会社の連続取得休暇を使った車中泊旅行を毎年の恒例イベントとしていたのですが、一昨年と去年の2年はコロナウィルスの影響で旅行に行けていませんでした。今年も相変わらずコロナ禍ではありますが、ワクチン接種がすすんだこともあってある程度安全に旅行できるようになりましたので今年は旅行に行くことになりました。
最初の予定では例年どおり車中泊旅行をするつもりだったのですが、10月に入って急速に秋が深まり日中の寒暖差が大きくなっていたので無理に車中泊すると体調を壊す恐れがあったことと、ちょうど実施が発表された『全国旅行支援』の実施期間と私の休みが被っていたことで、ホテル泊でドライブ旅行することにしました。
宿泊の場合、5,000円を上限に40%相当が割引され、かつ平日だと現地で使えるクーポン券3,000円分が貰えるのです。最低旅行代金5,000円という制限がありますので、5,000円より少し高いホテルを選べば、3,000円ちょっとの支払いでクーポン券3,000円が貰える、つまりは数百円の支払いで宿泊できることになります。
5,000円より少し高い料金といっても首都圏や京都・大阪と違って地方都市でしたら朝食バイキング付きで大浴場付きのビジネスホテルは沢山ありますので、車中泊なみに宿泊費用をセーブして旅することが実際に出来ました。
今回は車中泊でなないですが、静岡県の『全国旅行支援』である『今こそしずおか元気旅』を使ったエコ旅のメリットや工夫点を実体験をもとにご紹介します。
【3日目】10月18日(火) ホテル24(NISHI)IN富士山⇒三嶋大社⇒対面石八幡神社⇒鎌倉殿の13人 伊豆の国 大河ドラマ館⇒浄蓮の滝⇒峰温泉大噴湯公園⇒豊泉の足湯処⇒河津八幡神社⇒宿泊:稲取温泉 伊東園ホテル 稲取
3日目は今回の旅のサブテーマである『鎌倉殿の13人』の聖地訪問です。「鎌倉殿の13人 伊豆の国 大河ドラマ館」ではレンタサイクルを借りて北条家ゆかりの地を巡りました。伊豆の国市を通り、賀茂郡東伊豆町まで移動しました。
\おすすめ!/
キャンピングカーではなく普段使いのクルマで快適な車中泊をする上では、何もかもクルマの中で実現しようとは考えずに、食事はレストランでの外食、風呂は日帰りの温泉施設を利用と割り切ってしまい、クルマはベッドスペースとして利用することを主体に考えることをおすすめします。ベッドスペースとして利用することを考えた際の車中泊に適したクルマと、車種毎のおすすめクッション、シェード、カーテンなどの装備をご紹介します。ミニバンミニバンは、前席はそのままで2列目以降のシートアレンジにより大人二人+小さな子供一人程度... 【クルマ】車中泊をEnjoyするための車種毎のオススメ装備 - 車中泊ステーション |
朝食:ホテル24(NISHI)IN富士山の朝食バイキング
ここの朝食は6:00からなので6:00と同時に食べて早々とチェックアウトして移動開始する予定です。
だいたいどこのホテルも朝はビュッフェスタイルですね。欲しいものを欲しいだけ食べられるのでありがたいです。
三嶋大社
最初に訪れたのは「三嶋大社」です。
伊豆に配流となった源頼朝が、平氏打倒、源氏再興をこの神社で祈願したと言われています。
北条政子が勧請したと伝えられている厳島神社です。
祭神は、大山祇命(おおやまつみのみこと)、積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)で、二柱を総じて三嶋大明神と称しています。
事代主命は、大国主命(おおくにぬしのみこと=大黒さま)の息子にあたり、“恵比寿さま”として親しまれています。
対面石八幡神社
同じ三島市にある対面石八幡神社です。住宅街の中にあって結構迷いました。
「対面石」です。
源頼朝と奥州から駆け付けた源義経が対面し、互いに昔を語り合い、打倒平家を誓い合ったとされています。
鎌倉殿の13人 伊豆の国 大河ドラマ館
今回の旅のサブテーマである大河ドラマ「鎌倉殿の13人」伊豆の国 大河ドラマ館見学です。大河ドラマ館は鎌倉市と伊豆の国市の2か所で開催されていますが、鎌倉まで行くのは遠いので、伊豆の国市のみの見学です。
来館記念証です。8月の10万人突破を期に限定記念証を毎日先着100名に配布することになったそうです。デザインは全部で6種類あり、月毎にデザイン(人物)が変わるとのことですが、10月は北条時政でした。八重姫は8月だったとの事、やはり一番人気なんですね。
プレスリリースでよく見る展示です。
オープンセットも見れるのかと思ったのですが、実分は見れず写真のみです。
北条家ゆかりの神社やお寺です。自転車で充分見て回れる範囲にあるとのことで、大河ドラマ館にある観光案内所でレンタサイクルをレンタルし、貰ったパンフレットにある「北条家 歴史散策マップ」の「義時コース」と「政子コース」を散策しました。
義時コース
①北条義時館跡
この辺りに義時の館があったと何らかの書簡に書かれているようです。今は江間公園という公園になっています。
②北條寺
義時が建立した北条家ゆかりの寺で、境内には義時夫妻の墓があります。
③豆塚神社
義時も崇敬したと伝わる豆塚神社です。本殿に掲げられている額には、義時の江間での活躍が記されています。
④池田の大蛇伝説
江間いちご狩りセンター周辺とのことですが、付近を自転車でぐるぐるしたのですが結局場所が分からず仕舞いです。適当にそれらしいところの写真を撮ってきました。
⑤大師窟
住宅街の奥まったところにあり、最初はわかりませんでした。目印はこの石塔です。
7世紀から8世紀に作られた横穴墓とのことで、後に義時がお経を収めたとの伝説があります。
⑥珍場神社
義時が安千代の死を嘆き若宮八幡宮として祀ったのが始まりと言われています。
⑦千葉寺
山を上がっていく必要があり途中で断念しました。
⑥上の馬場
遠いので最初から断念しました。
政子コース
①北条政子産湯の井戸
北条政子の産湯に使ったという伝説のある井戸です。
②史跡北条氏邸跡(円成寺跡)
発掘調査により鎌倉時代の建物跡や井戸が見つかっています。
ただの原っぱにしか見えませんが・・・
実はこのとおり。
こっちも同じように。
実はこう。なんかあったような気がしますね。
②眞珠院 八重姫御堂(静堂)
頼朝の最初の妻の八重姫を供養する御堂があります。
④願成就院
北条家の氏寺として、時政が建立しました。
⑤光照寺
光照寺には2代将軍頼家の「病相の面」があります。
⑥成福寺
8代執権北条時宗の子、正宗が最高したと伝えられています。
⑦蛭ヶ島 頼朝政子像
源頼朝が配流された「蛭ヶ島(ひるがしま)」。その歴史を伝える石碑と、頼朝と政子が富士山を望む「蛭ヶ島の夫婦」という像があります。
天気がわるく得体のしれない銅像になってしまいました。パンフレットのようにはいかないものですね。
⑧山木兼隆供養塔
遠いので最初から断念しました。
⑨山木兼隆館跡推定地
遠いので最初から断念しました。
⑩成願寺
遠いので最初から断念しました。
浄蓮の滝
浄蓮の滝にやってきました。伊豆の踊子の銅像が建っています。川端康成が伊豆を旅した時の体験をもとに描かれており、特に湯ヶ島・天城峠エリアが物語の舞台になっています。
浄蓮の滝は日本の滝100選に選ばれています。コバルトブルーの滝つぼが目を奪いますね。マイナスイオンが溢れて出ますね。
滝壺の下流にはマス釣り場があり釣りを楽しんでいる人が多数いました。
峰温泉大噴湯公園
峰温泉大噴湯公園です。ぼこぼこ湧き出る温泉ではなくてブシューッと天高く噴き上げる噴湯です。
足湯もあるので足湯に浸かって名物の温泉卵を食べながら、噴湯が吹きあがる様子を見て寛ぐプランです。
がーん、お休みですぅ。特に柵もなにも無いのでちょっと中を覗かせてもらいました。
一応見れました。今は淡々と湯気が上がっていますが、摂氏100度の温泉が、1日7回、地上30メートルの高さまで噴き上がるそうです。
豊泉の足湯処
噴湯は見られましたが足湯には浸かれなかったので、近くの足湯に浸かることにしました。実は河津には先ほどの「大噴湯公園の足湯処」以外に「河津三郎の足湯処」「さくらの足湯処」「豊泉の足湯処」「舟戸の番屋足湯処」があります。
今回は「豊泉の足湯処」に行きました。
だれもおらず独占状態です。
丁度いい湯加減です。あっという間に足元から温まり、疲れが抜けて行きました。
河津八幡神社
河津八幡神社にやってきました。祭神は、河津三郎祐泰とその息子、曽我十郎、曽我五郎です。
左手にあるのは河津三郎祐泰の銅像です。
河津三郎は、相撲四十八手の一つ「河津掛け」の考案者であると云われていて、境内には、力試しに使ったとされる手玉石があります。手玉石とは「かるく手玉にとる」からきています。
右手にあるのは曽我兄弟の銅像です。
領地争いから父・河津三郎祐泰を工藤祐経に殺害された曽我十郎・五郎の兄弟は、源頼朝が富士山裾野で催した巻狩の夜、最高責任者である祐経を討ち取ります。『曽我物語』として歌舞伎の演目にもなっている有名な話です。
宿泊:稲取温泉 伊東園ホテル 稲取
今日の宿泊は「伊東園ホテル」の一つ、「伊東園ホテル稲取」に宿泊です。
前2回はビジネスホテルですが、ここは温泉旅館です(wikipediaでは廉価ホテル)。
施設は古いですが、ビジネスホテルとは違ってロビーやお土産物コーナーもあります。
部屋は広くデスクだけでなくソファもあって、一人で泊まるには勿体ない感じですが、家具類はちょっと古い感じですし、キーもカードキーやオートロックではなく普通に鍵を差し込むタイプです。広いけど使い勝手はイマイチといったところでしょうか。
夕食:バイキング+飲放題
夕食は海沿いの温泉旅館ということもあり多少期待していたのですが、海の幸は種類・鮮度どちらの意味でも海なし県の旅館で出てくるものと大差なく、少しがっかりでした。
丁度、タンシチューフェアだったので、タンシチューも頂きましたが、トロトロになる程には煮込まれておらずむしろ固くてパサパサした感じでした。
本日の収支
ホテル代は、今日の宿は温泉旅館ということで、バイキング付きの宿をとったのですが、+2千円の価値があるかというと正直あてが外れたかという印象です。
内容 | 3日目合計 | 1日目からの累計 | |
---|---|---|---|
ホテル代(自己負担分) | ¥2,069 | ¥2,189 | |
その他費用 | ¥1,757 | ¥11,222 | |
うち、クーポン利用分 | ¥507 | ¥4,012 | |
合計費用 | ¥3,826 | ¥13,411 |
※「ホテル代(自己負担分)」は40%が割引され、かつ現地で使えるクーポン券分を差し引いた金額です。
『今こそしずおか元気旅』本日の学び
今日学んだ点を『全国旅行支援』と『今こそしずおか元気旅』、あと新たに車中泊と比べる意味で『リーズナブル旅』に分けて書きます。
【学び5】『リーズナブル旅』は朝食をしっかり食べる
朝をしっかり食べるのは一日の基本です。ビュッフェ形式でも美味しいおかずを出してくれるホテルは多いですし、朝充分に食べれば昼はコンビニでのおにぎりやパンなど軽く済ませることができます。これはおサイフにも優しいし日程が立て込んでいる時は食事による時間ロスも少なくすることができます。
【学び6】『リーズナブル旅』は夕食付きにするか否かはよく考えて検討する
もともと平日はクーポンで3,000円分貰えるので、昼食と夕食をクーポンで充分賄うことができます。またホテルで食べなくても外食のレストランで同等のものを食べることももちろんできます。
夕食付の宿泊プランを選ぶと逆にクーポンを使いきれない恐れもでてくるので、夕食付プランを選ぶときは、自分が食べたいものが料理に含まれているのか否か、外で食べるより充分お得か否かをしっかり吟味して選ぶようにしましょう。
本日のドライブルート
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