一週間の休暇を利用して、2017年9月10日(日)から15日(金)の6日間、車中泊の旅に行ってきました。
テーマは、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」めぐりです。
ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンに三ツ星で掲載された、霊場の「熊野三山」「高野山」と伊勢神宮を中心にした旅です。
【2日目】9月11日(月) 道の駅 飯高駅⇒伊勢神宮⇒道の駅 紀伊長島マンボウ
伊勢神宮に限らず、神社は空気の澄んだ早い時間に参拝した方がいいと言われています。
早めに起床し朝から伊勢神宮へ向けて移動しました。
伊勢神宮
二見興玉神社
古くより伊勢神宮参拝の前に二見浦の海水で心身を清める禊をする「浜参宮」という習わしがあり、現在でもまず二見興玉神社に参拝し、お祓いを受けてから伊勢神宮へ向かう参拝者も多いです。
二見興玉神社の鳥居の前に公共の無料駐車場があります。
朝7時過ぎに到着した時既に駐車場は一杯でした。観光用の駐車場なので神社に来る人だけでなく、二見浦に日の出を見に来る人もいるのでしょうね。平日なので大丈夫かと思っていましたが朝一は混むようです。駐車場脇に車を止めて、暫く車外で海を眺め待っていると1台空ができたので駐車して参拝に行きました。
奥に見えるのが二見興玉神社、海には夫婦岩が見えます。5月頃から7月頃までは、夫婦岩の間からの日の出が見えるそうです。
御祭神は猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)です。
伊勢神宮 外宮
外宮の駐車場は無料です。ただし利用時間は日中の2時間なので残念ながら車中泊には利用できません。
正宮に参宮します。
御祭神は豊受大御神(とようけのおおかみ)です。
参拝を済ませて、戻ろうとすると、正宮の前でカメラを構えて待っている人が多数います。
誰か来るに違いない、きっと芸能人かスポーツ選手では?と勝手な想像をしていると、現れたのはお馬さん。
遠目で良くわからなかったのですが、正宮の前でちゃんと止まってお辞儀(二礼?)したようで、ギャラリーからは「おーっ」の歓声が上がりました。
後でネットを調べて分かったのですが伊勢神宮に皇室から贈られた馬で神馬(しんめ)と言うそうです。毎月1の付く「1」「11」「21」の朝8時頃、菊花紋章の入った馬衣を羽織って神職に伴われて大御前に見参するとのことです。全く知らずに偶然参拝したのですが、正に一期一会の幸運ですね。
伊勢神宮 内宮
内宮の駐車場は1時間以内は無料なので大鳥居傍の駐車場(内宮A1, A2…)に停めます。
俗界と聖界との懸け橋といわれる宇治橋を渡ります。
五十鈴川御手洗場で手をあらって、心身を清めます。
正宮に参宮します。
御祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)です。
猿田彦神社
市営蒲田駐車場(内宮B1, B2…)から少し歩けば行けます。この駐車場も1時間以内は無料です。
御祭神は猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)です。
猿田彦大神は「みちひらきの神様」で、物事を始める際に道標となってくれる神様として信仰されているそうです。
おはらい町&おかげ横丁
同じ蒲田駐車場からおはらい町&おかげ横丁にも寄れます。
昨日いった関宿とは対照的で平日でも賑わっていますが、昔ながらというよりはレトロな雰囲気を売りに観光地化している感じですね。
郵便局もこんな感じ。
バールロード
伊勢神宮を後にして、紀伊半島を南下していきますが、軽く寄り道して、パールロードをドライブしました。鳥羽と志摩を結ぶ全長23.8kmの海を見下ろして走るドライブウェイです。
途中、鳥羽展望台に立ち寄ってきました。
ドライブ動画(音声有)
パールロードのドライブ中に車載カメラで撮影したタイムラプス動画です。
道の駅 紀伊長島マンボウ(宿泊地)
今夜の車中泊地です。紀北町紀伊長島区では、マンボウを食べる習慣があるそうで、休日は屋台で「イカの串焼き」「くじらの串焼き」と並んで「マンボウ串焼き」も売られているそうです。残念ながら今日は平日でしたのでマンボウはありませんでした。
お風呂は、近くにある温泉「きいながしま 古里温泉」に行きました。
ここも風呂上りに座敷で寛げたのですが、長居せずに近くのスーパーで夜ご飯を買って、道の駅に戻ることにしました。
スーパーでもマンボウは売っていませんでしたが、さんま寿司があったので買ってみました。実においしかったです。さば寿司のさばの代わりにさんまを乗せたような寿司なのですが、さばと比べてあっさりしている分、最初は少し物足りない感じがしたのですが、いくつ食べてもしつこくなくておいしいのです。というわけで、この後、紀伊半島さんま寿司の旅となります。
ビールは伊勢の地ビール、伊勢角屋麦酒の『神都麦酒』と『神楽麦酒』を1本づつ買って飲みました。伊勢角屋麦酒は伊勢神宮のそばにも直営店がありますが、クルマを運転するので夜まで我慢してました。
『神都麦酒』は伊勢志摩産の古代米が使われているとのことで、癖のないさっぱりした味で、軽く軽く飲み進めてしまいます。一方で『神楽麦酒』は、一口目のフルーティーな口当たりの後でしっかりとした後味が残る、一口づつ味わって飲みたくなる味付けです。
道の駅の隣に池と遊歩道がありリラックス出来ますが、国道42号の隣なので夜中に走るトラックが気になりました。
本日のドライブルート
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