の一族であるとされていて、斎藤道三や織田信長に仕え前半生を過ごしました、後半生は戦国時代の覇者・織田信長に使え、譜代でありながら家臣の中で最初に一国一城の主となり、その後も亀山城・福知山城などの築城をまかされました。最後は織田信長に謀反を起こし、豊臣秀吉に敗れますが、何故謀反を起こしたかはいまだに謎です。
そんな明智光秀のゆかりの地を辿って、彼の夢に心を馳せてみませんか?
大河ドラマ館
大河ドラマ館は、大河ドラマの放送期間のみ限定でオープンする施設ですが、多くの観光客が見込まれます。
岐阜 大河ドラマ館(岐阜県岐阜市)
「麒麟がくる」の主人公 明智光秀をはじめ、光秀の君主で戦国の風雲児、岐阜城(稲葉山城)の城主だった織田信長、光秀の若き頃の主君 斎藤道三や、斎藤道三の君主 美濃の守護大名 土岐氏といった岐阜県ゆかりの人物たちにも注目した展示が行われます。
岐阜城や金華山などの観光スポットも近くにあります。
開館時間:9時~17時(最終入館16時半)
料金:大人(高校生以上) 600円(団体480円)、小・中学生 300円(団体240円)
場所: 岐阜市大宮町2丁目18-1 岐阜市歴史博物館2階
ぎふ恵那 大河ドラマ館(岐阜県恵那市)
明智光秀の生誕の地とされる恵那市明智町には、光秀に関する伝承や史跡、母の於牧の方の墓所などが残っています。毎年5月3日には「光秀まつり」が開催されています。
特別展示は、戦国時代の明知遠山家・織田家・武田家による明知城を巡る争いや、明智光秀が活躍した時代の東美濃戦国史を、山城や人物、合戦に焦点をあてて展示します。
開館時間:9時~17時(最終入館16時半)
料金:大人(高校生以上) 400円(団体320円)、中学生以下は無料
場所:岐阜県恵那市明智町1304-1 大正ロマン館1階
ぎふ可児 大河ドラマ館(岐阜県可児市)
恵那市と同様に明智光秀の生誕の地とされる岐阜県可児市東部には、かつて明智荘(あけちのしょう)とよばれた荘園が広がっていて、明智光秀はここを治めていた土岐氏の一門である明智氏の出身とされています。
可児市内の光秀ゆかりの資源はもちろん、岐阜県内8市町・県外のゆかりの地も合わせてご紹介しています。
開館時間:9時~17時
料金:大人 500円(団体400円)、小中高生 200円(団体160円)
場所:可児市瀬田1584-1 花のミュージアム ミュージアムホール
麒麟がくる 京都大河ドラマ館(京都府亀岡市)
光秀が丹波攻略の拠点としたのが亀岡です。毎年5月3日に「亀岡光秀まつり」が行われ、亀岡の礎を築いた丹波亀山城主・明智光秀公を偲びます。また、明智光秀ゆかりの谷性寺(別名:光秀寺)には、光秀公の首塚が祭られています。
開館時間:9時~17時(最終入館16時半)
料金:大人(高校生以上) 600円(団体480円)、小・中学生 300円(団体240円)
場所: 京都府亀岡市追分町 京都スタジアム内特設会場
福知山光秀ミュージアム(京都府福知山市)
最新の調査研究に基づいた新たな視点で、ドラマの時代考証を担当する小和田哲男さんが監修した「明智光秀の生涯と丹波・福知山」に関する展示や、治水や経済政策など、明智光秀の福知山での功績を紹介します。
開館時間:9時~17時(最終入館16時半)
料金:大人 500円(団体450円)、子ども 250円(団体220円)
場所: 福知山市字岡ノ32-64 福知山城公園内・佐藤太清記念美術館
明智光秀のゆかりの地
岐阜の明智光秀のゆかりの地
明智城跡
この城で明智光秀が生まれた可能性が高いと言われています。
電話番号:0574-62-1111 (可児市役所)
岐阜城
斎藤道三の居城だった稲葉山城を、織田信長が攻略後、城主となり、岐阜城に改めたといわれています。金華山山頂に位置し難攻不落の城としても知られ『美濃を制すものは天下を制す』と言われました。
電話番号:058-263-4853
滋賀の明智光秀のゆかりの地
坂本城址公園
比叡山延暦寺の焼き討ちの後、信長の指示により叡山の監視のために光秀が築いたのが坂本城です。宣教師のルイス・フロイスに「明智の築いた城は、豪壮華麗で信長の安土城に次ぐ、城である」と褒められたお城です。
電話番号:077-578-6565(坂本観光案内所)
西教寺
明智光秀を祀る明智一族の菩提寺が西教寺です。比叡山焼き討ちの際に焼失しますが、その後坂本城主となった光秀が寺の復興を援助したとされています。
電話番号:077-578-0013
兵庫の明智光秀のゆかりの地
黒井城跡
「丹波の赤鬼」こと赤井直正が明智光秀を敗走させた黒井城の戦いの跡地です。2度目の戦いで明智軍が勝利し丹波平定を成し遂げました。
電話番号:0795-70-0819(丹波市教育委員会文化財課)
京都の明智光秀のゆかりの地
亀山城
丹波攻略に乗り出した光秀が拠点とするために築城したとされるのが、亀山城です。本能寺の変の時に、光秀は、ここ亀山城から出陣しました。
電話番号:0771-22-5561
谷性寺
光秀が本能寺の変の前にここで誓願をしたといわれているのが谷性寺です。家臣が介錯した光秀の首をこの寺へ運び葬ったといわれており、光秀の首塚もあります。
電話番号:0771-26-2054
福知山城
丹波地方を平定した光秀が、拠点の1つとしたのが福知山城です。現存のものは曲輪、石垣、井戸、銅門番所(移築)と門です。
電話番号:0773-23-9564
御霊神社
江戸時代に明智光秀を祭神として創建された神社です。
電話番号:0773-22-2255
八木城跡
キリシタン大名 内藤ジョアン(内藤飛騨守忠俊 or 貞勝)ゆかりの城として知られていますが、光秀の丹波攻略によって落城しました。
電話番号:0771-42-5850
本能寺跡
織田信長を明智光秀が謀反を起こして襲撃した本能寺の跡地です。
山崎合戦古戦場
光秀が秀吉と戦った山崎の合戦が行われた場所です。
本経寺
本経寺の隣にある「明智藪」は、山崎合戦で秀吉に敗れた光秀が坂本城へ戻る途中に落武者狩りの農民討たれた場所です。本経寺には、明智光秀の供養塔があります。