寒い季節のミドルレイヤー[2021年版]

お茶富士

6年前

冬の車中泊の防寒対策ではシュラフが重要ですが服装も重要であり、就寝時の服装を工夫することで暖かさが随分違います。

＼おすすめ！／

キャンピングカーではなく普段使いのクルマで快適な車中泊をする上では、何もかもクルマの中で実現しようとは考えずに、食事はレストランでの外食、風呂は日帰りの温泉施設を利用と割り切ってしまい、クルマはベッドスペースとして利用することを主体に考えることをおすすめします。ベッドスペースとして利用することを考えた際の車中泊に適したクルマと、車種毎のおすすめクッション、シェード、カーテンなどの装備をご紹介します。ミニバンミニバンは、前席はそのままで2列目以降のシートアレンジにより大人二人＋小さな子供一人程度...
【クルマ】車中泊をEnjoyするための車種毎のオススメ装備 - 車中泊ステーション

1. レイヤリングの基本的な考え方
2. 車中泊の時のミドルレイヤー
3. おすすめ

レイヤリングの基本的な考え方

登山では、レイヤリングといって、ベース、ミドル、アウターの大きく3層で重ね着し、重ね着した衣服を脱ぎ着する事で気象の急激な変化や自身の体調の変化に柔軟に対応します。要は重ね着のことです。

ベース

肌に触れるレイヤーのことで、肌着と考えていただくと分かりやすいです。肌着を重ね着する場合は上に重ねている方も含めてベースになります。汗を吸って放出することで、汗冷えを防ぎます。
ベースはコチラ

ミドル

ベースとアウターの間のレイヤーのことです。空気の層を身にまとうことで、体温が逃げにくくなります。保温性と透湿性のバランスで選びます。

アウター

外気の影響をシャットアウトします。ウインドブレーカーやレインウェアのように防風、防水対策がメインとなり、防寒はミドル層で対策します。汗がこもらないようにするため透湿性も非常に重要です。
アウターはコチラ

車中泊の時のミドルレイヤー

冬の車中泊では、雪や風はクルマで防げますが、寒さを防ぐ事は出来ず、深夜には車内の温度は車外とほぼ同じになります。車中泊の就寝時に寒さを防ぐミドルレイヤーについて説明します。
私の場合は、フリースとウインドブレーカーで寝ています。ダウンと化繊インサレーションは、日中と車内の部屋着として使っています。

フリース

保温性と通気性に優れていて、ストレッチ性も高いので使い勝手に優れています。利用シーンが広くアウトドアのインナーとしても室内着・寝間着としても使えるミドルレイヤーの定番アイテムです。ダウン等と比べるとかさばりますが、車中泊には大きなデメリットにはなりません。

ダウン

軽量コンパクトなので登山で持ち運ぶには非常に便利です。ダウンの間に空気を多量に含むので保温性が高いが、水に弱く濡れると保温性が損なわれます。車中泊ではメリット・デメリットのどちらもあまり影響ありませんが、コンパクト性を活かして寒い時の予備にクルマに積んで置くこともできます。

化繊インサレーション

ダウンの代わりに高機能の化繊を使用する事で、ダウンの保温性、軽量コンパクトさを損なわず、耐水性、速乾性を実現したミドルレイヤーの次世代アイテムです。ダウンと違って化繊は手入れが楽なのも有り難いです。パタゴニアやマムート等のハイスペックモデルでなくとも1万円台のものでも充分購入価値有りですよ。

ウインドブレーカー

実は私は車中泊の寝間着にウインドブレーカーを使っています。スポーツウェアブランドの春夏モデルと秋冬モデルの2種類を持っていれば一年間通用しますよ。スポーツ用なので透湿性・ストレッチ性は高いですし、冬場は中にフリースを着れば保温性も問題ありません。服の表面もツルツルしていて摩擦抵抗が低いので、シュラフの中でもゴソゴソ動きやすいです。フリースだとインナーシュラフとの摩擦で寝返りが打ちにくくて、朝起きると妙につかれていることがあります。