コールマンから、2019年の新商品としてオールシーズン対応の封筒型寝袋が発売されました。
寒い冬も暑い夏もひとつの寝袋でカバーできるって、一体どういう商品なんだろう? ということで調べてみました。
商品名は「マルチレイヤースリーピングバッグ」です。
封筒型の寝袋で、値段は約13,000円程度。これ一つでオールシーズン使えるとなるとお得ですよね。
\おすすめ!/
キャンピングカーではなく普段使いのクルマで快適な車中泊をする上では、何もかもクルマの中で実現しようとは考えずに、食事はレストランでの外食、風呂は日帰りの温泉施設を利用と割り切ってしまい、クルマはベッドスペースとして利用することを主体に考えることをおすすめします。ベッドスペースとして利用することを考えた際の車中泊に適したクルマと、車種毎のおすすめクッション、シェード、カーテンなどの装備をご紹介します。ミニバンミニバンは、前席はそのままで2列目以降のシートアレンジにより大人二人+小さな子供一人程度... 【クルマ】車中泊をEnjoyするための車種毎のオススメ装備 - 車中泊ステーション |
3枚のレイヤーの組み合わせによりオールシーズン カバー可能な構成
商品名と写真から大体想像できると思うのですが、3つのレイヤーの寝袋を組み合わせることで、4シーズン対応できる仕組みになっています。
冬の寒さ対策として、寝袋を2枚重ねて使用することはかなり効果的で、冬用のダウン製のマミー型を買うよりもコスパに優れているため、ポピュラーな手段になっています。ただ、今までは、夏用・冬用などがそれぞれ販売されていて、2,3枚を重ね合わせる前提でセットで商品化されているというものは無かったのではないかと思います。とっくに商品化されていても全然おかしくないと思うのですが・・・・
3枚は、外側からアウターレイヤー、ミッドレイヤー、フリースとなります。
冬用の構成
快適温度: -5℃
いちばん外側に「アウターレイヤー」、その内側に「ミッドレイヤー」、そして「フリース」と、すべてのレイヤーを重ねて使用することで快適な環境をつくります。
「フリース」は掛けではなく式毛布です。
春・秋用の構成
快適温度: 5℃
「アウターレイヤー」と「フリース」だけの組み合わせが基本ですが、気温に応じて「アウターレイヤー」と「ミッドレイヤー」といった組み合わせもできます。
夏用の構成
快適温度: 12℃
「ミッドレイヤー」と「フリース」の組み合わせが基本ですが、夜間の気温によっては、「ミッドレイヤー」のみや「フリース」のみとすることで温度調整ができます。
マルチレイヤースリーピングバッグの特徴
最も特徴的な点は3層構造になっていて組み合わせにより温度調整が可能な点ですが、それ以外にもあります。
通常より大きい
大きさが、約 90×200cmあり通常の寝袋より大きいです。大きいので、布団のような寝心地が期待できますが、車中泊に使う場合はクルマの室内幅分に二人が寝るとなると、かなり布団が重なってしまって身動きができないのではないかと思います。
ちなみに私のジムニーでは1枚90cmの横幅をとるには運転席も倒さないと無理なのであきらめました・・・
75×190cmぐらいのサイズものも商品化してもらえると「買い替えようかな」って気持ちになりますね。
重さは4.9kgあるのですが、これは車中泊であればクルマが運んでくれるのでさほど気になりません。収納バッグのサイズが52x39x38cmということなんですが、とてもこの中に毎朝収められる気がしません・・・これだけで一汗かくことになりそうです。この点についてはどの寝袋を使っても共通の課題ですし、クルマの中にドンと置いておいても左程困らないかと思います。
レイヤー同士の連結が可能
寝ているときにレイヤー同士がずれてしまわないように、「アウトレイヤー」と「ミッドレイヤー」を連結できるようになっています。同じように「フリース」と「アウトレイヤー」または「ミッドレイヤー」とも連結できるので、夜中にズレてしまって寝苦しかったり寒かったりといった心配はありません。
マルチレイヤースリーピングバッグのまとめ
オールシーズンに対応したシュラフで商品化されているものは他にはありませんし、3層の組み合わせのバリエーションにより様々な温度環境に対応できるのに約13,000円程度というリーズナブルな価格もありがたいですね。
車中泊に利用するクルマの室内スペースと比べて、問題なく寝られるサイズであれば、おすすめだと思います。
その他のシュラフ
その他のシュラフについては、以下をご覧下さい。
春秋の車中泊用のシュラフについて説明します。シュラフを選ぶ場合の最も重要な基準は保温力です。寒くて眠れなかったり、朝方に目を覚ましたりして寝不足が続くと、折角の旅行も辛い修行になってしまいます。その次に寝心地、最後に大きさ・重さです。大きさ・重さは登山のように自力で持ち運ぶのではなく、車中泊では車が運んでくれるのでさほど重要ではありません。もちろん小さい方がかさばらないので狭い室内ではありがたいのは確かです。シュラフ(3シーズン用)の選択ポイント保温力寝袋を保温力で分類すると、使用時期によって大... 快眠の必需品 シュラフ(3シーズン用)[2023年版] - 車中泊ステーション |
夏の車中泊用のシュラフについて説明します。夏に車中泊をする場合、そもそもシュラフが必要なのかという疑問があるでしょう。家の中で寝る場合は夏場は布団を掛けていない人も多いでしょうし、平地での真夏の車中泊だと汗だくとなることもあります。極端な話不要だと言えます。ただし、標高が高い場所の場合は話が違ってきます。特に朝方となると夏でもひんやり冷え込むケースもあります。車中泊で旅する場合は、いろいろな場所をクルマで点々とすることが多いでしょうから、標高の高い場所での寝泊まりへの備えは必要です。シュラフ(... 快眠の必需品 シュラフ(夏用)[2023年版] - 車中泊ステーション |
冬の車中泊用のシュラフについて説明します。冬にシュラフを選ぶ場合は保温力が唯一の基準と言っても過言では無いでしょう。クルマは思っている以上に密閉性、保温性が無く、暖房を切った状態では外気温とほぼ等しい室温にまで下がります。風を遮れるので体感気温としては幾分寒くない程度であり、真冬の深夜から明け方の気温では低体温症となる可能性もあります。また、積雪時にエンジンを掛けっぱなしにして寝ると、マフラーが塞がれ一酸化炭素中毒となる危険もあります。保温力の高いシュラフを準備するとともに、毛布や予備の衣類... 快眠の必需品 シュラフ(冬用)[2022年版] - 車中泊ステーション |
応援ポチッとお願いします!