ホンダ シャトルは、「趣味やレジャーを愉しむユーザーに合った独自の価値を最大限に反映させた車種」というコンセプトで、2015年5月にフィットシャトルの後継として開発・販売されました。
トヨタ プリウスαは、2列シート/5人乗りタイプと3列シート/7人乗りタイプがありますが、今回はシャトルと同じ2列シート/5人乗りタイプで比較します。
2列シートステーションワゴンであり車中泊にも使えるホンダ シャトルとトヨタ プリウスαとを比べてみましょう。
\おすすめ!/
キャンピングカーではなく普段使いのクルマで快適な車中泊をする上では、何もかもクルマの中で実現しようとは考えずに、食事はレストランでの外食、風呂は日帰りの温泉施設を利用と割り切ってしまい、クルマはベッドスペースとして利用することを主体に考えることをおすすめします。ベッドスペースとして利用することを考えた際の車中泊に適したクルマと、車種毎のおすすめクッション、シェード、カーテンなどの装備をご紹介します。ミニバンミニバンは、前席はそのままで2列目以降のシートアレンジにより大人二人+小さな子供一人程度... 【クルマ】車中泊をEnjoyするための車種毎のオススメ装備 - 車中泊ステーション |
シートアレンジ
ホンダ シャトルのシートアレンジ
前席はそのままで後席を前に倒すシートアレンジを行えば、フルフラットになります。床面は奥行きが約184cmあり、容量は1,141Lとなります。後席の傾斜や段差が小さく、荷室にはやわらかいカーペット生地を採用しているので、大人二人の車中泊ならマットを用意すればすぐにでも車中泊できます。
ラブベッドは、フルフラット化したシートの全面に敷く一枚ものの大きなクッションマットです。
173cmx135cmのフルフラットスペースが出来上がります。
トヨタ プリウスαのシートアレンジ
2列目シートを前に倒すと、フラットになりますが、2列目シートが傾斜しており、かつ長さが165cm程度しかなく、2人での車中泊は、無理です。
ただし長さが165cm程度というのは、2列目を前に倒した際のヘッドレストまでの長さであり、前席の後ろまでは180センチ以上ありますから、ベッドを設置すれば車中泊可能です。
ラブベッドは、1枚ものの大きなクッションマットです。
前席はそのままで2列目、3列目を前に倒すシートアレンジを行えば、1700mm x 1380mmのスペースを確保出来ます。
最適なシートアレンジでのベッドスペース
ベッドスペースはほぼ同じ大きさです。
ホンダ シャトル | トヨタ プリウスα | |
---|---|---|
長さ | 1,925mm | 1,700mm |
幅 | 1,450mm | 1,380mm |
高さ | 1,290mm | 1,220mm |
荷室
ホンダ シャトルとトヨタ プリウスαは、どちらも十分な荷室があります。ただし寝袋等を敷いた際には荷物は別の場所に置くことになるので、ここではそのようなスペースがあるかを比較します。
2台ともトランクルームのデッキボード下に収納スペースがあります。あまり大きなスペースとはいえませんが、着替え等を仕舞うのには重宝するのではないでしょうか。
ホンダ シャトルの荷室
ホンダ シャトルは区切りなしの一つのスペースです。
床下には、水や汚れに強いワイパブル仕様の収納スペースがあるので、汚れた荷物も気にせず載せられます。
トヨタ プリウスαの荷室
トヨタ プリウスαは二つのスペースに区切られています。
価格比較
シャトルのほうがプリウスαより50万ほど安いですね。シャトルは同じホンダのコンパクトミニバン フリードプラスと比べても安くなっており、この室内空間でこの価格帯は非常にお買い得感があると思います。
シャトル | プリウスα | |
---|---|---|
ハイブリッド | 約200万〜270万円 | 約250万〜340万円 |
ガソリン | 約170万〜200万円 | – |
まとめ
2列シートステーションワゴンのホンダ シャトルとトヨタ プリウスαの車中泊での利用を想定した良し悪しを比較してみました。
シャトルは車中泊ができることを売りにした非常に魅力的なクルマで取り回しがよく価格もリーズナブルで、一名での車中泊用としては、私のイチオシでもあります。
一方でプリウスαも、値段こそ高くなりますがそれ以外の点ではほぼ甲乙つけ難い良いクルマですね。
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