春秋の車中泊用のシュラフについて説明します。
シュラフを選ぶ場合の最も重要な基準は保温力です。寒くて眠れなかったり、朝方に目を覚ましたりして寝不足が続くと、折角の旅行も辛い修行になってしまいます。その次に寝心地、最後に大きさ・重さです。大きさ・重さは登山のように自力で持ち運ぶのではなく、車中泊では車が運んでくれるのでさほど重要ではありません。もちろん小さい方がかさばらないので狭い室内ではありがたいのは確かです。
\おすすめ!/
キャンピングカーではなく普段使いのクルマで快適な車中泊をする上では、何もかもクルマの中で実現しようとは考えずに、食事はレストランでの外食、風呂は日帰りの温泉施設を利用と割り切ってしまい、クルマはベッドスペースとして利用することを主体に考えることをおすすめします。ベッドスペースとして利用することを考えた際の車中泊に適したクルマと、車種毎のおすすめクッション、シェード、カーテンなどの装備をご紹介します。ミニバンミニバンは、前席はそのままで2列目以降のシートアレンジにより大人二人+小さな子供一人程度... 【クルマ】車中泊をEnjoyするための車種毎のオススメ装備 - 車中泊ステーション |
シュラフ(3シーズン用)の選択ポイント
保温力
寝袋を保温力で分類すると、使用時期によって大きく3種類に別れます。
2 3シーズン用(春夏秋用)
3 冬用
車中泊に出る機会が多いのは春と秋ではないでしょうか?
夏は暑いし虫も多いです。冬は十分な準備をしても寒いです。
春の新緑、秋の紅葉の時期に観光しながら快適な車中泊を楽しむのが理想ですよね。
ということで車中泊用に最初に購入するシェラフは3シーズン用がおすすめです。
車中泊に慣れてきて年間を通して車中泊するようになったらシュラフ(冬用)を買い足しましょう。
シュラフ(夏用)は3シーズン用をジッパーを開けて使うことで対応できるので買う必要性は低いです。
もしくは、オールシーズンモデルを購入し、春・秋用の構成で使用するのも良いでしょう。
保温力のカタログスペック
シュラフには、保温力が表記されています。
「ヨーロピアン・ノーム(EN13537)」という評価指標を採用しているものと、独自の評価指標のものがあります。
ヨーロピアン・ノームとは、欧州標準化委員会が定めたシュラフの保温力の評価指標を標準化したものです。コンフォート(快適温度)・リミット(下限温度)・エクストリーム(極限温度)の3種類の温度で記載されています。
独自の指標のものは、適正温度や使用下限温度という表現がつかわれており、メーカーによりバラバラです。
検討する上では、最も高い温度(コンフォート、適正温度)を参考にするのが無難です。
コンフォート温度が15℃程度は夏用、0℃~10℃程度は3シーズン用です。
形状
形状は封筒型とマミー型があります。
封筒型
<メリット>
・布団に近く、違和感無し
・安価
<デメリット>
・収納サイズが大きく、重い
・保温性が低い
マミー型
<メリット>
・収納サイズが小さく、軽い
・保温性が高い
<デメリット>
・身動きが取りづらく窮屈感がある
・高価
3シーズン用には封筒型の保温力で対応出来ますし、車内利用なら嵩張るのは多少問題ですが重さは問題無いです。家族で使う場合は使い方のバリエーションも増えます。
バイクツーリングや登山と共用しないのなら封筒型です。
シュラフ(3シーズン用)のおすすめ
封筒型
モンベル ファミリーバッグ #1
モンベル ファミリーバッグ #3
Coleman(コールマン) コージーII/C10
Coleman(コールマン) パフォーマーIII/C5
Coleman(コールマン) フリースEZキャリースリーピングバッグ/C0
Coleman(コールマン) フリースEZキャリースリーピングバッグ/C5
ロゴス(LOGOS) 抗菌防臭 丸洗いシュラフ・10
ロゴス ウルトラコンパクトシュラフ・2
ロゴス ダウンコンフォートセパレーター・-6
掛部にはあったかダウン、敷部には弾力のあるダイナパッドファイバーを使用したセパレート式シュラフ
掛部の中綿には自然界の厳しい寒さに耐える 水鳥の羽毛(ダウンボールとフェザー)を使用。
スノーピーク セパレートシュラフ オフトン
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)フェレール 封筒型シュラフ 1200
マミー型
モンベル バロウバッグ #2
【リミット温度】-4度
モンベル バロウバッグ #3
【リミット温度】1度
コールマン タスマンキャンピングマミー L-8
マミーの保温性を持ちながら自由に寝返りがうてる快適設計です。
[使用可能限界温度] -8度
コールマン コルネットストレッチⅡ /L0
ナンガ オーロラ280DX
[使用可能限界温度] 4度
ナンガ オーロラライト 450DX
新しくチタンスパッタリング材をボックスキルト構造に採用することにより、チタンの蓄熱・保温効果で今までにない暖かさを実現した、3シーズン対応可能モデルです。
[使用可能限界温度] -5度
ナンガ UDD BAG 450DX
DXの羽毛に超撥水加工を施した高品質で高機能ダウン(770FP)を採用し、最大の弱点・水濡れを克服したモデルです。
[使用可能限界温度] -4度
イスカ エア 450X
気温の低い時期には、マフラーの働き「ショルダーウォーマー」と、ファスナーの内側に配置した「ドラフトチューブ」が放熱のロスと冷気の侵入を防ぎます。
アウターシェルには、長期にわたって性能の低下が少ない超撥水性能を持ち、引き裂き強度、耐摩耗性、耐熱性にも優れた、耐久性のある「ナイロン66」を使用しています。
イスカ アルファライト 700X
春・秋の3000mクラス、初冬の中級山岳まで幅広くご使用いただけるモデルで、高校・大学の山岳部やワンダーフォーゲル部などにも愛用者が多いそうです。
finetrack ポリゴンネスト イエロー
世界初のシート状立体保温素材ファインポリゴンを使用した、3シーズン用モデルのスリーピングバッグです。濡れによる保温力の低下を抑えながら、驚きの速乾性を実現します。
[使用可能限界温度] 3度
キャプテンスタッグ フォルス スリーピングバッグ UB-36
中綿には軽量で保温力に優れ湿気に強い中空ポリエステル繊維のワンサーモファイバーを使用。
[使用可能限界温度] -9度
BUNDOK マミー型シュラフ BDK-61
中綿1540gで保温性優秀のマミー型です。ダブルジッパーなので、足元などを開けて温度調節可能です。
HAWK GEAR(ホークギア) シュラフ マミー型 -15
シロクマの体毛と同じ中空繊維を使用し、断熱性と軽量性を備えた最新モデルです!−15℃までOKの超断熱仕様!
人気アニメの「ゆるキャン△」に使用されました。
オールシーズンモデル(春・秋用の構成)
コールマン マルチレイヤースリーピングバッグ
詳しくは以下の記事をご覧下さい。
⇒オールシーズン対応「コールマン マルチレイヤースリーピングバッグ」
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