巷のニュースはまだまだ新型コロナウィルスの話題が多く自粛生活が続く毎日ですが、観光庁は新型コロナウィルス終息後に実施予定の「Go To トラベルキャンペーン」の概要を６月１６日に発表しました。
新型コロナウイルス感染拡大によって大きな打撃を受けた地域観光の復興を目指すためのもので、Go Toトラベルを含む「Go Toキャンペーン」全体では約1兆7000億円の予算を計上しています。
「できれば夏休みの早い段階での事業開始を目指す」との事で、2020年8月上旬から2021年3月中旬を予定しているようです。
国内旅行を対象に宿泊・日帰り旅行代金の1/2相当額が支援されます。上限は宿泊が1人1泊あたり2万円、日帰り旅行は1万円で、連泊制限や利用回数の制限はありません。
支援額のうち、7割程度は旅行代金の割引に、3割り程度は旅行先で使える地域共通クーポンとして付与され、観光地全体の消費を促すことを目的としています。
具体的には、1人1泊2万円の旅行代金・宿泊代金の場合は、代金の1/2相当額の1万円が補助、その内訳としては、7千円の旅行代金割引、3千円の地域共通クーポン付与となります。1人1泊10万円の旅行代金・宿泊代金の場合は、上限である2万円が補助、その内訳としては、1万4千円の旅行代金割引、6千円の地域共通クーポン付与となります。
宿泊旅行の場合は、旅行代理店や予約サイト経由での申し込みと、宿泊施設への直販の申し込みも含まれます。ただし、個人で手配する場合の交通は割引対象外となります。
また、個人旅行だけでなく、旅行業者や予約サイト経由で手配される修学旅行や職場旅行などの団体旅行も対象となります。
日帰り旅行の場合は、旅行代理店や予約サイト経由で申し込んだ、「往復の乗車券等の移動」と「旅行先での食事や観光体験等」のセットプランが対象です。
地域共通クーポンは、紙媒体のクーポン(商品券)と、電子媒体のクーポンの両方が対象となります。土産物店、飲食店、観光施設、アクティビティ、交通機関などが対象となります。
