2019年のシルバーウィークは3連休が2回でしたが、そのうちの一つ、20日の金曜日に1日休みを取って4連休にして2019年9月20日(金)から21日(土)の1泊2日、車中泊の旅に行ってきました。行先は加賀温泉郷と福井の芦原温泉です。
加賀温泉郷は山代・山中・粟津・片山津という四湯からなる北陸屈指の温泉エリアで福井に近い石川県にあります。 芦原温泉も加賀温泉郷と近いのですが福井県です。
加賀温泉郷の総湯と足湯、芦原温泉の足湯を制覇する予定です。
【1日目】9月20日(金) 自宅⇒片山津温泉⇒粟津温泉⇒山中温泉⇒道の駅 禅の里
\おすすめ!/
キャンピングカーではなく普段使いのクルマで快適な車中泊をする上では、何もかもクルマの中で実現しようとは考えずに、食事はレストランでの外食、風呂は日帰りの温泉施設を利用と割り切ってしまい、クルマはベッドスペースとして利用することを主体に考えることをおすすめします。ベッドスペースとして利用することを考えた際の車中泊に適したクルマと、車種毎のおすすめクッション、シェード、カーテンなどの装備をご紹介します。ミニバンミニバンは、前席はそのままで2列目以降のシートアレンジにより大人二人+小さな子供一人程度... 【クルマ】車中泊をEnjoyするための車種毎のオススメ装備 - 車中泊ステーション |
片山津温泉
最初にやってきたのは、四湯の中では新しい湖畔のリゾート「片山津温泉」です。
片山津温泉 総湯
近代美術館のようなコンクリート塀と芝生に囲まれた建物の前にやってきました。
写真の画像を拡大するか目を凝らして見てもらえばわかりますが、これが総湯です。
片山津温泉を象徴する「片山津温泉 総湯」はガラス張りのスタイリッシュなデザインとなっており、ほかの加賀温泉郷とはかなり雰囲気が異なります。
「片山津温泉 総湯」は、440円で利用できます。
「総」の字が後から書き直したようにしか見えないのですが・・・
2012年にリニューアルしたばかりの新しい建物なので名前が変わった訳ではないだろう、とその時は思っていたのですが、ネットで検索すると以前は「片山津温泉 街湯」という名前だったようです。
受付で「加賀温泉郷パスポート」を購入し中へ入ります。このパスポートで温泉3か所に入れて800円です。ここなら電子マネー使えるかな?と思って最初にやって来たのですが残念ながら現金のみでした。
窓の向こうには柴山潟が見えます。
「潟の湯」と「森の湯」があり、毎日、男女が入れ替わります。今日は「潟の湯」でした。湯舟から柴山潟が見える「潟の湯」に入りたかったのでラッキーです。
事前に調べて知っていたのですが、ここのお湯は塩分が高いようで、顔を洗った際に口元についた温泉も塩辛かったです。
風呂上りに総湯の建物の裏手に出てみました。2階には「まちカフェ」というカフェがあります。
建物の裏手はすぐに柴山潟です。この日は風が強く水面は波が出ていました。
⇒片山津温泉 総湯はコチラ
片山津温泉 足の湯えんがわ
総湯の駐車場に車を停めたまま、5分弱の距離にある足湯まで歩きます。
足湯は、温泉街の中心部にある砂走(すなはせ)公園にあります。
池の向こう岸にあるウッドデッキとあずま家風の建物が足湯です。
写真にはぎりぎり映っていませんが先客が一人いました。丁度上がるところだったようでウッドデッキの先で足を拭いていました。
反対側に陣取りました。足湯って先客が一人とかだと妙に遠慮してしまいますよね。私だけ?
今回は温泉&足湯巡りだけなので暫くスマホを弄ってゆっくりしました。温泉と違って足湯はスマホを弄ったり本を読んだりできるのがいいですよね。
気が付いたら総湯に入っていた時間の倍以上入っていました。
飲泉もあります。が、備え付けのコップは沈没しています・・・ 汚い訳ではないでしょうが、ちょっと使う気にはねえ。
ちょうど持っていた水筒が空になったので、水筒に注いで頂くことにしました。が、温泉の出が悪く中々貯まりません。
少し貯まったところで諦めて飲んでみた。塩辛い、それも相当塩辛い・・・
そういえばさっき総湯で「辛いな」と感じたんでした・・・
水筒に注げた量が少なかったのが幸いだったかもしれません。少しの量でも飲み干すのに苦労しました・・・
長椅子の方は、私が来る前に居た人が帰った後もカップルが2組出入りしていました。
居ない隙を見計らって写真とりました。
⇒片山津温泉 足の湯えんがわはコチラ
加賀温泉郷パスポート
先ほど購入した「加賀温泉郷パスポート」です。利用できる日帰り温泉は、「山代温泉 総湯」、「山代温泉 古総湯」、「山中温泉 湯けむり健康村ゆーゆー館 健康湯」、「山中温泉 菊の湯」、「片山津温泉 総湯」、「加賀ゆめのゆ」、「別所温泉」です。
1枚は「片山津温泉 総湯」で既に使ってしまいました。残り2枚は、「山代温泉 古総湯」と「山中温泉 菊の湯」で使います。総湯はどこも400円以上するので、40%程度割引を受けるのと同じことになります。
粟津温泉(あわづ温泉)
2つ目は、北陸最古の古湯を誇る山あいの「粟津温泉(あわづ温泉)」です。片山津温泉からは少し北、金沢方面に行ったところにあります。
粟津温泉の泉質は、無色透明・純度100%の芒硝泉で、血管拡張作用に優れ、血液循環や新陳代謝を促進する効果があります。温泉街の老舗旅館の6件全ての宿が自家掘りの源泉を持っていることも特徴的です。江戸時代に実際にあった「おっしょべ恋物語」から「恋人の聖地」の一つとなっているそうです。
温泉に入る前にお昼を食べようと思ったのですが、左程お腹が空いていなかったので、コンビニでパンとコーヒーを買うことにしました。ついでに2Lのペットボトルのお茶も買いました。これを買っておくと水筒に詰め替えて持ち歩けるのでリーズナブルです。楽天Payでの支払いで543円。
粟津温泉 結びの足湯(瞑想の足湯)
まずは足湯から。実は2018年にも来ていて、この時はネットで調べて思っていたイメージと違っていたので道に迷ったのですが、今回はすぐにたどり着きました。
開業当時は24時間営業で、天の川をイメージしたイルミネーションが点灯する幻想的な足湯だったそうです。が、マナーの悪い輩が多かったようで今は22時頃までのようです。
ちなみに熱いです。でも暫く浸かっていると慣れます。
浸かっている時にカップルが来たのですが、遣っていられずに直ぐに断念して帰っていきました。
粟津温泉を開湯した泰澄大師の像です。
⇒粟津温泉 足湯はコチラ
粟津温泉 総湯
去年2018年に訪れた際は「粟津温泉 総湯」には入らなかったのですが、今回は入ります。総湯の前に10台程停められる駐車場があったのでそこで停めて館内へ。
「粟津温泉 総湯」は、420円で利用できます。ここも加賀温泉郷ですが、四湯の中では唯一「加賀温泉郷パスポート」が使えませんので現金で支払います。
建物は、こじんまりとしていてレトロな銭湯のような作りですが、比較的新しく綺麗です。
脱衣所から出たところには簡易な畳敷きの広間があります。まだ昼過ぎで早いので置いてあった雑誌を見て寛ぐことにします。
玄関や番台から丸見えなのでゴロゴロするのは少し気が引けますね。
外に出て玄関から右手に回ると温泉がでています。
「飲泉」と思ったのですが、よく見ると。
飲めないそうです。
「手湯」というのも珍しいですね。あまり利用するシーンが思い浮かばないですね。「足湯」を作ればよかったのに、と思うのは私だけ?
⇒粟津温泉 総湯はコチラ
山中温泉
三湯目は山中温泉へ。9月22日〜9月23日と「こいこい祭」があるとのことで、温泉街には規制の看板が準備されていました。山中温泉最大のイベントだそうで菊の湯の横の広場を中心にお祭りが行われるようです。
山中温泉は、大聖寺川の渓谷沿いに位置し、開湯1,300年を誇り芭蕉の句にも詠まれた伝統のある温泉です。「鶴仙渓」の渓谷沿いには1.3kmの遊歩道が整備されており、こおろぎ橋やあやとり橋など、美しい景観を楽しめる場所が数多くありますので川沿いの散策がおすすめです。
祭りの準備で温泉街にもトラックなどの工事車両が出入りしていて駐車スペースがなさそうだったので、「道の駅 山中温泉ゆけむり健康村」に行ってみることに。
ここも実は2016年に能登に行った時に帰りに立ち寄って一泊させて頂いています。
⇒朝ドラ「まれ」の舞台、能登と白川郷めぐり(2日目)
Google Mapを見ると道の駅から菊の湯まで歩けない距離ではないので歩いて行くことに。実際、散策しながらぶらぶら歩いて片道15分から20分程度でした。
菊の湯までの道が温泉街の中心の繁華街のようで「ゆげ街道」というそうです。
綺麗に整理された街並みですが、平日の日中なので人通りはまばらです。
山中温泉 笠の露
菊の湯の前にある足湯です。比較的小さな足湯で、源泉の周りを円形に囲むように3つのベンチ(?)があります。
この写真は菊の湯から上がってきた時に再度立ち寄って撮ったのですが、最初来た時は3つある長椅子は全て埋まっていました。
ぶらぶらしていると一つが空いたので利用させて頂きました。
15分ほど歩いてきただけで足が疲れたという程ではありませんが、それでも歩いた後の足湯は気持ちいいですね。
天井には説明書きがあります。
説明書きには1回100mlから200ml、1日に200mlから1,000mlまでとあるので飲みすぎても良くないのでしょうか?
ここは飲泉できるようでしたので水筒で受けて頂きました。片山津と違ってしょっぱくはないのですが、美味しい訳でもないです。なんでも水素が豊富に含まれていて生活習慣病予防にいいらしいですよ。
⇒山中温泉 笠の露はコチラ
菊の湯は男湯と女湯とで建物が別になっていて広場を挟んで建っています。
こちらは女湯です。
女湯の隣には山中座があります。山中節の歌と踊りが見られるそうです。お土産物屋もあります。
名誉座長は森光子さん。山中温泉には数年前まで「森光子一座記念館」というのもあったそうです。
菊の湯のそばの広場では「こいこい祭」に使われる櫓の組み立て作業がされていました。
山中温泉 総湯 菊の湯
足湯の次は総湯に行きます。男湯のほうは総湯の玄関前に二羽の鶴がお出迎え。
逆側に廻ると飲泉所があります。熱い!
「山中温泉 総湯 菊の湯」は、440円で利用できます。「加賀温泉郷パスポート」が使えるので2枚目を使用します。
かけ流しと併用して衛生管理のため循環ろ過装置が使われているそうで、ネットのレビュー等を見るとお湯そのものには魅力が無いように書かれていたりしますが、私個人としてはとても良かったです。お湯そのものものの良さだけでなく、1mほどの深い浴槽にお湯がなみなみと入っていて、なんとなく満たされた気分というかリッチな気分になりました。
歩いて「道の駅 山中温泉ゆけむり健康村」に戻ります。ここで車中泊するか否か迷ったのですが、平成28年3月19日にオープンした道の駅「禅の里」に行ってみることにします。
⇒山中温泉 総湯 菊の湯はコチラ
ソースカツ丼「レストラン ふくしん」
夕食は、途中で福井市内に寄り道してソースカツ丼を食べることにします。福井に来るとどうしてもソースカツ丼が食べたくなりますね。ヨーロッパ軒にしようかとも思ったのですが、「ふくしん」というお店が美味しいと評判だったの行ってみます。
最初は店が分からず通り過ぎてしまいました。ちゃんと看板でてるじゃないですか。
駐車場は店の前と横にもあります。他府県ナンバーも多く、県外からのリピーターとしてくる人もいるようです。
カツ丼の大を頼みました。
福井県ではカツ丼というと卵とじではなくソースカツ丼を指すことが普通なので、メニューでも単にカツ丼となっていますが、出てくるのはソースカツ丼です。
4枚の大きめのカツが乗っていて、その上に蓋がのっかっている感じです。
蓋を取ってみるとカツの多さが分かると思います。
このままではご飯が食べにくいので一旦カツを蓋に移して1枚づつご飯の上にもどして食べます。
ボリュームだけでなく味も美味しくて満足です。4枚をあっという間に食べてしまいました。
カツ丼の大はこのボリュームで1,100円です。電子マネーが使えるか聞こうかとも思ったのですが、レジ回りにはそれらしいものが無かったので現金払いにしました。
道の駅 禅の里(宿泊地)
道の駅に到着した時には既にあたりは真っ暗だったので、写真は翌朝取ることにしました。
Amazonプライムビデオからタブレットにダウンロードした海外ドラマを3本程見て寝ました。というか見ている内にいつの間にか寝ていました。
⇒道の駅 禅の里はコチラ
1日目まとめ
1日目は加賀温泉郷の四湯のうち、片山津温泉、粟津温泉、山中温泉の総湯と足湯に入りました。残りは山代温泉一つとなったので、2日目に山代温泉の総湯と古総湯の両方入るか、近くの福井の芦原温泉に行ってみるか、迷うところです。
1日目の収支は以下のとおり。自分の中では電子マネー化を促進中なのですが、現金比率が高いですね。温泉とかでも使えるようになるのはいつのことでしょうね。
分類 | 金額(円) |
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